地図からサウナが探せる！

奈良健康ランド

温浴施設 - 奈良県天理市

シゲチー

2021.07.25

1回目の訪問

近畿圏に住んでいながら、老舗の奈良健康ランドに行ったことが無かった。

私が小学生時代から「なっらけんこうらーんどっ♪」というポップでキャッチーなヴァイヴスをTV画面から奏でてくれ、あまつさえ演者の金○マがCMに写り込んでいるのではないか！？と小学生時代に同級生とつかみ合いの喧嘩にまで発展した聖地である。

かなりの大型施設。
プールも展開しており当日の駐車場は子供連れのファミリー層でごった返していた。

更衣室に入ると、かなり細長めのロッカー。
受付で渡されたリストバンドの番号とロッカーの番号が
リンクされているかと思いきや、全く関係が無いという粋な演出。

風呂場に入ると、風呂の種類が非常に多い事に驚いた。
薬湯、炭酸泉、バイブラ、檜湯。何より水風呂が常温と低温の2種類ある。
これは嬉しい。サウナーにも私のように低温水風呂に入ると、心臓が止まるのを防ぐために、「んふぅ～！んっふぅ～！！」と自然と息遣いが荒くなる、通称「荒法師」が存在する。
常温の水風呂ならこの心配は無い。

各種温泉に入浴し、1回目のサウナへ。
ここは別料金の岩盤浴利用者には浴室内以外に設置されているサウナにも入室できるのだが、今回は通常料金での入湯の為、一般的なドライサウナのみ。

温度は87度。
しかし、夏だからなのか87度以上の熱気が感じられる。
室内備え付けのTVからは、開催まで賛否両論あったオリンピックが流れている。
選手には何の責任もない。悪いのはコロナだ。
「前畑がんばれ・・・」
サウナ内で自然と選手の名前が口から溢れる。

「それ、昭和世代のロスオリンピックに出てた選手！」
と全く知らぬ老人からツッコミが入る。サウナの熱気のせいか・・。

サウナから退出し、低温水風呂へどぼん。
冷たいが耐えられない程ではない。
しかしこの水風呂、水曜日には氷が定期的に投入されるらしく、シングルを体験できる。
今度是非体験してみたい。あまりの冷たさから体が硬直し、のけぞる「荒法師」を超える通称「荒川静香」に私はなりたい。

この施設の素晴らしいもうひとつのポイント、
ととのいスペースの多さ。
檜風呂前のゆらゆらベッドや、サウナ前のととのい椅子などの数が多い。
露天スペースにも十分なととのい椅子の数。
小さめの施設では、水風呂後のととのいスペースの少なさから、ととのい難民になり、立ったままととのうという、通称「西川くん」の危険があるが、ここではその心配はご無用。

ととのった今なら素直になれる。
金○マの件で喧嘩した同級生に一緒に奈良健康ランドに行こうよと伝えたい。