2019.10.17 登録
男
[ 京都府 ]
昨夜深夜にチェックインしてからの朝ウナ。2020年オープンで駅近のホテルとして値段も手頃。
サウナは10人は入れそうだが6人しばり。しかし利用者は常に1〜3人で余裕。90℃でしっかり蒸される。テレビ無しBGM無しなのも良い。1人用サウナマット設置。
水風呂は18℃で3〜4人は入れる広さ。
外気浴は露天風呂にあるリクライニング2脚と椅子1脚。リクライニングには低反発マットが敷かれていて、逆に清潔感がどうかと思うが、寝心地は良いし常に空いている。空は見えないがそこそこの広さもあるためゆったりできて良い。
京都でリーズナブルに泊まるなら、これからはここ一択になりそう。
男
[ 兵庫県 ]
山上ロード2時間走のあとに、泊まりで初利用。丁子ケ辻からすぐの高台に突然広がるコテージ村が、ここリネスト。
眺めの良いHOME3から遠くに見える街あかりが三田なのが面食らう。六甲山からの景色と言えば神戸であることがお決まりであるからだ。
サウナはイベント専用のコテージの1階にある。サウナ90分つきの宿泊プランで日没時刻に予約。時刻になるとスタッフがコテージまで迎えに来てくれる。サウナハット、ガウン、バスタオルが入ったバスケットを持って。
施設に案内され、冷蔵庫の中の飲み物はすべて無料だと聞き驚く。ビールやソフトドリンクばかりか、ハーフボトルのワインまであったからだ。シャワー室は2箇所、タオル大小は数枚ずつ使い放題。お湯のスイッチが入れられてなかったり、ボディソープが空だったり、施設利用の案内がほぼなかったり、何かと不備不足のあるオペレーションに苦笑するしかない(すでにコテージでも不備不足不便があったため)。
サウナ小屋を中央にして両側にホットタブと水風呂が配置。このスペースが、両側のコテージの窓から見える位置もあるので、目が合うと気まずいかも。目隠しはもう少しできるように思う。
薪ストーブは見たことのないタイプ。ケージのなかにストーンが少なく、ロウリュをしても弾かれてしまい熱くならない。せっかく薪ストーブなのにストーンが効果を発揮しない構造は残念。天井が高く、隙間も多いのが室温湿度をベストにできない原因だと思われる。なぜかサ室内のベンチの上に置かれた薪を時々追加するが室温はわずかにしか上がらず。それでもサ室の大きな窓から見える六甲山の樹々の緑や夕焼け空は気分を良くしてくれる。
そんなサ室のため、20分いても身体の芯から温まるような蒸しは得られないが、この環境に貸し切りサウナがあることだけで感謝である。水風呂は19℃くらいだが、温まらない身体にはちょうど良い。外気浴はリクライニング固定のウッドチェアで。あまみや多幸感には遠いサ練だが、90分はあっという間に終わり、もっとゆっくりしたいと思わせるサウナだった。近場にこのシチュエーションのサウナがあるだけでありがたい。いろいろ至らない点は散見されるが、今後の改善に期待して、また来たいと思う。

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2025トレランサウナ旅12泉目。ついに153kmD+9000m、44時間の旅を終えて至福の時。完走後のととのいはひとしお。
まずはスキーサウナで寝転んで蒸される。良質なショートアニメーションを観られるアニメサウナは意外と良い蒸し。ミントの香りのスチームサウナもよき。唯一アロマサウナは室温50℃と低すぎてさらに汗臭がして退散。水風呂は無いが冷たい雪解け水のバケツ水浴びで一瞬にして冷える。
そして名峰モンブランと青い空を見上げてのインフィニティチェアでととのい。寒くなれば多彩なテーマのあるさまざまなととのいルームへ。
お気に入りは鳥のさえずりが流れるハンモックルーム。硬質なテント地のハンモックの寝心地の良さで、たちまちレースの疲労もあって爆睡し、横にいた家人によると後から入室してきたゲストに苦笑いされたらしい。また、天井に投影された自然がうつろうイメージビデオを寝転んで見上げ、没入できるウォーターベッドの部屋もいつまでも寝ていられる(ただし読書家には暗くて本が読めないためオススメできない)。
予約したウェルネスランチはメニューは変わらないが12€も値上がり。だがそれを理由に食べない選択はない。少食でも満足できる安定の品揃え。外のテラスでモンブランや山々、隣の降機場に降りてくるパラグライダーを見ながらのんびりと食べる、そのシチュエーションに価値がある。
一日中最高のロケーションで、風呂、サウナ、ととのいルーム、食事、マッサージやエステなどを存分に味わえる。唯一無二の価値があるから一人2万円でも世界中の老若男女が多く訪れる。そんな場所に毎年戻ってこられる幸せを噛みしめて、また来年まで、さらにパフォーマンスアップができるよう精進しようと誓う。

