keyoflife1976

2020.02.19

7回目の訪問

水曜サ活

サウナ:10分 × 4
水風呂:2分 × 4
休憩:10分 × 4
合計:4セット

一言:不思議な夜だった。
『ナイトサファリ』というのを知っているかい?野生動物は本来夜行性で、普段の動物園やサファリパークの営業時間では見られないその生態を垣間見ることができる、あれだよ。

今夜、俺はミナミでそんな気分になったんだ。ちょっと長くなるが聞いてくれるかい?

今日、いつものように仕事で疲れ果てた俺は、すっかりいろんな気力を失っており、それでもいつか行かなくてはと思っていた『かるまる』へと想いを馳せて夕方の脂臭い地下鉄に揺られていた。

ひと月も前にオンラインで会員登録をした俺は、その期待感とは裏腹になぜかその話題のサウナ施設に足を運ぶのを躊躇っていた。満員電車のような混雑だ、とか、サウナ室に入るのに一時間並ぶ、とか、嘘だとしてもまったく面白くもない噂にうんざりしていたからかもしれない。

今日もすっかりバッテリーの減りが早くなった化石のようなiPhoneに保存された会員登録番号の画面キャプチャを開いたり閉じたりしながら、渋谷駅のホームに滑り込んだ銀座線から吐き出された。

よし、今日は必ず行こう。薪サウナは予約制でまだ入れないが、噂の最新施設を体験しよう。まだ迷いがあるのだろう。気付くと遥か遠くの副都心線ホームに降り立っているのだった。
池袋方面へと向かう車両が、こんな優柔不断な俺を責めるように大きな警笛を鳴らし、その速度を落として俺の乗車を今か今かと待っている。それを見た俺はなぜか突発的に踵を返して反対ホームにちょうど入線してきた電車に飛び乗ってしまったんだ。

そして降り立ったのはいつもの学芸大学駅。そう、俺はキラキラの若いインスタ映え女子のようなかるまるではなく、抱き慣れた古女房のミナミへとまた来てしまった。

受付の時計はまだ20時。こんな早い時間にこのドアを開けたのは初めてかもしれない。
いつものように暗いロッカーで着替えを済ませ、いつものように階段を上る。
そして見慣れた浴室へ足を踏み入れると、そこは別世界だった。
『活気が、ある…』こんなミナミを目の当たりにして、思わず違う世界線に入り込んでしまったのではないかと我が眼を疑った。
サ室は100℃、まぁいつもと同じ。違うのはそこに6人もの同士がいることであった。人数が多いせいか心なしか湿度も高い。そして水風呂はいつも通り壊れた水温計は16℃をさしているが、これも心なしか体感温度は高い。
そしてなによりも、多くのおじさんや若者たちの声が浴室内を埋めている。そんな環境で少なからず戸惑ってしまった俺は、数セットの後 文字数

  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 16℃
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