【閉店】水道橋サウナ&カプセルホテル アスカ
カプセルホテル - 東京都 千代田区
カプセルホテル - 東京都 千代田区
【🐭アスカのイタズラ🐭】
入り口には噂に聞いていた女神像・アスカの姿。
しばらく見つめるもなかなか目を合わせてくれない。
(もてなしてくれるのか…?🐭)
ミッキーは少し不安にかられた。
そんなことを思いながら入店。入ってすぐに脱衣所。
ロッカーは幅がないので大荷物勢には向いていないだろう。
浴室には人の姿が見受けられない。
(これはアスカの悪戯なのかコロナなのかわからないが、たぶんコロナだ。)
サ室に入るも人はいない。
妙に照明の色合いや雰囲気が懐かしい。
誰もいないので横になりテレビを見る。
普段は長く入っても8分なのに、気づいた時には15分経っていた。(アスカの悪戯に違いない)
久しぶりに脳天直撃をお見舞いされ、水風呂へ。
「ずっと入ってられる………」
水は柔らかく、駒込のロスコ同様に引きずり込まれる。
(きっとこれも…🐭)
意識が朦朧としているなか唯一あるととのいイスに着席。
椅子取りゲームで勝ち残った感覚。
1発目から合法的にキマった。
そんなこんなで湯上室を出ると選択肢は2つ。
目の前には内階段。ここは3階。
4階は仮眠室、2階は食事処・スナックの表記。
どちらにいくか頭で考えていたが、身体は重力に負け、下のフロアへ。
あとで気づいたことだが、階段の真ん中が全部弧を描いている。
(へこんでいるというのが正しいだろう)
どおりで一歩一歩が着実に下のフロアに向かっていくと思った。
もともとの造りなのか、人々の上り下りが生んだ副産物なのかわからないが、ぼーっとしていたぼくは、「またアスカか……」と。(以下省略)
ご飯を複数注文し、ビール🍺も飲み、散財したこと。
90分クイック勝負にもかかわらず、ノスタルジックな4階の仮眠室で意識を無くして、宇宙旅行をし1時間半の追加の延長料金を払ったことも全部アスカがお店の為にやったこと。
アスカに向かって話しかける。
ミッキー「なかなかやり手だな………」
アスカ「………(下を向いたまま)」
ミッキー「次はハマらないぞ。またな」
アスカ「………」
最後まで語りかけてこなかったアスカ。
帰路に着く為に水道橋駅へ向かう。
道中、夜のお店のお姉さんたちが声をかけてこようとする。(かわいい)
意識のピントが合ったミッキーは心が踊っていた。
しかし、声をかけたのは僕の後ろのサラリーマン。
僕には見向きもしなかった。
金が無い様に見えたのだろう。
ミッキー「……アスカ、俺の完敗だ」
週末の水道橋はまだ早かった。
【終】
男
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