[ 東京都 ]
5時半から朝ウナ。水風呂は21℃に。リクライニングチェアは、あれはチェアではなくベッドだな。漏れなく誰かが爆睡している。2セットしてもまだ同じ人が寝ていた。幸せな人だ。

男
[ 東京都 ]
2025研修サウナ旅5泉目。研修会場から近くで探してこちら。都会の真ん中で天然温泉がウリ?しかも黒湯とは珍しい。
サ室は98℃なれどTV有り。幸い放映は甲子園で邪魔にならず。ここのアロマはあまり強くなく許容範囲だが、ほんとにこの人工的な匂いがいるかと言えば、汗臭を消すためにはあったほうがいいのだろうか。
それにしても水風呂にはなぜかお湯が投入されて常時23℃。さらに黒湯は40℃しかなくぬるい。冷たいものは冷たく、熱いものは熱くが好みの人には残念な設えである。
外気浴スペースにはととのイス2脚とフルリクライニング1脚。あいにくフルリクはいつも誰かが爆睡中。
お客様は大陸の方々が多く、脱衣場と洗面台は荒れ放題。スタッフはもう少し頻繁に掃除に来た方がよいと思う。お値段相応と言えばそうかもしれないが。
ところでサウイキアプリ、混雑度の入力時間帯が複数出てこないのはなぜだろう?0時まわるとリセットされるのか?
男
男
男
[ 兵庫県 ]
渡仏前、最後のガチ摩耶練からの、ずいぶん久しぶりとなったこちら。熱々のサ室はタオル1枚では尻が火傷しそうなほどの相変わらずワイルドヒート。BGMがアコースティックギターのインストに変わっていたが、これも自分好み。水風呂も安定の17℃。浴室にととの椅子が出現していたが、もちろん内気浴はリラクシングルームのインフィニティソファで爆睡。3連休中日なのに2時間40分、3セットすべてでサ室は貸し切り。サ室出るたびにアクエリアスの炭酸割りを補給。ロッカー、パウダー、浴室、サ室、ととのい室、清潔な無限タオルとガウン、BGM、すべてに完璧な設え。関西圏のホテルで得られるサウナ体験として、今のところ最も好みなのは変わらない。ここを超えるとしたら、プラス外気浴とセルフロウリュができるホテルしかないと思う。
男
[ 兵庫県 ]
摩耶練8時間のち。日曜日は1730過ぎるとお客さんは少なくなる。🇫🇮は一人の時間帯もあり。それにしても相変わらず臭い。日本有数の上質なサウナが台無し。
「自分の汗だまりは拭いて退室しましょう」と貼り紙してもいいと思う。町場の銭湯を見習って、皆んなが気持ちよく使えるようにしてほしい。注意書きの貼り紙無しがポリシーかもしれないが、それは誰のため?もしそうしたいなら、スタッフが定期的に拭きにきたらどうだ?もちろん自分は、いつも他人の汗だまりまでも拭いて出ている。
どんどん値上げするし、人気に乗じて質が疎かになっている気がする。

