カプセル&サウナ ロスコ
カプセルホテル - 東京都 北区
カプセルホテル - 東京都 北区
週末 夜
人出 中
「まるでシャボンのやうに」
仕事に向かう途中、広場の中、シャボン玉で遊ぶ笑顔の園児たちがいた。
風のいたずらでシャボン玉は少し離れたところを歩く僕の鼻先に当たり、はじけていった。
晴れた5月の朝はそんな風景を眩しくしてくれた。
仕事が終わるころは雷雨の予報だったけれど
雨が降る前にロスコに着けたのは幸運だ。
1セット目のサウナを寝転び続けて終え、地下水の水風呂につかり、ジャグジーゾーンの外気浴をしようとしたら、雨が降り始めた。
大粒の雨だ。
ジャグジーを足湯代わりにしながら、僕は2セット目へ向かう。
外からは雷の音さえ聞こえてきた。
3セット目の外気浴中に体に降りしきる雨を見つめる。
体に当たり、はじけていく雨粒。
僕は朝方のシャボン玉ではしゃぐ園児を思い出していた。園児とシャボン玉。5月の陽光。
もしも、と僕は思う。もしも、僕が中原中也と同時代の詩人だったならば、きっと「まるでシャボンのやうに」というタイトルの詩を綴っただろう。
でも、僕は詩人でもないし、マスクをつけなければいけない時代に生きている。
雨粒はそんなことを考える僕の鼻先に当たり、またはじけていった。
歩いた距離 1.3km
奥のサ道さんはじめまして!ロスコのSGE風呂空間が詩になるなんて。心が動きました!あ、遅くなりましたがいつも投稿を楽しみにしております(^^)サウナ詩人か詩人サウナーか。書にして施設に飾ったら最高だなぁ。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら