2019.11.07 登録
[ 香川県 ]
サウナ:6〜12分 × 4
水風呂:30〜75秒 × 4
休憩:5〜10分 × 4
合計:4セット
今日は昼まで働いて早退。そういう気分のときは無理せず「本日営業終了」と切り替えて大きな風呂とサウナに入るのが正解。何分入ろうとか何分休まなくちゃとか、そういうのを今日は考えず、なーんとなくサウナに入ってなーんとなく出て、いい感じに水風呂浸かって、こんなもんかなーくらいの時間休憩して。露天のととのいイスに座り、雨に打たれながら、じんわりと体温を取り戻し、世界の中に溶けていくような感覚に包まれる。明日はちゃんと働こう、だから今日はこれでいい。ああ世界は美しい。
[ 香川県 ]
金曜の夜。4月を迎え、私は部署異動し、慣れない仕事に追われ、あーキツイ、こんな日はサウナイキタイと毎日感じながら、忙しさとせわしなさ、そして世間の空気と家族の懇願、そんな諸々に絡め取られ、半月近くサウナイケナイな日々を過ごしていた。そこに飛び込む「ゴールデンタイム高松・営業時間短縮」のお知らせ。やむを得ない決断だろう。とはいえ、業界が正しく儲かり潤わなければ、苦境は結果的に我々サウナイキタイ者たちに跳ね返ってくる。個人として何ができるのだろう。「きちんと客としてサウナを水風呂を堪能し対価を払う」これしか思い浮かばなかった。仮に私がサウナ施設以外のどこかで感染したとして、それが職場であったとしても日用品を購入したスーパーやコンビニであったとしても、行動履歴を調べられ「この男はサウナに行ってた」「サウナにウイルスを持ち込んだ」「サウナなんか行ってるから」となるだろう。そういう世界の無意識が、とても嫌だ。本来は地域に依らず補償体制を確立した上で終息に向けた対策をたてるべきである。でも、世の中はそう簡単なものではない。難しい。今日も熱波は最高だった。次にこの熱波を全身で浴びられるのはいつになるか。わからない。
フロントで「サウナマーケット」の話をした。是非検討して欲しい、ビーバーロゴのTシャツが欲しい、と要望を伝えた。Tシャツもステッカーも2枚買いますよ。
世界が美しさを失わないために、サウナと水風呂と休憩が、必要なんです。
[ 香川県 ]
金曜の夜。仕事途中、インスタのメッセージに気付いた。ゴールデンタイム高松スタッフ・熱波師でありプロ修斗選手、高岡宏気選手から。3/29開催予定も「新型コロナウイルス感染症の拡大を受け」中止となった修斗高松大会、高岡選手に用意して貰ったチケットの払戻に関するご連絡。正直な気持ちは「払戻とか気にしなくていいからどうか心穏やかに」という思いだった。とはいえ「そういう訳にはいかない」という先方の気持ちを無碍には出来ない。今回は粛々と払戻をお願いして、次の試合はSRS席を用意して貰うことにしよう、特リンでプロフェッショナルの闘いを拝見しよう、という結論に至った。数ヶ月単位でコンディションを整えウェイトをコントロールし闘争本能を極限まで高めるというプロセスがどれほどに大変なものか、不測の事態であるとはいえそのプロセスが試合というゴールに辿り着けない苦しさや哀しさはどれだけのものか。察するに余りある。個人がそれぞれの目指す自分を、誰にはばかる事なく実現できる、その前提としての安全で健康な状態が一日も早く戻ってくるよう、努めて理性的に、心身ともに自由で伸びやかであるように。サウナに行くことが現状に照らし合わせて妥当な振る舞いか否か、とても悩む。それはサウナに限った話ではなく、外出する全てが心のどこかで「この行動を『不要不急』と見なされ非難されたとき、100パーセント否定できるのか」という感情を生み出し自己を揺らがせる。難しい。サウナの熱と水風呂で、ほんの少しだけ揺らぐ気持ちをフラットにできたのだろうか。世界は、もっともっと美しくなれる筈だと、私は思う。
[ 香川県 ]
木曜の朝。風呂の日。社会がぎこちなさの中にいる、そんな気配があちらこちらから伝わる。修斗高松大会中止の報。やむを得ない判断ではあるものの、選手の心中察するに余りある。社会が文明が個人が何を為すべきか何を控え堪えるべきか。宿泊客もチェックアウトしいつもにも増して広々とした浴室でサ室で外気浴ベランダで、結論の出ない問いを考え続けていた。自粛ではなく自制。サ室のテレビに流れる『大下洋子ワイド!スクランブル』。ならばここで100度の熱と13度の水風呂に身を任せている私は自制心のない不摂生なおじさんなのか。わからない。しかしもし仮に、それがどういう経路であるにせよ私が発熱し検査の結果陽性であると判定されれば、遡って私が訪問したサウナ施設も検査や調査の対象になるだろうし、或いは心ない風評に晒されないとも限らない。元気が一番だ、健康は有り難い、ごく自然な感情がごく自然に溢れ出す。冷静で思いやりに満ちた世界は、すべからく美しい。
[ 香川県 ]
金曜日。世間的には3連休初日。配置転換が決定し、その数十分後に今回の人事を先導した「新天地のボスになるはずの上司」が転勤、という解せぬ展開。ぺこぱ松陰寺でも受け止められないであろう状況の中、私は熱波を受けに来た。熱波がそこにあるから。高岡選手のアウフグースは常に優しい。力任せにブンブン扇ぐのではなく、しっかりと熱をユーザーに渡してくれる。そしてアウフグース終了後・大量の追っかけロウリュが生み出す地獄のエンドロール。言わばジャッキー映画の本編終わり、NGシーンを集めたスタッフロールの如き。あれですよ、『プロジェクトA』の時計台から変な落ち方してグシャっと地面に叩きつけられるアレとか『ポリスストーリー』のデパートの階段ズサーッと降りるアレとかのレベル。優しさを満ちた本編と情け容赦ないアンコールのコントラスト。ああ世界は美しい。4月から、どの位のペースで来られるんだろうか…