2019.10.22 登録
[ 東京都 ]
当時、名古屋の人にどれだけ嫉妬したか…
これを日常的に、好きな時に体験できるなんて…と関東のサウナーさんなら誰もが思ったはず。
皆さん、夢が現実になりました。
神田ポートビル、東京砂漠に咲くオアシスは、サウナラボ神田と申します。
建物地下に足を踏み入れるとあぁ、一気に非日常。新しい木のいいにおいと、おしゃれで優しい雰囲気のインテリア。
今日は男女入れ替えの日、オケサウナへ、いざ。
サウナは全てで3つで、高温のオケサウナと心地の良い温度のフォレストサウナ、そして1人用のカラサウナがある。
全部の場所でヴィヒタができるって幸せ。16時の枠は5名ほどしかいなかったので、時折貸し切りサウナになるのも悦。
石をギャンギャン鳴かす。
1番好きだったのは瞑想サウナ。
名古屋より広い気がする。
横になれるよう枕も置いてある。
橙色の灯りをもっても、部屋はぼおっと薄暗く、どこからか、蜜のような甘い匂いを感じた。
わたしは自分が焼き芋になった気持ちになる。
焼き芋Aは、どんどんふかされていく……
正直に言って、出たくない。
水風呂の代わりに鎮座するはアイスサウナ。
目をつぶり、じっと立っていると北海道の冬に感じたやるせない寒さを思い出す。
自分の身体ではどうしようもない、痛さ。
自然の前では無力だなぁなんて思って外に出ると、暖かさにホッとする。
そのまま男女兼用の休憩スペースへ。
ベンチやリクライニング、横になれるための枕なんかがいい塩梅で置かれていて、色んなパターンで休める心配り。
リクライニングに横たわり、目を開けたり閉じたりする。
「サウナ」モービルが壁にゆらゆら影を作る様は、なんて幻想的なんだろう…
サウナラボのロゴマークは、家の形をしている。
何かあっても、家に帰って来ればいい。
疲れたら、ちょっとここで休めばいい。
そう言われている気がしてならなくて、できればこのまま瞑想サウナにいたかったけど、私はおもむろにサ室のドアを開けた。
明日からまた、ちょっと頑張れそうな気がする。
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サウナーには、サウナの神からの思し召しで、ふいにご褒美タイムが訪れる。
と、私は思っている。
それは、ちょうど欲しかったタイミングでのオートロウリュだったり、オートマチックサ室貸切(※気づいたら自分だけがサ室にいる)だったり。
そして私が考えるご褒美の一つは、休憩中気づいたら寝てた!なのだが、SHIZUKUでは不思議といつも、ご褒美タイムがやってくる。
上野のSHIZUKUがとても良かったので、SmartStaySHIZUKUに大井町店ができたと聞いた時は、胸が踊った。
揚々と入館、さすが出来たてほやほや、綺麗!
サ室は上野より定員が2名多い6名故、少し広々としている。
照明も、上野よりやや明るめ。
下段入り口近くで座り込むも、なかなかな高温に顔がほころぶ。室温計は、95度。
湿度が高くて岩盤浴みたいな心地よい暖かさは、目を瞑るとそのまま眠れてしまいそう。
水風呂は2名同時に入れる。
16度くらい、いい感じ。
整い椅子は3脚。サウナーさんのペースもいい感じ回っていたため、奪い合いなくピットイン。
椅子の位置が良く、頭を壁に預けることができて気持ちいい〜………………
硬く縮こまった脳みその重みが、どんどんほぐれて隙間から落ちていくような感覚。
まぶたとか眉間とか、普段って意識してないけどこんなに力が入っているんだな。
重力に身を任せ、身体がずぶずぶ沈んでいく。
そうして口を半開きにして、20分くらい夢の世界にいた人、わたしです。
1回目で完全KOされました。
ご馳走様でした。
[ 東京都 ]
今日は、わたしの一つの夢が叶った日です。
サウナを好きになって約1年半。
いつかルビパにサウナ好きの女の子の友達と行きたいなぁって思っていて、ルビパの良さを友達と語りたいなあって思っていたのですが、念願かなって行くことができました。
友達と大好きなルビパに行き、お互いが思うルビパの良さを語り合う。
なんもシンプルで幸せなことなのだろうと、今日は感慨深い整いを経験しました。