[ 兵庫県 ]
珍しく会議や研修の予定が何も無い平日。朝のルーティンを済ませて昼から摩耶練へ。ところが最近ではあまりない最悪の調子。1ループだけで退散してから。
フロントで今年も回数券を売ってますとのことで迷わず購入。とにかく値上がりが凄すぎる。ちょっと前はフリータイム2100円じゃなかったっけ?と思う。知らんけど。今年の回数券にはマッサージチケット500円が3枚付く。使うかなあ?
平日夕方、仕事終わりの皆さんが多いかなと思いきや、それほどでも無い。というか、🇫🇮は一人の時間帯もあるし、ととの椅子は常に空いていて言うことなし。それにしても🇫🇮の熱さは最強。室温82℃なのにロウリュ2杯で強烈な熱さが降りてくる。7分で十分。そのうえ今日の水風呂は11.7℃未満では?と思える冷たさ。おまけに今日の外気浴は風鈴が盛大に鳴るほど風も程よく強い。なかなか引かないあまみを全身に纏ってバッチリととのった。ジェットで筋肉をほぐし仕上げはハマーム。こんなコース、ほかでもできるのかな。
風呂上がりは、阪神広島を観ながら日向夏ビールとハーフ冷麺、フィンランドビールとカレー。何でもそこそこ美味しい。隣の若者が「メニューがいっぱいで選べないー」とうれしい悲鳴を控えめに呟いていた。幸せな人たち。
働く人たちの夏休みはこれから。混む前に真夏のサ練ができて良かった。写真は神戸市バスのラッピングカー。山から下りて偶然出会った。

男
[ 石川県 ]
2025夏研修サウナ旅4泉目。第一クール完了祝いでこちらに投宿。チェックイン後に金沢カレーで小腹を満たしてからの19時入泉。
フロント嬢にレクチャー受けて独占2時間のととのいへ。サウナスペースは手前から奥へ、内気浴用リクライニングと洗面台、トイレのある前室、その横にサ室、真ん中に内風呂ジャグジー、最奥のバルコニーに外気浴スペースの設え。前室には清潔なタオル大小とロウリュ用の加賀棒茶と飲用水。
サ室は入り口のコントローラーで100℃まで調節可。セルフロウリュができるため、じぶんは90℃フィックス設定。早速サ室へ。ギリギリ2名定員。ストーブはおもちゃのように小さいが、もちろんちゃんと熱く、少しのロウリュでたちまちよい加減に。普通に自宅に設置するならこの大きさだろうというサイズ感。加賀棒茶の香りも癒される。自分の好みの蒸し加減をコントロールして10分で蒸し終わり。
水風呂はあらかじめ水を張られたジャグジーへ。水を追い足すのも水温は下がらず水温22℃くらい。まあここは仕方ない。
バルコニーのコールマンをインフィニティにして外気浴。今夜は花火DAY。遠くに聞こえる爆発音を聞きながら夜空を眺める。あいにく無風。
街中サウナとしてはこれ以上望むのは酷というもの。期待以上でも以下でもないが、2時間3000円ちょっとは地方都市のなせる技。ありがたく4セットして金沢の夜はふける。

