2020.01.11 登録
[ 東京都 ]
新型コロナウイルスの一連の騒動の中
2時間600円(バスタオル大小、カミソリ、歯ブラシ付き)という破格の安さで、僕たちにサウナを提供してくれています。
負けるな、みんな。
負けてたまるか。
そんなことを思いながら、見上げた空には月がいつものとおり浮かんでいました。
今日も月が僕らを見ていて、明日のノックする音が聞こえてくる。それはあるいは山手線の電車の音だったかもしれないけれど。
そして、2020/04/08から当面の間、サウナは休業されるそうです。
銭湯は引き続き営業してくださるとのことです。
[ 東京都 ]
終電間際にチェックイン。
当然のように人は少ない。
時間の影響もあるだろうし、ご時世の影響もあるだろう。
サンフラワーであったまってから、自宅まで散歩する20分。
夜桜があったり、線路沿いを歩いたり。
ダンスの練習をする若者がいたりと
ふだんでは目にしない景色を見ながら、もしも僕が詩人だったらなと思う。
もしも僕が詩人だったなら、きっと美しい言葉であたたかな情景を描けるのになあ。
[ 東京都 ]
実家のベランダのような外気浴スポットから見える空には飛行機雲と一番星があった。
夕暮れの空が照らす中、もう少しで満開の桜が春風に揺れてすらいた。
桜、飛行機雲、一番星。
いつもどこでも見れる風景だ。
でも、僕は、いつかどこかで見た風景にしてしまっていたのだ。
他人や社会のペースではなく、自分のペースでいこう。
[ 神奈川県 ]
春のそよ風が吹く中、露天風呂の椅子に座っていた。
目の前にはテントサウナがあり、薪の燃える香りが僕を包んでいた。
そんな春の風が僕の中のどこかのドアをゆっくりと開けていってくれた。
日々のお酒やちょっとした趣味では開けることのできなかったドアだ。
僕にしたって、そんな隠れたドアがあることに気付いてすらいなかった。
でも、風はいつもなんだってお見通しなのだ。
「5月の風をゼリーにして」ほしいと願った詩人は誰だっただろう?
そのドアから何が覗くだろう?
そのドアから何が覗けるだろう?
僕が持っているドアだけれども、僕は鍵を持っていなかったのだ。
でも、春の風は鍵を持っていてくれた。
僕も、と僕は思う。僕もそうあれればいいな。
誰かが開けられないでいるドアの鍵を僕が持っていられればいいのにな。
店員さんに「ビールをください」と声をかける僕を、また春のそよ風がなでていった。
[ 東京都 ]
日曜の深夜3時。
街は当然だけれど寝ている。
僕だっていつもは寝ている(ときもある)。
けれど、そんな深夜でもあたたかく迎え入れてくれる場所がある。
驚くことに深夜割増料金がかからないのだ。
深夜だろうと、早朝だろうと会員が90分利用するならば880円なのだ。
「サウナにあった体になっていく」と誰かが言った。
でもあるいは、僕らはいつもそうかもしれない。
それは水滴一粒ぶんのかなしみと、砂糖一粒ぶんのほほえみを含んだ何かなのだ。
サンフラワーではドライサウナに入り、水風呂に沈み、休憩せずにスチームサウナへと向かう。
気づいたら、そうなっていた。
セックスのときにどこからキスするかが決まっていくのと似ているかもしれない。
ユング心理学の第一人者・河合隼雄さんは「セックスとは自分の体と、こころをつなぐトンネル」だと言っていた。
他者とつながるものではなく、自分の体と、こころなのかと膝を打ったものだ。
さて、もう一度、自分の体と、こころをつなぎにいこう。たくさんの汗をかきながら。
[ 東京都 ]
「時には昔の話をしよう」といった歌手がいましたね。
時にはスパにいこうと思い立つのはサウナーのさがかもしれません。
シューズキーが、そのまま清算の母艦キーとなったり
ロッカーの感じとか、浴場のスペースの贅沢かつ無駄のない使い方とか、サウナ王がコンシェルしたのかな?と思いつつ(調べてないです)
高温サウナも中温サウナも、問題点などあろうはずもなく、水風呂には備長炭が入っていたりと
一歩先のサービスをしっかりと提供してもらえます。
しいていうのならば、外気浴スペースで、男湯は外の風景がほぼ見えないところ。
この日はたまたま季節外れの寒気がやってきていて、雨が雪になりかけていました。
雪を浴びながら、外気浴できたら最高だったかな…とか。
女風呂はどうやら、空をのぞけるらしく、雨や雪を受け止められそうです。
館内着、タオル、施設のよさ。
どれも値段にしっかりと見合っていて、しっかりとした時間を味わうことができました。
[ 東京都 ]
宇多田ヒカルさんの「道」という曲が急にリフレインしたのは、ととのい椅子に座っていたときだった。
打ち込みの音はあるいは少女が歩いてる音にも聴こえた。
タイトルに沿ったアレンジともいえる。
歌詞の中にも「転んでも起き上がる」といったフレーズがあることから、そう思うことは誰にも否定されないだろう。
現にこの曲は散歩しているときに聴くと不思議にしっくりとくる。
しかし、サビで打ち込みの音は速くなる。
散歩中であれば曲のリズムと、自分の歩幅が合わなくなる。
どうしてだろうか?
