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【閉店】時之栖松之湯

カプセルホテル - 静岡県静岡市

ナンジョー

2021.08.08

73回目の訪問

松之湯男湯サウナ室の扉について

課題
　サウナ室の扉が閉まるとき、いきおいがついて閉まるため、大きな音が発生しサウナ入浴者の気分が削がれる場合がある。

現在の対策
　扉を受ける部分にはゴム状のクッション材があるが、あまり効果を示していない。
　扉を閉める際、扉を支えながら閉めれば音の発生は抑えられる。扉に"扉は静かにお締めください"との貼り紙があるが、読んでいない、気にしていない人が多数。

対策を利用者に委ねると、効果が限定的になる。できる限り本質的な対策、ハードウェアの改善が望ましい。

対策案①
　クッション材を追加すれば、音の発生を抑えられる可能性がある。ただし扉の開閉回数が１日千回程度と推定される（1時間あたりの利用者数を30人とした場合）ため、クッション材の劣化が懸念される。保守コストや作業性に課題が残る。
　また、クッション材に引っかかって扉が閉まりきらなくなる可能性がある。

対策案②
　扉に対策を施す。音の大きさは運動エネルギーに依存していると考えられ、質量もしくは速さを押さえれば改善する可能性が高い。

対策案②Ａ
　扉の質量を軽くする。これは扉そのものを交換する必要があり、現実的な対策ではない。

対策案②Ｂ
　扉が閉まる速さを遅くする。現在の扉が閉まる機構を調査する必要があるが、遅く閉まるようにすれば音は小さくなる。ただしサウナ室内の温度維持、燃料コストの観点の懸念は残る。
　なお、ドアマンを後付する方法については、金属部品がサウナ室内に露出し、利用者が火傷する可能性がある。

対策案②Ｃ
　扉の開き方を二段階にする。現在の扉は比較的弱い力でも大きく開くことができる。開き始めは軽く、後半は重くするように調整できれば、結果的に閉まるときの速さを下げ、音を小さくできる可能性がある。この対策について事前に効果を検証する必要がある。

考えてみたけど、どれも簡単じゃないですね。まずは自分が使うときだけでも、ゆっくり閉めましょう。