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[ 石川県 ]
2025夏研修サウナ旅3泉目。石川の仲間に奥能登の肴と酒でおもてなしをいただいた後、とっていただいたサウナの無い駅前ホテルからタクシーを呼んでこちら。
古い銭湯をリノベーションしたらしいが、昭和レトロな改装ではなく、あくまでも今風にデザインされた外観に内装。こんなタイプは初めて。なんというか、未来派銭湯とかネオ銭湯とか近未来銭湯とか呼ばれそうな、関西では見かけないタイプ。聞けば東京で流行ってるタイプだとか。
フロントまわりには地元のイベントチラシやオリジナルTシャツなどが展示され、寝転んで休める小上がりなんかもある。自動販売機でチケットを買って入泉。
脱衣場は狭いが浴室が見える全面ガラス張りで明るく開放的。人が少ないため狭さは気にはならない。
浴室は富士山と龍がモダンに描かれたタイル絵が湯舟を見下ろす。瀬戸田のyubuneを思い出す。洗い場のカランも見たことないデザインでシャワーヘッドはひまわりみたいな大きさ。サクッと洗いサウナへ。
扉には、床に水をまかない、ストーブに水をかけないなどイラスト付きの注意書きが貼ってある。よく見れば、サウナの梅湯などでも見られるイラスト。定番備品として売られているのだろうか。
さあどんなサ室かわくわく。室内は無音、照明も落とされ、レンガと木材が組み合わされた内装で粋な感じ。ストーブはこれも見たことのないタイプで、なんだセルフロウリュができる仕様じゃないか。2段ベンチは詰めれば8名座れる。2段目に着座。温度計はストーブ上にあり110℃を指すが、座席でも100℃はありそうな高温。ロウリュは柄杓1杯にしたほうが身のためだ。同室の人もヒーヒー言っている。大丈夫か?これほどの高温はそうはなく、6分で退出。
水風呂は階段上って入る深めの浴槽。サ室とは対照的に水温は20℃ほど。ここは残念。ただ水質は柔らかくよいため、心地よさはある。
さて外気浴。サウナ利用者専用の半外気浴スペースに椅子が4脚。壁が長方形に切り取られ、その部分に脚を前に投げ出して置ける。緩衝材が巻かれていてアキレス腱やかかとを乗せても痛くならない配慮がうれしい。椅子もデザインされたやわらかな樹脂製で座り心地よく、たちまちとろける。閉店までの3セットが物足りなくなるほど居心地の良いサウナであった。
帰りは店が推すイヨシコーラを飲み復興支援ステッカーを5枚お土産に。予備知識無しで来訪し、これほど期待を上回った銭湯に出会えたことに感謝。この銭湯のためにプライベートかランニング旅でまた来たいと思った。

男
[ 奈良県 ]
7時から朝ウナ。サ室、水風呂ともに温度は昨夜と一定でよい。ほぼ貸し切り。昨夜よりも朝の外気浴は涼しく快適。本当にコスパはよいのだが、サ室の芳香はサウナハットに染みこむほど強烈で、これだけは堪忍してほしい。いろいろとかゆいところに手の届くサービスが過剰なのがウリなのが善し悪しだったりする。しかし、他の地域でも機会があれば(他に選択肢がなければ)今後もお世話になると思う。