サウナを通してやりたいこととか、ちっちゃい夢ができていて、少しずつ、それが叶っていくのがしみじみと嬉しいです。
サウナに感謝です。
今日もありがとう。
歩いた距離 2km
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「あなたのホームサウナは、どこですか?」この質問に、サウナーはちょっとはにかみながらも、滔々と語る。
愛情たっぷりの語り口は、長年連れ添った自分のパートナーを紹介するかのようだ。
かく言うわたしのホームサウナは、新大久保 ルビーパレスです。
訪問5回目で、ゴールデンルートが出来あがりつつある。
サウナ1セット目は、まずよもぎ蒸し。ウォーミングアップにちょうど良い温度。
大量の蒸気に、鼻と目がスッキリ蘇る。
2、3セット目はフィンランドサウナ@上段。6分以降、突如訪れる「あーもう無理」の状況から+1分耐えられるかで、ゴールデンタイム(※整い)の質が大きく変わってくる。
ぜひ7分は頑張りたい(自戒)。
ルピパの圧倒的整いの所以は、この水風呂にあるのではないか。
サウナの温度低すぎて水風呂に長く入れないor水風呂冷たすぎて長く入れないどちらかに依り、30秒滞在がデフォルトの私でも、ルビパの水風呂は水温とにかくちょうど良すぎて、ずっと居られる。
気持ち良すぎて、声もでる。
お願いです、今後も変わらずにあれ。
からの安定の浴場休憩スペース&4F 程よい暗さの休憩スペース。
4Fの好きなところはテレビもねぇ、雑誌もねぇ、ただゆっくりできる空間という点。
漫画雑誌テレビがあるとついつい見てしまうが、ここでは自然と不惑の精神が発揮され、ただただ、火照った身体をリクライニングチェアに横たえるのみ。
この休憩の為に全ての過程があるのだと、改めて思わずには居られない。
あゝルビーパレス、ルビーパレス。
健やかなる時も病める時も、末長くよろしくお願いします。
[ 千葉県 ]
舞浜駅に降り立った時のそれは、同窓会と同じだと思った。
大好きだったあの人が、今も変わらず素敵だといいな。
前回が良かったからこそ自然とあがる期待値、舞浜ユーラシア。
夜22:30のケロサウナに、わたし1人。思わずただいま、と言いたくなる。
ケロの安定感は言わずもがなだが、感動したのはBGM。前回訪れたのは土曜日お昼頃で、ピアノ音と小鳥のさえずりがしていた。いまは耳を澄まして微かに聞き取れる音がする程度だ。
時間に合わせてBGMを変えるこの心配りたるや、なんたるホスピタリティ…
水風呂はサラッと入り、いざ大好きな露天へ。
「?!」
わずか1か月ばかりで、フルフラットベンチが2脚のリクライニングチェアに様変わりしていた。お客様の声を反映してくださったのだろうか、この変容はサウナーにとって天国…
舞浜の風に包まれたわたしは、外気浴の素晴らしさに改めて気づかされる。
次第に口が半開き、まぶたが重たく眼を覆う。身体から余分な力がどんどん抜けていく。
私はサウナの良さを相手に伝えるとき、よく「駆け込み寺」と表現する。
本当に疲れた時、気分が落ち込んだ時でも、サウナに行けばなんとかなるから。
でも今日のユーラシアは、パワースポットだと思った。
要所要所に施された恩恵を受けると、自然と気持ちが奮い立つのだ。
明日からまた頑張ろう、と思えるのだ。
サ室の壁を触ると、芯まで熱くなっている。この木材一つ一つが熱をまとうことで、自然な暖かさになるのだろう。
私は感謝と共に、無骨なケロをそっと撫でた。
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アンバサダーとは…英語で「大使」や「代表」といった意味。「筆頭」「第一人者」といった意味合いで用いられることもある。
荻窪 なごみの湯のレストルームで、私は言葉の重みを知る。
友人サウナーからなごみの湯の女性アンバサダー募集の話を聞きつけて、なごみの湯を知りたくなった。
私はアンバサダーになったつもりで、じっくり観察をしてみる。
女性浴場は2020年12月に改装されたそうで、全体的に清潔感が保たれ、シックで落ち着いた雰囲気だ。