そうか、少女は走りだしたのだ。
忘れたくない、見失いたくない、手放したくないなにかを追いかけているのかもしれない。
真摯に、まっすぐに、ひたむきに走る女の子に誰が追いつけるというのだ。
椅子の上でのまどろみの中、僕はそんな少女の背中を見つめていた。まぶしく、はかなく、愛おしい光だった。
それにしても、どうして、この曲のリズムのことに思いがいったのだろうか?
僕の鼓動がそうなっていたのだ。
僕もまたそれを持っているのだ。
それを持っていられていることのあたたかさすら感じることができる。
それは僕たちが人生の中で持ちうる数少ないけれども、でも確かなぬくもりのひとつなのだ。
でも、あるいはその温かさは、ガラス越しに伝わってくるスチームサウナのぬくもりかもしれなかった。
[ 東京都 ]
シューズキーはフロントに預け
前精算。
バスタオルとフェイスタオルはロッカーの中に。
縦型ロッカーなのもうれしい。
スチームサウナでひたすら蒸される。
他にお客さんがいない場合はスチームサウナ内のシャワーで冷水を浴びると
ことさら、深い世界に入り込める。
高温サウナよりも、スチームサウナが楽しくなるとは自分でも驚きです。
それぞれの施設に、それぞれの楽しみ方や、ととのい方があるのだなあと再認識。
次はどんなサウナを、どんなふうに楽しんでやろうか!と思うと、ついついスキップしたくなりますね。
[ 東京都 ]
巣鴨のとげぬき地蔵側に出て、駅を背に右に数十秒。
そこにはまぎれもない太陽のようなサウナがあった。
スチームサウナをこんなにいいと思ったのは、しきじと湯らっくす以来だ。
スチームサウナに約5~6分。
水風呂に入って、休憩を挟まずに
ドライサウナに約5~6分。
そして、からだが飲んでいく水風呂へ。
スチームサウナ側のととのい椅子は背中と頭がスチームサウナのガラスに触れることになるので、ほんのりとあたたかく、そのぬくもりは天女に抱き締められているかのような錯覚を覚える。
水風呂に入りながら、僕は雨が降っている世界を思い起こしていた。
僕たちはつい、雨が降る音ととらえがちだけれど
見方を変えれば、それは世界が雨を飲んでいる音なのだ。
アスファルト、傘、屋根。
時にはキュートな女の子の髪、僕たちの鞄が
この渇いた世界で雨を飲んでいるのだ。
さらには僕が歩くときに鳴らす音は世界が僕を受け止めてくれている音なのだ。
キスのときに鳴る音もあるいはそう考えることができるかもしれない。
ささいなことだったのだ、世界はほんのすこし視座を変えるだけで
がらりと景色と彩りを変えてくれるのだ。
美しい音色に包まれながら、僕たちは太陽を追いかけて、首を回していこう、ひまわりのように。
[ 東京都 ]
3月7日にレディースイベントをするようですね。
館内着着用とはいえ、フィンランドサウナでアウフグースを楽しめるそうです。
レスタのサウナのオートロウリュの頻度をもう少し狭めてほしいと思うのは僕だけでしょうか。
毎時30分ではなく、30分ごととか。
とはいえ安定中の安定のレスタ。
サウナ室の広さ、水風呂の大きさ、ととのい椅子の数、アメニティの種類と安定してます。
ビート板とかで座れたら、なお、気持ちよく没入できるのですが。
外気浴中に通り雨が降って
全身で雨を受け止める機会なんて、子どものころに缶蹴りをしていたとき以来だったので
たまらず、笑みがこぼれました。
ずいぶんと遠くまできたものだなあ
でも、ここから見える景色もそう悪いものじゃなくって。
明日はどんな景色を見れるだろう?
