地図からサウナが探せる！

天空のアジトマルシンスパ

温浴施設 - 東京都渋谷区

ととのったっき〜

2021.12.29

2回目の訪問

「天空のアジトでオジサンを取り戻す瞬間」
【Re 年末年始大型関東サ旅⑬】
昨今のサウナブームで大人気となったマルシンスパに底冷えする夜道を向かう…

前回はお昼時に訪れた。
若者連れで賑わい、コンパクトな浴場の小さなサウナ室の扉の前には行列ができ、若者のアジトとなっていたのだ。

22時初めてのナイトプランで再訪。
レストランが閉店し終電が迫り入れ違いに利用客が減っていく。
浴場に向かうと若者連れは相変わらず多かったが、行列や混雑はなくキャパに収まっていた。
身を清めて小さな浴槽で湯通ししたらサウナへ。
中央にikiストーブが構え、奥に8人ギリギリ座れる2段座面はもう埋まっている。
手前に背もたれでゆっくり座れる2席があり、こちらは熱さの体感弱めで空いていたので座る。
菱形の3つ窓からぼんやりと外の景色が眺められ、目線を下げれば備長炭とクリスタルの装飾が美しい。
102°Cで湿度はやや高め、むき出しのikiストーブの熱圧で熱さを感じ汗をかける。
若者がセルフロウリュしお尻に敷くビート板で撹拌している。
その姿を横目に心地良く流れるジャズを聴きながら夜のアジトの雰囲気を楽しむ。

サ室を出たら大きい水風呂。
17°Cの茶褐色の地下水はとろみのある水質でやみつきになるアジト水。

休憩はイスに座れるが脱衣所に戻り、腰にバスタオルを巻き右奥の扉を開けた先の外気浴スペースに自然と足が向かう。
そこに広がるのは眼下に住宅地、遠くに高層マンションのネオンが光る東京の夜景を見渡せるのだ。
冷たい外気が心地良い…
夜は有り余る体力をサウナにぶつける若者たちの独壇場と化している。
オジサンは隣の仮眠室で静まる時を待つ…

それは早朝だった。
浴場には誰もおらず、サウナ室は貸切状態。
ジャズはなく静寂で心地良く汗をかける。
菱形の窓から京王線のホームで仕事に向かう人々を眺めながら。

アジト水も独り占めして最も贅沢な外気浴が待っている。
ネオンと月が消え、遠くの朝焼けに染まる東京の街をぼんやり眺めて穏やかな時を過ごす。
側の高速道路を走る車の音と電車音だけが忙しく響き、自分が若い時に東京に住んでいた頃みたいだ。
ゆっくりまわりを見て良さを感じられるようになって本当に良かった…

オジサンの時を感じながら、ととのった〜！

サ飯は近くのパンの田島でメンチカツコッペパンのモーニング。
古い校舎のような内装でいただき、まるで給食のようで懐かしい。

かつてのオジサンのサウナでサ活を送れたことに感謝しながら、東京編最終日を迎える。