お風呂も楽しみつつ、いざ本命のロッキーサウナへ。
入った途端、嗅覚が記憶を呼び戻す。
「ここは…ウェルビー栄の森のサウナ?」
木のいい匂いと無数のヴィヒタがリラックス効果を高めてくれる。
サ室は10名近くが座れる広々とした空間で、特筆すべきはその作り。
2段構えだがテレビの位置が絶妙で、座る場所を選べば視界に入らない。音も小さめ。
何より私のお気に入りは、テレビ脇の1人用スペース。ここを、メディテーションスポットと名付ける。
2箇所のメディテーションスポットは内1つが光が入らない作りで、さながらSaunalabの瞑想サウナ。
女性サウナー界で有名になったら最後、争奪戦になることは必至だ。
水風呂は17度。10名くらいは入れるであろう、贅沢な作り。バイブラなしの優しさで、火照った身体を一休み。
お待ちかねの外気浴@露天風呂へ。
整い椅子は約10脚で、リクライニング、椅子、インフィニティチェアーと数、種類ともに充実のラインナップ。
まぶたを閉じ、中央線が駆ける音とともに、思想を巡らせる。
なごみの湯は、何故、できたのだろう。
普段はどんな人が利用していて、
どんな歴史を歩んできたのだろう。
そして、これからどんな場所を目指しているのだろう。
私がアンバサダーになったら、なごみの湯の理想に近づくために、20代女性サウナーとしての魅力発信や施設づくりのお手伝い、そして普段の業務と親和性の高い、企画・運用をしてみたい。
またサウナに抵抗感がある人向けに、サウナスパ・健康アドバイザーとして講座をするのもいいかもしれない。
そして女性アンバサダーになった方々と、なごみの湯をもっと皆さんに知ってもらうために何ができるのかをミーティングし、カオスな脳を沈静化させるためにサウナに入って、ずらっと並んだ外気浴スペースでみんなで整いたい。
それは、なんと素敵な光景だろう。
私がアンバサダーになれなかったとしても、アンバサダーズでの整いは、ぜひとも実現してほしい。
[ 東京都 ]
朝8時から2本のウェブミーティング。
そのまま眠りたい気持ちを堪えて、いざサウナへ。
本日は大井町駅から徒歩2分、「おふろの王様」に向かう。
商業施設内にあるので、本当にここにお風呂があるの?と思ってしまうが、浴場の扉を開けると思わず心の中で「王様や…」と呟く。
広い、お風呂の種類豊富、露天つき!
サ室名は「キングスサウナ」。
フィンランド流、よもぎ、ケロ、塩、いろいろなサ室に入ってきたが、ここは「王のサウナ」。
痺れるネーミングセンスに、ワクワクが止まらない。
染井温泉SAKURAを彷彿させるスタジアム式4段。間隔を間引いて定員は10名程。
温度計は80度を指しているが、4段目はかなり高温カラッとサウナ。カラカラしすぎないけど少し動くとピリッとする不思議な感覚。8分ほどでがっつり蒸される。
水風呂はサウナをでてすぐ右隣に設置され、水温は16度とちょうど良い。
水風呂の深さは結構浅め。
故に体育座り+頭をお風呂のヘリに休めるというゴールデンポジションを発見。
なんだこれ。良い、良いぞ…!!
水風呂での自分の新たな嗜好を発見し、テンションがあがる。
休憩スペースは水風呂から歩いて10mくらいにある2名掛けベンチを利用。
滝のような水音に包まれて目を閉じる。
わたし、今日は朝から頑張ったなぁ。
明日からまた、サウナめがけてがんばろう。
1セット目から眠ってしまった私は、ディープリラックスと覚醒感とを行き来する脳みそで、そんなことを考える。
「おふろの王様」はファミリー層が多い故お子さまもたくさんいらっしゃるが、総じて黙浴が保たれている。
大井町にお住まいの皆さんのお風呂リテラシーの高さを感じる。
さらにサ室には中学生くらいの子が。この若さでサウナの良さがわかるとは、なんとも英才教育だなぁ。
駅前好立地な場所柄ゆえ、温泉やサウナが普段使いされているのだろう。
来ている方一人ひとりから、自分の整え方を知っているようや余裕を感じた。
大井町には素晴らしい「王様」の統治のもと、平和で穏やかな時間が流れていた。
[ 千葉県 ]
「舞浜」。
その言葉がもたらすワクワク感はディズニーランドの思い出に裏打ちされているわけだけど、はて、ディズニーランド以外で降りたことあったっけかな。