[ 東京都 ]
深夜のレスタで星の見えない空を見つめていると
なんだか、そんな空をふわふわと飛んで、ネオン街を見下ろしている気分になっていく。
街にはいろんな明かりがあって、こんな時間だから、どんどんと明かりは消えていく。
けれど、それは明日また輝くための休息なのだ。
光がないからといって、それは消えてしまったのではないという当たり前のことに気づくと、僕はくしゃみをした。
さて、もう一度、サウナであたたまろう。
[ 埼玉県 ]
土曜の14時に来館すると、そこにはとてもあたたかな光景が広がっていた。
パートナーのぬくもりを受け止めながら、ソファーに座り、漫画を読んだり、スマホで一緒に動画を見たり、あるいはお互いの心音を無言で感じ合う人たち。
大磯のプリンスホテルのサウナよりも、もう少しだけ若く青い光景だった。
浴場でも髪は濡らさぬように頑張る若者もいた。
そう、それでよいのだ。
君たちには青くさい時間を死ぬまで生きる権利があるのだ。
僕だって物分かりよく老いさらばえるつもりはないけれど
まぶしく、すべてを焼き尽くすかのような青い光に満たされた時間はもう掌からこぼれ落ちていってしまっている。
もっとバカであれ、もっと青くあれ、そしてもっと恋をしておくれ。
そんなことを考えながら、サウナコタでセルフロウリュをしていると、湯気がどんどんとにじんでいった。
汗をぬぐい、何分かの間をおこうとも、湯気のにじみは止まらなかった。
大丈夫、僕には水風呂が待っていてくれるのだ。
彼女の冷たいぬくもりに包まれることを想像しながら、にじみゆく湯気を見つめていた。
[ 東京都 ]
平日の夜に来訪。
18時前後は混むが、20時を過ぎると落ち着いていました。
あるいは西口のかるまるの影響でしょうか。
フロント横のミント水と、リンゴ水で気分をさっぱりさせ、安定の浴場へ。
オートロウリュは1時間おきで、●●時30分のタイミングで発動します。18時30分、19時30分といった形で。
水が降り注ぐ前にサウナ上のライトがつくのが、なんだか神々しくて
時間直前はついつい「まだか、まだか」と見つめ続けてしまいます。
後光がさして、雲の隙間からめぐみの雨がふとこぼれ落ちていく。
農耕民族だったわれわれはあるいは遺伝子レベルにそんな風景への憧憬が刻まれているのかもしれません。
チェックアウト時にいま一度、ミント水と、リンゴ水で現世へと帰る気分にシフト。
今日もサウナのある世界でよかった。
[ 東京都 ]
なんでもない下町の銭湯サウナ。
客層もやっぱり、頭が白くなった人や
中学生ぐらいの子どもたち。
そうそう、そういうのもいいんです。
それなのに、水風呂は井戸水を汲み上げた軟水。
温度は17度ぐらいかな。
それなのに、いつまでも入っていられます。
いい水風呂って、どうしてだか「いつまでも入っていられる」と思うんですよね。
水風呂に入っている間、思い出したのは子どものころ
砂場でどろんこ遊びをしたときのことです。
水も、砂も単独なら、それだけのことなのに
混ぜると「泥」になって、子どものおもちゃになる。
そんな思い出の泥に包まれるような感覚の水風呂でした。
[ 東京都 ]
実家や親戚の家に来た感覚になれます。
手ぶらでいけるのもいいですよね。
サウナはそれなりに広くて
水風呂も思ったよりも冷たくて
何より、摩訶不思議な外気浴が魅力です。
周りのマンションなどからの景観を逆に心配してしまうぐらいです。
マンションの窓からこぼれている明かりが消えていき
暗かった窓に光がともったりして
「そうだ、これもある種の星の光なのだ」なんてことを感じます。
そう考えられれば星のない東京の夜も、昨日よりほんのティースプーン1杯分かもしれないけれど、明るく、あたたかく、優しく見えてきます。
山手線の音が聞こえると、自分はぜいたくな時間を過ごしているなと気づいたりもして。
女性は22時からも600円で
男性は12時〜14時30分の間なら600円でサウナに入れるというのは本当にすばらしいですよね。
[ 東京都 ]
サウナはなんとなく好きだけれど
いわゆるサ道的なサウナ活動はしていなかった友人たちと来訪。
最近、気づいたことですが
サウナ室や休憩スペースでの団体客の会話で一番、疲れるのは
