地図からサウナが探せる！

藤の湯

銭湯 - 北海道札幌市

鶏ガラハッター

2023.12.07

1回目の訪問

7・40s・5の2セット

文章を書く時は霊感頼りで、「降りてきたっ！」となれたらエイヤッと書く。
ならなかったら書かない。そんな気まぐれサ活である。
ずいぶん間が空いたけれども、どこにも行かなかった訳ではない。ただ、なんか霊感が降りてこなかっただけだ。
霊感を降ろすとなると、適度な運動・睡眠・食事・ヤニが肝要で、
まあ、ようは、アレだ、疲れてたんで書くどこでネがったのヨ。

それで今日は、明日が休みなんで、仕事終わりに資金をしこたま降ろしてから手稲に旅立ちはじめたんや（真顔）
393号線、トロい車の先導で毛無山のヘアピンカーブをグルグルする。
気温高いネ。路面はまったくシバれる気配もない。
新しく備え付けたカーナビ、なんだかルート取りの仕方がよくわからない。
そ、そんな遠回りさすの……？でも結局時間はトントン。わからぬ。わしには何もわからぬ。

藤の湯到着。駐車場は2台停められる。
引き戸開ける。廊下ほっそり。男湯の引き戸開ける。靴脱ぎ場ほっそり。
番頭さん、いない。しばし待つ。番台越しに女湯が見えちゃってるから視線を落とす。
なんか、低くね……いや、銭湯なんて、来たのは子どもの時分以来だからこんなもんだったかもしれない。
500円玉旅立つ、10円の出戻り。
小さい頃、おいらのうちに風呂はなかった。
なんだっけ、借家に住んでたけど、大家さんが建増しした風呂部分だけ強風でばっきり「折れた」んだったかな。
建築物に言うのもヘンだけど、ホント、モナカみたいに文字通り折れたんだよ、確かね。
だから銭湯に通っていた（って書くために何文字浪費するんだ）。
とても、懐かしい。

洗体、熱い泡風呂に浸かり、いよいよスッチームの出番。
……おお、正統派の熱さ、だ。
美容にいいのよ、なんて生やさしさはなく、かといって不意打ちで急にガツンなんて瞬発力頼りでもない。まさに、横綱相撲でグイグイ押してくる熱さ。
サ室に俺一人なので、そりゃ教わった通りタオルをぶん回す以外ない。
アア、あ、熱い……いいな……止めると気持ちちょいぬるいから、やめ時がなくなるな……！
汗を流して一人用の水風呂イン。排水、歯医者さんの唾液吸い出すヤツみたいな音してビクッとする。ギュッとジュウを足してゴォッで割ったみたい音だよ。
洗い場用イスにかけて天を仰ぎ見る。
スチームでここまでととのうの、はじめてだな……。
いつもの如くこの近所に住む妄想をする。仕事終わりにここ来てサ、月でも見ながら安アパートにとぼとぼ帰って缶ビール開けんだよ。

……関係ないけど寿司食いたいな。
近場で寿司食べて、次は手稲ほのかに参る。