無料シャトルバスに揺られて辿り着いたのは、リゾート感満載のSPA &HOTEL 舞浜ユーラシア。
浴場はゆったり広々とした作りでお風呂の種類も豊富。さすがスパ。
サウナは全部で3種類、私は迷わずケロサウナへ。
ディズニーランド帰りの利用者が多いそうで、土曜日12時台のサ室は定員10名に対して5名ほど。空いているだけで嬉しいなぁ。
上段隅にサウナマットを敷いてあぐらを組み、壁に背中をもたれて、目を瞑った瞬間に思う。
「うわっ、惚れた………」
薄暗いライティング、最高級サウナ材「ケロ」の良い匂い。そして静かに流れるピアノ音と小鳥のさえずり。
80度を超えているはずなのに、あまりの心地良さに寝てしまいそうになる。
いや、正確には寝てしまいたい。
もはやここに住みたい。
水風呂は深め14度。一瞬で身体が引き締まり、私はいそいそと露天に向かう。
あちこちに休憩椅子が設置されているが、一番良かったのはがっつり横になれるベンチ。
ゆらゆら揺れる水面が、白い光の影となって天井に映し出される。
ヤシの葉一つ一つの線が濃く、鮮明に目に飛び込んでくる。
完璧に自然と一体化………
ここは、サウナーにとってのユートピア。
舞浜に行く理由が今日、ひとつ増えた。
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天気予報で発せられた「春の嵐」という響きはどことなく甘美だが、吹き止まない雨と突風で全身はぐじょぐじょ。
心と身体が一旦、休みたがっている。
サウナを求め、改良湯へ向かう。
シックな外観は、一見銭湯とは思えない。12:50頃に到着し、並び順は3番目。
受付で渡されたプラスチックの鍵を使って、サウナに入室。
2段作り、6人定員の上段に登ると、思いの外奥行きがある。あぐらを決めこみ、ゆったりと目を閉じる。
BGMが特徴的で、洋楽アーバンポップがしっかりとした音量で流れている。
今、自分が渋谷で蒸されていることをしみじみ感じる。
水風呂は15度。少し強気な水温に耐えられるか一抹の不安がよぎるも、高温サウナであったまった身体は、冷えることなくキリリと引き締まる。
浴場に休憩スポットは見当たらず、各々が
お風呂のへりや、身体を洗う際の椅子を使ってオリジナルス休憩スポットを形成している。
私は浴場を後にし、脱衣所内の椅子に腰かける。
ドシー恵比寿はさらにクールでアーバン。
同じ銭湯といえど、吉野湯はやっぱりアットホームなんだな。
都会銭湯も好きだけど、自然に囲まれた御殿場の木の花も、また行きたい。
新しいサウナに行くと自分のベンチマークが増えていく。
今まで行ったサウナが違った顔を見せてきて、また、行きたくなる。
サウナがもっと好きになる。
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やられた……
水風呂で濡れた体を拭くことも忘れ、休憩椅子で口を半開きにして天を仰ぐ。
1セット目のことだ。
日曜日の晴れた昼下がり、上野。
このコンディションでサウナーの考えることは皆同じ。そりゃあどこも混んでいて、あっという間にサウナ難民になった。
友達と集合して約1時間後、無事Smart Stay SHIZUKU上野駅前店に滑り込むことができた。
サウナは2段構えで、5名程度が入れる大きさ。広々としたサウナは空間の代償にテレビ付きがお決まりだが、ここにはテレビもBGMもない。
余計な情報が入ってこない分、自分の身体の感覚が鋭くなる。
熱い、熱い。頭の中はそれだけ。
10分の時間の濃さが、いつもと違う。
水風呂は女性1人が足を伸ばせる広さで、肩途中くらいまで浸かることができる。
こじんまりとしているが、水温計上はしっかり14℃。あちあちの身体が羽衣に包まれ、毛穴もキュッと引き締まる。
急転直下、冷えた身体に、バクバクと存在感を発揮する心臓の音。ふらふら向かった整い椅子に腰をかけると、私はすっかり動けなくなる。
気がついたら、眠っていた。
2セットで満ち足りて、私はサウナを後にした。
綺麗な内装、こじんまりとした作りを舐めてかかるまじ。
