すきむらんど温泉 かじかの湯
温浴施設 - 宮崎県 小林市
温浴施設 - 宮崎県 小林市
九州最古かつ、九州最高の高度にあるフィンランドサウナと言われるかじかの湯で、「正月祭り」を頂きました。
夜のかじかの湯は人が少なくて外気浴は星空が素晴らしいと聞き、とは言え夜まで待てずに夕方から入浴です。
全身浄めて内湯で下茹でしてサ室へ…
なんとっ!
ほぼ満席。
目を凝らすと3段目奥にスペースあり。
正月太りした体をコンパクトに折り畳み、関取のやうに手刀を切りながら座らせて頂きます。
話し言葉に聞き耳を立てるとどうやらほとんど地元の方たち。こういう時は、なるべく邪魔しないやうに目立たないやうに傍らに佇むのが私のアティテュード。
すると2段目から振り返ったオジサンが「ぬるいよな」と一言。
ストーブに軽快な足取りで近づくと、柄杓でセルフロウリュウを3発!
バシャッ、ジュワー
バシャッ、ジュワー
バシャッ、ジュワー
さらに、耐熱タイルの壁に必殺技・壁ロウリュウを1発バシャッ❗
もう1台のストーブにも
バシャッ、ジュワー
バシャッ、ジュワー
壁ロウリュウ1発バシャッ❗
あれ?もう1台には「水を掛けないで」て書いてるけど??
んなこと言ってらんないぐらい、ぐわんぐわんと体感温度が上昇する室内。
ドドドドーッドドドドーッ。鼓動も音を立ててます。
歴史あるサ室内で秘技を食らって危うく昇天しかけた、その時、
「サービスよ。このぐらいなきゃダメだろ」と言うオジサンの声で覚醒。
「あざいます❗サイコーッス」となんとかお礼を振り絞ってからは、滝汗からのエクリン腺決壊。吹き出す汗が止まりません。
それから規定の15分ごとにオジサンロウリュウが発動し、その度に彼岸の彼方へ…
サービスは全身で受けるのも私のアティテュード。
ローテーションによっては他のオジサンロウリュウも発動し、そこで壁ロウリュウがデフォルトであることを知る。
だんじりのような異様な盛り上がりの中、4セット目辺りで「オジサンたち、アウフグース覚えてくれないかなー」とぼんやり思っていたら、草野球終わりの少年のようにオジサンたちは「またなー」とパラパラと帰宅。
そしてサウナ室は私1人に。
貸切チャンスと1人セルフロウリュウをしてみるも、ジュワーと鳴る音のわびしいこと…。
気温0℃と星空満天の宇宙に取り込まれそうなぐらい気持ちいい外気浴なのに夜鷹の飛ぶ姿が寂しいこと…。
13℃まで下がった水風呂で引き締まるのにあまみだらけの太ももがだらしないこと…。
終わってみると、先ほどまでがまるで夢のような時間でした。ありがとうございました。
男
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