ライオンサウナ新橋 (レンブラントキャビン&スパ新橋内)
カプセルホテル - 東京都 港区
カプセルホテル - 東京都 港区
【黙って己の牙を磨く、今後も心に留める】
灼熱を超えたその先の温度110℃を体感すべくきたのはライオンサウナ。
眩いほど蕩ける新橋の街は直視できない。
設備も新しく受付はバーゲンセールかのような混み具合だった。日帰りはそのまま脱衣所へ向かえるのはストレスフリー。浴室は階段を降りた先にある。身を清めるためシャワーのカランのレバーを下ろす。秒で水が止まる。
奥には熱と書かれた見るからにあちちな湯船。隣の湯船で温まりサウナ室はさらに階段を降りたところにあった。氷を口に含みすぐの獅と書かれた扉を開けた。その瞬間飲み込まれた。
そう丸呑みされたのだ。
数分後に30分毎のオートロウリュ作動
サウナストーブのすぐ上、水がけたたましく降り注ぐ。
悍ましいほどの熱気が頭上で踊っている。そして降下してくると体験したことのないほどにビシビシと肌に刺激を与える。
その時には既に全身がびっしょりで常に水を浴びているかのように止まらない。止まらない。
BSHがなければ守られていなかった。自分の吐息でさえ熱波となり蝕む。そっと息を潜める。。。
7分を迎え水分不足を感じられたため退室。
今思えばよもや戦場であったろう。
水風呂までの導線上にサウナハットフックがありその先にシャワーが今か今かと待ってくれている。
水風呂は2種、氷と冷。冷はキンキンで思いの外浅く広い正方形。腰を下ろしてちょうど浸かるくらい。水風呂の隣には整いスペースさらには外と繋がっておりアーチ状に椅子が並んでいる。狭そうに見えて開放感がたまらない。
今日は私情に苛まれてかコンディションかくらっくらとはならず惜しい。
今度は瞑の扉を叩く。こちらは打って変わって穏やかで滑らかな空間。セルフロウリュは柄杓一杯で15分とのこと。静かに高めてくれるのはまた違った感覚で楽しい。緻密なその結果が仕上げてくれる。次第に大きな水玉になるが付いて離さない。光に反射した雫たちは岩肌のようにも見えた。時計の針が一周する頃合いで退室。
少し短めに45sで水風呂を済ませ今度は手前の内気浴を満喫。扇風機が室内の空気をかき混ぜ肌に触れる。脱力。私事だが邪念が働き脳を休ませられなかった。
浴室へ戻ると前回見た光景とはまるで違ってちらほらしか人がいない。電車なくなっちゃうのかなと思った。がその答えはまもなく分かる。
脱衣所の横の自動販売機にはオリジナル獅子Tシャツやトントゥのサウナストーンや日用品がこちらを覗いている。いつか迎えたい。
精算に向かうと金額に驚いた。そこには深夜料金の文字が0時をまたぐと1980円加算されるらしい。そんな初戦であった。
あの熱さはクセになる。
男
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