ド級の整いに、間違いなくノックアウトされます。
[ 東京都 ]
京王線 高尾山口駅に向かう電車に揺られ、ハッとする。
そうだ、今日はサウナの前に高尾山に登るのだ。
ざぁざぁ雨の初高尾山は、鬱蒼としげる緑と薄もやの白とがいい塩梅で混じり合い、幻想的な姿を見せた。
1時間30分の登山道に程よく疲労した身体は、サウナを盛り上げるよいスパイスになる。
極楽湯の広々としたつくりの3段サウナは穏やかな温度で物足りないかと思いきや、上段12分滞在でじっくり身体が温まる。
ikiストーブもあるあたり、サウナーニーズも捉えている。
その分水風呂はゆるやかな冷たさ、17度。このサウナに16度は少し冷たすぎるところ、絶妙な水温調整に感謝。
露天で外気浴も可能だが、雨で肌寒い本日は浴場に設置された休憩椅子で一息つく。
サウナ、水風呂、休憩椅子の動線を乱すものはない。むしろ我々のサ活を鼓舞するがごとく動線上に設置された2箇所の掛け湯は、それぞれ温度設定が異なる。
粋な心配りとぬるめの掛け湯、有難し。
目を閉じたまぶたの裏側に浮かんだ光景は、ニョキニョキ生えた根っこが地上に飛び出し、雨に濡れた山道だ。
ただ山頂に向かい、歩く。
滑らないか、転ばないか、一歩一歩を踏みしめ、歩くことに集中する登山は、どこかサウナと似ていると思った。
「高尾山に登りたい。」
登山後サウナの入りたさで、長らく抱いていた夢を実現することができた。
その先にサウナがあれば、出不精のわたしの小さな夢は、少しずつ叶えられていくのだ。
[ 静岡県 ]
サ旅は場所を変え、御殿場へ。
11時ごろに浴場に入ると、女性入浴者はわたし、1人。
1人?
スーパー貸し切りタイムを終わらせたくなく、忙しなく身体を清め、いざサウナへ。
2段構えの横に長いサ室。2段目の隅、ストーブの目の前を今日の定位置に決める。
窓から広がる風景は東京のそれとは異なり、広くて、緑だ。
カラッとしすぎず熱すぎないので12分きっかり過ごせるが、立ち上がると身体が若干ピリッとして、思いの外高温であることを知る。
水風呂はサウナウィークというとこで10℃。
かるまるでグルシン、ウェルビーで氷点下を経験したが、10℃はアトラクション一歩手前のリアルに耐えられちゃう温度で、冷たさと痛さの境目に痺れる身体に、思わず声がでる。
水風呂経験値が1upし、小さく歓喜。
露天風呂横の椅子に腰かけ目をつむると、ホトトギスの鳴き声がする。
時折ながれる風は、冬が春にバトンパスする狭間のそれで、季節の移ろいをダイレクトに肌で感じる。
こういういいサウナ体験をするたびに、私にはこれだけでいい、と思える。
沢山の物も、あり余る苦悩も、サウナに行って、この小さな気持ちの良さを楽しめる自分がいれば、それで充分だ。
まだまだ、行きたい場所がたくさんある。
[ 静岡県 ]
いいサウナってなんだろう。
2階の休憩スペースで毛布にくるまり、眼を閉じて考える。
一定の速度で走るトラックを軽やかに交わし、視界に飛び込んでくるは、ど黄色の看板と「しきじ」。
入り口の緑のネオンが、自然と気持ちを高揚させてくれる。
前回より浴室が小さく感じるのは、きちんとした縮尺でしきじを捉えられる余裕があるからだと気づく。あまりの聖域感に緊張した、初回のサ旅を思い出す。
ボナサウナも比較的長く滞在することができた。わたしのサウナ経験値、あがったんだな。
その分、水風呂の良さも改めてわかる。「羽衣」という言葉のうまれは、しきじの水風呂に入った人の着想なのではと勘ぐるほどに、柔らかく、まとわりつく。
しきじはサウナの聖地と謳われているけど、ものすごく腰の低い接客だとか、過度なサービスとかはない。
むしろ、ちょっと大きめのテレビの音声や、壁に貼られた注意書きの多さに、いい意味で素っ気なさを感じる。
媚びてない。
程よい暗さの瞑想サウナもとても好きなのだけど、しきじは、「明日から仕事でしょ。だったらシャキッとお風呂入んないと」と言われているような、こざっぱりとした印象。
その代わり、帰り際には「じゃあ、またね」と言いあえる、程よい距離感がある。
いいサウナってなんだろう。
それはお互いが依存しすぎない場所なのかもしれない。
