【閉店】蛇骨湯
銭湯 - 東京都 台東区
銭湯 - 東京都 台東区
東京出張での三軒目は都内屈指の歴史を持つ銭湯、蛇骨湯へライドオン!浅草駅から浅草寺を少し観光して蛇骨湯に着くと、昔よく行ってた得意先からすぐ近くにあってビックリ。浅草へは仕事でよく来てたが、こうやってゆっくり歩くことはなかったからなぁ。江戸時代から続く歴史は僕が入った銭湯で最も古い。鹿児島の竹迫温泉や別府の竹瓦温泉は明治からやもんな。廃業前に入れてよかったと心底思いながら浴場へ。場所柄なのかインバウンドの方々にお爺ちゃん連中で賑わう浴場。皆、露天から見えるTVの相撲に夢中。刺青が入ってるおじさんも口を開けて画面に集中している。銭湯はこういう雰囲気でいいんだよ。浴場の壁に目をやるとタイル絵の壮大な富士山が。タイル絵は初めて見たから感動。露天には錦鯉が泳ぎ、これまた風情がある。露天の椅子に腰掛けて小説を読む若者。やはり銭湯はこういう雰囲気がいい。自慢の温泉は黒みがかり、芯まで温まる感覚。ずっと入れるな、これ。十分に温まりサウナへ。ストーンストーブで98度の割にはマイルドに感じるセッティングなのに、発汗はしっかり。南阿蘇の四季の森温泉を思い出す設定で、無理なく入れるのが嬉しい。水風呂は露天にあり、温泉を冷やして利用しているため、肌触りは柔らかく、これまたマイルド。胎児が羊水に包まれている時ってこんな感覚なんだろう。浴場から上がり、番台の女将さんに熊本から来たことを告げると「ごめんね、もう廃業しちゃうのよ」と笑顔で言われる。笑顔の奥には寂しさだけではなく、一種の充実感、安堵感を感じる。江戸から続く重責を担ってたのだろうから当然か。退店すると店の前にはタバコを吹かし世間話をする90歳近い婆と恐らくそのお孫さんが。日本の原風景ってこうだよな。次の施設に向かうため、田原町駅まで歩くとビルの合間からスカイツリーが。イノベーションの象徴に消え去る憩いの場。最後にその雄姿を眼に刻めたことを心から感謝したい。
素敵な銭湯、素敵なサ活です!
なんと美しいサ活!最後のスカイツリーとの対比の締め文が素敵です
熊本んトゥ
BBQさん 読めたよ❗️読めたよ❗️ なんか 泣けてくるぜ セント酒最終回と重なって 涙が...
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら