ジャック・サウナー

【サウナーランド】

何度目の訪問かわからないが、今宵も気づけばかるまるに足を運んでいた。
入浴はゲートを通った瞬間から始まる。千葉県の某テーマパークのように、アトラクションに乗らなくとも世界観を堪能することがここではできるのだ。
「大」の館内着を手に取り、エレベーターの9Fへのボタンを押す。この待ち時間でワクワクは最高潮に達する。そして、脱衣し自動ドアを通り抜けるとそこはアトラクションの宝庫である。
本日は19時のアウフグースを皮切りに忘我するほどケロサウナと水風呂を往復していた。サンダートルネードからのやすらぎ、そして昇天という流れも非常に良いのだが、個人的オススメはアクリルアヴァント。慣れ親しんだ水の温度と体験したことない造形のギャップ、そして外気を感じながら入れるのが最高である。また、自身のあられもない姿が周りの人から丸見えなのもM心をくすぐるのでもちろん加点対象だ。
アクリルアヴァント後、持ってきたバスタオルを椅子に敷き圧倒的優勝を今宵もキメたのであった。

【おじいちゃん家のようなサウナ】

おじいちゃん家ってなんだか懐かしい匂いがする。家を大切に育んできた匂い。
ここ宮本温泉もそんなサウナであった。入った瞬間どこか懐かしい匂いを感じ、壁にある染みにも何故か親しみを覚えた。2段で6人ほど入れる室内を柔らかな照明が照らす。乾式サウナにも関わらず、湿度が高かったのはヒーターを囲むレンガに濡れたタオルがかけてあったからだろう。こういう先人ならではの知恵もおじいちゃんの家を感じさせた要員かもしれない。非常に落ち着くサイズ感、温度、湿度、照明だった。水風呂は水深が比較的深く、15〜17度のこれまた落ち着く温度であった。露天風呂には外気浴できる椅子もあり圧倒的優勝を今宵もキメたのであった。