「また明日」「また来週」を伝え合いはするけど、お互いがいてもいなくても、生活が回ってる。
そんなサウナが好きだなぁ。
[ 東京都 ]
サウナに行く日の私はメガネ、すっぴん、髪を結んでトレーナージーンズスニーカーという世紀末のような身なりなのだが、今日は髪を巻いて、メイクをして、春用の洋服をおろした。
何があるわけでもないが、サウナに向かう自分を全力で甘やかしたい。そういう気分だった。
こういう日は新施設よりも、気心知れたホームサウナに限る。
いざ、新大久保・ルビーパレスへ。
今日は時間もあったので、来館5回目にして初めてよもぎサウナに入ってみた。
スチームサウナと思って気を抜いて入るとさすがルビパ、結構熱い。もう一つのロウリュサウナは超辛口のため、1セット目によもぎサウナはいいかも。匂いに癒されつつ、身体もあったまり、花粉にやられた目と鼻が一気に再生される。
水風呂で天井を仰ぎながら、何故ルビパの水風呂はカエルの口から水を足しているのかとと思ったが、カエルの口=少し高いところから水を落とすことで自然と波紋を作っているからか?という結論に至る。
自然な波紋は弱バイブラ的効果をもたらし、誰かがザブンと入ってきたときにおきる「ちょっと!私の羽衣破れちゃう!」という羽衣戦争を勃発させないためかもしれない。
なるほどな、ラブアンドピースアンドルビパの水風呂。
ルビパはバスタオル×1枚とフェイスタオル×2枚を利用できるので、お風呂あがり用にとっておいたフェイスタオルで髪を綺麗にまとめて、休憩スペースへ。
気づいたら眠っていて、あっという間に3時間が経過していた。
4時間コースなので、残りの1時間でゆっくり身支度。
巻いていた髪はストレートになり、メイクも取れて眉毛は無くなってしまったけど、私はもう大丈夫だった。
アメニティのヘアゴムで髪をひとつにまとめて新宿駅に向かった私は、自然といつもの世紀末感を身に纏えていた。
今日も、いつも、ありがとう。
[ 東京都 ]
もうすぐお休みが終わる。
心がソワソワする。
そんな時こそ、サウナに行って頭を空っぽにしたい。
吉の湯は新高円寺駅から歩いて20分位にある銭湯。駅近ではない分、開店を待つ間にはいつもきているのであろうお客さんの間で和やかに井戸端会議が開かれている。
サウナに入る人にはサウナ用のタオルが渡される。大きさがバスタオルくらいあるのだが、これがサウナのみならず外気浴で素晴らしい仕事を果たすことを知る。
それについては、また後ほど。
カラッとした高温サウナは3段組になっていて、辛口派からビギナーさんの期待に応える作り。
テレビが設置されているがサウナの上の方にあるので、みたくない人は目を瞑ってしまえば、テレビの音声は遠くに感じる。
集中し、瞑想する。
温度計では20度の水風呂は浴場の外に設置され、バイブラもきいているせいな、15度くらいに感じる。一気に冷やされ、水風呂を出る頃にはきれいなあまみが全身に浮かび上がる。
そして吉の湯のメインディッシュ、外気浴。水風呂からまっすぐ向かいにある休憩スペースにはリクライニングタイプと、普通の椅子、両方が設置。
リクライニングチェアに身体を預けると、瞼の裏にオレンジ色の暖かい光が淡く広がる。これは…屋根の隙間から差し込む陽の光だ。
時折吹く風、暖かい日光、そしてサウナ用の大きなタオルを身体全身に被せて、必要以上に冷えないようにする。
気持ちいい。
魔法のような時間だった。
休憩を終えその場を後にしようとした時、かけ湯用の桶が見つからなかった。
おろおろした私に隣で整っていらっしゃった方が微笑みを浮かべながら、私にすっと、桶を渡してくださった。
これぞ思いやりバトン。
私は心もあったかくなって、2セット目のサウナに向かった。
[ 東京都 ]
本日サウナに行く人は、多いだろう。
それは16時からの「サ道」に向けて自分を整えるため。
ドシー恵比寿には、浴槽も水風呂もない。
シャワーで体を清めて入ったサウナはしかし、十分な暗さと熱さを兼ね備えている。
ロウリュ用のオリジナルのミントの匂いさ、頭を空っぽりにするサポートをしてくれる。
温度は90度近く。15分計が落ち切る前にら身体はしっかり熱くなる。