男
[ 奈良県 ]
2025夏研修サウナ旅2泉目。16時に研修を終えて浜松から移動して20時にチェックイン。明日は日航系が会場のため、近くのこちらを予約した。奈良とは言えさすがにumeや御所までは足を伸ばせない。で、野乃ブランドは実は初めて。
チェックイン時から外国人の方々が多い印象。部屋で浜松で購入した鰻弁当を食し一服してから風呂へ。
21時も回っていたせいか浴場は人も少ない。サ室もほぼ貸し切り。ウレタンマットを携えて入ると暴力的な香りが襲ってくる。複数のアロマを混合しているらしく、なんとも言えない匂い。汗臭に比べるとマシだが、これはこれで辛いものがある。おまけにベンチに座ると強制的に見たくもないテレビを見せられる。これも苦痛。そんなことには関係なく、94℃で汗は出るので良しとするしかない。
水風呂はこれも人の出入りがないせいか、幸いにも16℃と良き冷たさ。そしてここ4日間のサ練でようやく実現した外気浴。半リクライニングチェアに身を委ね、扇風機から送られる生温い風を受ける。お世辞にも心地よい風とは言えないが、これも外気に触れられるだけでも良しとするしかない、のかもしれない。疲労のせいもあり20分は寝てしまったので、悪くはないのだろう。
先月のラビスタもそうであったように、何か秀でた特徴があるわけではないし、決定的な不足もない。いやむしろ、余計なサービスがいろいろあると言える。それゆえに、今時の用語で言えば、コスパがいい。そっちから見ると、そう言えるのかも知れない。いわゆるそつのない、平均よりやや上のランクを狙ったマーケの賜物。面白みに欠けるが万人受けは断然する。そんなサウナであった。
風呂上がり。さてビールをと自販機の場所をフロントで尋ねると、あろうことか無いと。そんなバカな。そして近くのスーパーを案内される。なぜだ?いまどき、青少年いこいの家的な宿にもビールの自販機はあるというのに。不思議すぎる、謎。
男
[ 静岡県 ]
2025夏の研修サウナ旅一泉目。浜松は2017年以来。駅近くでサウナがある宿をサウイキで調べてチェックイン。
昭和のまま改装していないような渋い老舗のグランドホテルの風情。
風呂とサウナはプールに併設されたメンバーズクラブ方式。この形態の特徴は、やはりメンバーたち(多くはシニア世代)利用者が一定の見えない規範に従い、紳士的な社交場として機能しているところだろう。メンバーでなくとも挨拶が交わされ、馴染みのメンバーの会話が場の空気をつくる。
クラブは6階にあり、受付でロッカーキーを受け取る。フロントマンが丁寧にロッカーまで案内してくれる。ロッカーは最近では市営プールにも無いだろうという古さのもので、鍵穴の建て付けも怪しくなっている。しかし中にはタオル地のガウンが用意されており、古くとも品位は損なわないという矜持のようなものさえ感じられる。
浴室入り口にある使い放題の大小タオルを取り浴室へ。豪快にジャグジーの泡が立つ浴槽がひとつにカランは4カ所。コンパクトな浴室に、扉のゆるいサ室は意外と大きく8人仕様。ストーブはわがホームの銭湯と同じタイプときたから、一気に親しみが湧く。3セットとも貸し切り。2段ベンチの上にある年季の入った温度計は90℃。天井が低く、十分な熱さで満足できる発汗を堪能させてもらった。古いが手入れは行き届き、汗臭もなく、テレビ無しBGM無し。照明が暗ければ瞑想タイプのそこそこ良いサ室になりそうなくらい。
水風呂は20℃くらい。あまり見たことないような一人仕様。深さがあり、脚を縁に上げて全身を沈ませてインフィニティチェアのように浮かぶことができる。水温は高いがこれはこれで良い。
内気浴は、浴室を出てフルリクライニングの一人用チェアにガウンを着て寝転ぶ。これぞクラブの醍醐味。背が起きない椅子もあるのはご愛嬌。飲み物は水のみの提供。オープンロッカーがないため、都度鍵付きロッカーにガウンを置きに行かなければならないのが導線を悪くするが、それもまあ仕方なく受け入れるしかない些細なこと。利用者が少なくても存続されていることに感謝しなければならない種類のサウナ場である。地元の紳士たちが羨ましい。
朝ウナはなく、定休日があり営業時間が短いので注意して利用するといいだろう。

