夏虫のお湯っこ
ホテル・旅館 - 岩手県 大船渡市
101回目の夏っちゃん。
結論から言うとおっちゃんは夏虫を辞めました。
理由はオルテガにも聞きましたがわかりません。薄々もしかしたら…と思ってはいたものの真実を知るとなかなか心が追いついてきません。
全くそんな素振りもなかったのに何かあったのだろうか…。
そこからは色々な思いが駆け巡ります。
何度ポイントカードを洗濯してぐしゃぐしゃにしちゃっても嫌な顔せず、入ってる間に新しくしとくね！と何度も作り直して貰ったり、会社の携帯忘れて閉店時間過ぎても待って預かってくれてたり、いつまでも嫁どころか彼女も出来ない自分を心配してくれたり、どんなに心が病んでても、身体が疲れきってても、いつも変わらず明るくウェルカムな対応をしてくれるおっちゃんはもう居ない…。
サ活中、ずっと泣くのを堪えながら他に人に顔が見えない様にサウナハットを深くかぶり、マスクもいつも通りしてなんとか堪えてたけど、4セット目サ室に自分ひとりになった瞬間抑えきれず号泣した。
嘘です、汗が目の変なとこに入っただけです。
上がって帰る時も静かに夏っちゃんを後に。いつもならおっちゃんが入る時は『ごゆっくり』帰る時は『ありがとうございました、お気をつけて』と必ず言ってくれる、その声はもう聞けることはない。
こんなに暖かい言葉を毎回かけてくれる施設が他にあるか？オレは知らない。
北欧に行った時も他の岩手にある数ある施設もどちからと言えば高圧的な対応されることの方が多い。サウナのある施設はそんなもんだとすら思ってる。
でも夏虫は違った。毛が生えるかどうかの頃から通ってスチームサウナがいつ壊れて今のスタイルになったか思い出せない程通ってる。
震災があっても何も変わることなく、初めは煩いと思ってたオルテガもマナーに物言いしたいガイアもその他の常連、たまに見る人、初めてくるひと、スタッフさん、全てがまとまって自分は夏虫が大好きである。
せめて一言伝えたかったけど、どこかで運命的に会えたときは『ありがとう！』と伝えよう。
これから寒くなります。どうぞお身体には気をつけて、素敵な人生を歩んで欲しいです。
今まで本当にありがとうございました！！
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