水風呂がわりのシャワーは30度、25度、20度と分かれている。
脳天直撃の冷水は、ヘッドマッサージを受けているような心地よさ。。
畳み掛けでよかったのは、外気浴。
外へのドアが空いた先に三脚の椅子。足を伸ばして置けるようの台も完備。
腰を下ろすと、9Fゆえの涼しい風と、都会ならではの喧騒が聞こえて、東京でサバイブしている自分が、サウナで英気をチャージしてここからまた頑張ろう、という凛とした気持ちになった。
私はドシーで整っている人を見て、自分を鼓舞する仕方を知っている、大人の強さを感じた。
[ 愛知県 ]
視界に飛び込んできた栄の看板は、うっすら神々しくて、泣けてくる。
浴場のドアを開けた途端、自分が今いる場所がわからなくなる。横に長い作りの左手側に、湖畔likeな光景が広がっている。ここはパスポートのいらない、フィンランド。
まず、細かい気配りがすごい。
・タオル。使い放題はよくあるが、浴場内にタオルがあったこと場所は一度もない。タオルが脱衣スペースにあると取りに行くのがめんどくさくて結局変えないんだよな。
浴場内にタオルがあるとタオル洗濯の回転率半端ない増えるであろうに、そこはユーザーの理想を優先してくれてる…
・歯磨き粉…歯磨き粉が置いてある=歯磨きOKむしろ推奨と背中を押されているようで嬉しい。堂々と歯磨きできる、嬉しい。
・かけ湯…暑すぎず冷たすぎず、絶妙。サウナ後はお風呂のお湯でかけ湯する派だが、その場合サウナから水風呂の動線から外れて残念な時がある。しかしここのかけ湯はサウナと水風呂の動線内。
なんなのこれ私のためにあるの?最高。
高温サウナ…
今まで入ったサウナの中で一番優しい。熱い、痛いを一度も感じない。
テレビを横になりながら見れるサウナ初。
足をお風呂に入れながら入れるサウナ初。楽しみ方♾
水風呂まわり…
水風呂も幅が広い。
1.めちゃ寒希望者にはアイスサウナ。全身1秒しか入れないのに出たあとの反動がすごい。フィンランド人にとってはこれがスタンダードか。フィンランド、絶対に行くと心に決める。
2.深めの水風呂
体感温度は15度くらいで冷ため。全身ズボッと入れる
3.広い水風呂…
今期一番の大ヒット。
温度は体感的には18度くらいかな、そんなに冷たくない。しかしそこに鎮座するベンチと椅子よ!!
水風呂に全身もたれかかれる椅子置くて、神の発想なのか?贅の極み。
そして森のサウナ…
サウナが教会と言われる所以がわかるような神々しい薄暗さ。入っている女性みんながじっと体育座り。わかる。
うっすら入る光が暖色で穏やかな気持ちになる。温度が下がってきたら自然と誰かがロウリュする一体感。ここに住みたい。
休憩スポット…
インフィニティチェア、横になれるスペース、そして小鳥の囀りが聞こえる+森ゾーン…あらゆるユーザーの可能性を想定して設置されている。
私はウェルビー経営者の米田さんのことをずっと考えていた。米田さんの誰もを受け入れる優しさが、浴室いっぱいに色んな形で滲み出ていた。
ありがとうで胸がいっぱいになった私は、昼下りの日の光に輝くウェルビー栄の看板を見上げながら呟く。
生きててよかったなぁ。
[ 東京都 ]
やっぱり男前、ルビーパレス。
10分3セット!なんて意気込んだところで、我慢できないややカラッとした高温
ロウリュサウナ。
からのキンキン水風呂。
そして休憩スポットは足をあげて体育座りやあぐらとかができるよう、奥行きが深かくなっている。素晴らしく優しい配慮。
何より楽しみなのは、3セットめの休憩のタイミング。ガウンで髪も乾かさないまま、急いで3Fリクライニングスペースに駆け込む。
はい、一瞬でHeaven(爆睡)。
ルビパに来ると熱々サウナ、近々水風呂、ゆったり休憩スペースでギャンギャンに整って、はい、がんばんなっ!て背中を思い切り叩いて励ましてもらってるような気持ちになれる。
とことん、男前なサウナ。
大好きである。
[ 東京都 ]
終始システムがよう分からなかった。
よもぎ蒸しは今まで体験したよもぎ蒸しの中で一番蒸された。三回目は行けず、2回目でフィニッシュ。こんな日があってもいい。ルビパが恋しくなる。