奥のサ(isanow)

2022.04.19

1回目の訪問

「愛こそが」

あるとき、ある若者が、ある言葉を叫んだ。
「群馬に毎日行きたくなるようなサウナを作りたい」

似た言葉を叫ぶ人はたくさんいるけれど、彼の言葉には熱の胎動を感じた。バカみたいだけれど、僕はそう感じ、見守り、応援していた。

世界を変えるのは、いつだって、バカなのだ。バカになれることがあるならば、それはもはや幸せと呼んだっていい。

そうやって一人の若者が作り上げた「毎日サウナ」は、ここにしかない衝撃を与えてくれる。
サウナ室のベンチの深さ、2種類の水風呂、ととのいスペースの寝転びスペース。
それらの一つ一つに愛があった。あるいはそれは偏執的な、バカな愛かもしれない。けれど、まぎれもなく、あたたかな愛だった。オーナーのねっぱやしさんの微笑みの残像すら見えた気がした。

新しくできる施設はたくさんあって、最初は追いかけていても、だんだんと把握できなくなってくる。
あるいは高級おひとりサウナが多くできていく中で、いくぶん、寂しさもあったかもしれない。

そんな中、産声を上げたパブリックな施設だ。
前橋までの往復代を考えると、近場の高級サウナに入れてしまえる。
けれど(そう、本当に、けれど!)僕はまた毎日サウナに行くだろう。
また、ねっぱやしさんに会いにいくだろう。

サウナ室だけが僕らをあたためるのではない。
愛こそが本当の意味で僕たちをあたためるからだ。

なんだか、ラブレターみたいになってしまったので
そろそろ、筆を置こう。

最後にあえて、気になった点を書いてみる。
サウナ室のガラスからさす浴場の明かりのおかげで
せっかくの薪の明かりというコンテンツが霞んでるような気がするのでした。

では、また毎日サウナで。

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