男
[ 京都府 ]
2025トレランサウナ旅11泉目。東京以外の銭湯サウナで最もイキタイ数が多いこちら。いかんせん若者があふれる待ちの出るサウナが苦手なため、これまで避けてきた。しかし、ついにその時が来たとサウナの神様からお告げがあり、お昼前に到着。
何度も写真で見た外観に見とれながらまずは撮影会。入り口の前には旅行者の若いカップルがいたため、ああやっぱり混んでいるのかとちょっと怯んだが、彼らはすでに風呂上がりで、呼んでいたタクシーに乗ってご帰還。おそるおそる引き戸を開けるとそこにはお馴染みのリノベーション銭湯の風景が。左に番台、正面にはさまざまなグッズがところ狭しと置かれ、もちろん昭和の香りをそこはかと漂わせる懐かしい飲み物たちが冷蔵ショーケースのなかでスタンバイ。思えば、この設えは、ここから始まったのだと思うと感慨深さも湧き起こるというものだ。
のれんをくぐり、いざ脱衣場へ。わくわく。狭くもなく広くもない脱衣場から浴室内全体も見渡すことができ、混み具合が一目瞭然に見て取れる。結果は、「意外と空いてる、ラッキー」であった。いそいそと服を脱ぎシャワーを浴びてサ室へ。サ室内も浴室から見えるため人影が少ないことがわかった。そうとなればサウナマットを携えて中へ。
サ室はいきなりボタニカルな香りが鼻孔をくすぐり、一気に気分が高揚。サ室内は自分を入れて4人がゆったり。一番奥のヒーター横に着座。なんだかサ室というより、イカしたクラブに来ているようなクールなBGMが脳内を溶かす。すでにタダ者ではないサ室に心身ともに委ねる準備ができた。ヒーター直上の温度計は110℃を指すも、ちょうどよい熱さ。昨夜のトレイルで完全に開ききった汗腺から玉の汗が容易に噴き出す。なんじゃこれ、レベルのサ室。人気の理由をたちまち理解した。もはやサ室が狭いとか景色が無いとか外気浴ができないとかととのいスペース無いとかの問題ではない。この絶妙のサウナ体験は唯一無二の世界観を創成している。こんな銭湯サウナ、ちょっとない。イキタイ人気には東京の方も多数いらっしゃると思うが、似たようなサ室が東京にもあるのか聞いてみたいものだ。途中サ室を貸し切りとなる時間が5分ほど発生するが、ふだんは一人がうれしいはずが、この快楽を独り占めすることに罪悪感さえ覚える。「サウナの」を冠するその名に恥じないどころか、他に誰がその名を名乗れるか?と誇らしげに自賛するその心意気が潔い。
サウナ上がりには家人ともども思わずグッズを買い込み、さらに銭湯雑誌にはわがホームが巻頭カラーで掲載されていることを知りご縁を感じずにはいられなかった。だとするなら、ホームももしかすると・・・ありうるかも。

男
[ 京都府 ]
2025トレランサウナ旅10泉目。昨日から初投宿のこちら。昨日は銭湯サウナで朝ウナしたため、今日の朝ウナが初めての入泉となる。8階の部屋からは昨日走った京都一周トレイルの山々が見渡せる良き眺望だが、サ室は3階で窓なし。
2人用タオル地の黄色のサウナマットが横に3枚の2段。この広さにメトスの小型ストーブ2台のため、少々物足りない熱さ。しかしほぼ貸し切りのため2段目で足をなげだして蒸される。BGMは家人に毎日聴かされているおなじみのドビュッシーをはじめクラシックなピアノとギター曲。少し音が大きめ。じんわりと汗が出るのに12〜14分はかかるホテル仕様なサウナである。
一方外光の入る水風呂は広く、しっかり冷たい掛け流し。サ室がもっと熱ければよい組み合わせだと思うが、ちょっともったいない感じ。さらに内気浴は椅子一脚のみで不全感。贅沢は言わないが、椅子を増やせば人が増えても安心して利用できるだろう。サ室、水風呂が悪くないだけにそこが惜しい。

男
[ 京都府 ]
トレランサウナ旅9泉目。夜通し66km/11時間走ってからの朝ウナ。ゆとなみ社プロデュースのお風呂は実は初。各地の銭湯のお手本となっているのがよくわかる。
サ室は一段5人定員。ストーブの火力がしっかりとあり、夜通しサウナ状態で汗吹き出して走り汗せんが開き切っているせいか、1セット目はわずか4分で蒸し上がる。だが若者があぐらで座っていたため一度は入れず。浴室には客は少ないがサ室はほぼいつも満員。
水風呂は2名でゆずりあってと書かれているが、若者が1人で独占すること多し。もうちょっとルールを徹底したほうが良い。内気浴は脱衣場にタイルを敷いた場所のスツールに座って。こういうスタイルは見たことないが、アイデアだなと思った。ここもすぐに争奪戦になるのが難しいところ。情報満載のフロントスペースも心地よい。サ上がりに牛乳とグァバジュース。昭和の飲み物の品揃えが素晴らしい。
総じて既存の町銭湯をあまり改造せずにリノベーションした銭湯としてはお手本になるのはわかる。ゆとなみ社、さすがである。ただいま存続の危機にあるうちのホームも手がけてほしい。
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。