仕事の話や、恋愛の話や、プライベートの話ではなく
「あそこのサウナがよかった」「ここの水風呂はどうだ」という
サウナーによるサウナの話がサウナで一番、聞いていて疲れるというジレンマです。
なので、友人たちとも囁き声で「あと数分後にオートロウリュがくるから、もう少し我慢してみよう」などと会話していましたが
案外、これもほかのサウナーの方にとって、邪魔なのかなと反省しております。
サウナは孤独(自分)と向き合える貴重な時間を提供してくれると考えている自分にとって、ソロサウナが一番、向いてるのかなと思慮の日々です。
お世辞にいっても、もろ手をあげて素晴らしいサウナとはいえないかもしれません。
けれど、ビジネスホテルのプラスアルファとしてのサウナとしては評価はすばらしいです。
オートロウリュがあり、水風呂にはセルフバイブラというギミックがあり
アメニティーも赤坂のオリエンタルリゾートと同じくしっかりとある。
浴場もサウナも広くはなく、いくぶん「なんだか窮屈だな」という思いにあなたはかられるかもしれません。
けれど、作る必要のなかったサウナを準備してくれたという
センチュリオンにやはり、感謝しなければいけないでしょう。
サウナがなくても回る世界で
窮屈だろうとひとつのサウナをこの世界に誕生させてくれたことを感謝したくなる
そんなサウナでした。
[ 東京都 ]
知らなかった駅で降り
来たことのない町に立ち
歩いたことのない道を歩く。
露天風呂から見える空も
露天水風呂からのぞく空も
僕の知らない空で、僕を知らない空だ。
サウナ室の天井も、水風呂の天井もやっぱり、僕を知らないし、僕も知らなかった。
そんなはじめましての熱と水に包まれて
僕は目を閉じる。
新しく知った駅名、町並み、道。
歩いたことのなかった道を歩く足音もなぜか、違って聞こえる。
靴を変えたわけでもないのになあ。
そうか、こころが変わったんだ。きっと今、僕は足取りが軽いのだ。
さあ、僕を知ってる、僕も知ってる人のもとに帰ろう。
[ 東京都 ]
2月15日に行こうと思ったら、浴槽の不調のためと営業停止していました。
来訪してくれたお詫びにと500円割引券をもらったので、営業再開とともに応援サウナにお邪魔しました。
やっぱり、レスタは安定しているなあ…
サウナマットの交換のタイミングはもう少し早くても良い気はしますが。
[ 東京都 ]
仕事終わりにどうしても未開のサウナに行ってみたくなる日ってありますよね。
それは新しい靴を買った日の夜に似てるかもしれません。
寝る前に「明日は絶対に新しい靴をはくんだ」と思うと
不思議と目覚めもよくなる、あの感じ。
子どものころのピクニックの前日にも似た、あの感じ。
そんな郷愁というか、憧憬のようなものを抱えながらニュー椿へと。
三田線なら西巣鴨、都電なら新庚申塚が近いと知ったのは
JR山手線の巣鴨駅に降りて歩いているときでした。
大体、徒歩だと9分前後でしょうか。
アメニティーは無料という意味では
本当にボディーソープとリンスインシャンプーしかありません。
それも立ちシャワーのところにしかないので注意です。
手ぶらでサウナ(1300円)で入ると
バスタオル、フェイスタオル、サウナキー
ミニボトルのシャンプーとリンスとボディーソープをもらえます。
今度、銭湯にいくときにでも再利用しようかな。
給水機はサウナゾーンにしかありませんが
サウナゾーンが本当に完結されていて
立ちシャワーがあり、水風呂があり、ととのい椅子があり
そして、サウナが2つあります。
ロッキーサウナのオートロウリュは熱すぎないけど110度という
不思議な感覚を与えてくれるサウナです。
ここはタトゥーもOKなので、僕もたまたま、お花を背中に抱えた
ロマンスグレーの方と同席しました。
サウナ室でロマンスグレーの方が座ろうとした箇所が狭くて
別のおじさんが少しスペースをあけてくれたときに
「すいません、どうも」と柔和に笑顔を見せ
その際に背中の花が揺れていたので
僕はそろそろお花見の季節だなと思いだしながら
歩いて帰りました。
お花見っていいですよね。
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。