カプセルイン大塚
カプセルホテル - 東京都 豊島区
カプセルホテル - 東京都 豊島区
祝日 夜
人出 少
「障害と諦めるはイコールであってはいけない」
サウナ室に入ると、タオルが一時的になくなっていた。
床には何枚かのヴィヒタの葉が落ちていた。
壁に飾ってあるヴィヒタの葉は少なくなっていた。
誰かが間違ったウィスキングをしてしまったのだろうか。
気持ちはわかるけれど、生木でしないと…
それにしても、CIOの努力には感服する。
ととのい椅子が増え、氷が増え、ヴィヒタが増え、ビート板が増えた。
施設として、決してA面シングルのような華やかさはないかもしれない。
けれども、アルバムのコンセプトソングのような存在感と、たしかなぬくもりがある。
ここの水風呂に入っていると、よく思い出すのがMr.Childrenの「DISCOVERY」内の「image」なのも偶然ではないように思う。
この施設の進化は僕にある種の義足を連想させる。
「ギソクの図書館」という施設を作った方が「走るという当たり前のことを障害ゆえに諦めようとしている人たちが当たり前に走れるように」というコンセプトで設立した施設だ。
障害と諦めるはイコールであってはならないのだ。
CIOもそうだ、かるまるなんかと比べて、いくつかの障害はあるだろう。しかし、それは「できない」ことではないのだ。
工夫を重ねて、ちょっとしたアプローチでできるようになったり、また違う輝きを放つことばかりなのだ。
充実していくCIOのサウナ環境を見つめる僕の脚から流れた汗が、床に落ちるヴィヒタの葉をしめらせていった。
歩いた距離 1.3km
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