松竹温泉 天風の湯
温浴施設 - 愛知県 江南市
温浴施設 - 愛知県 江南市
6時オープンのスパ銭サウナに飛び込んだら、サウナ室に15人いて等間隔に座って前を向いてるから授業受けてるみたいだ
期間限定で高温を100℃に引き上げてることを貼り紙を見て知る
朝6時オープンのサウナ室は物足りず、7時過ぎになって漸く本気を出す
授業を聴きながら普段の85℃との違いを確かめるがイマイチぴんとこない
サウナ室を出て、水風呂を経て露天に寝転ぶ
上方のスピーカーから流れるオルゴールのミドル域の音がやけにクリアに聴こえる
マルマルモリモリの後は、竹内まりやの人生の扉
その後は大塚愛のさくらんぼ
なんとなく春を感じさせるプレイリスト
ドライサウナ2セット目
今度はしっかり熱い。いつもは汗で濡れているサウナマットも乾いている。これが100℃の威力か。温度湿度の肌感はウェルビーに近い気がする。ただ、いつものサウナで定点観察してるから、変化点が違和感として変換される。気づくとサウナ室は4名に減っていて、最上段はガラ空きだ。本気を出したボイラーについていけないのだろう。
いつもとは違う、いつもの場所。
最近、正しさとは何かをずっと考えている。正しさが真っ二つに分かれてる気がしている。自分の正しさと全体(社会)の正しさ。小さい時からピアノを習い、歌を歌うことにちょっとした自信があった。高校の時、音楽の隈丸先生からしつこく合唱部へのお誘いを受けて、断りきれず高2の中途半端な時期に入部した。うちの高校は当時では珍しかったと思うのだが、男女混成ではなく男性オンリーの合唱部だった。歌うときは高音が出るので、トップテノールという一番高いパートを担当することになった。(パートは4部構成)
合唱部にも馴染み、学食で突然集まってゲリラライブをしたり放課後に毎日集まって練習したり腹筋したりして充実していた。
ある日、いつも通り練習していると、間野くんから待ったがかかった。
『原キーをキープしてるのは分かるけど、皆んなに合わせて音をとってくれよ』
間野くんが指摘したことは、歌ってる中で喉の疲労などでキーが下がってくるから、正しい音をとろうとせずに皆んなに合わせてくれよ。というものだった。
それに対して、五線譜で正しい音をとっているのは俺で、皆んなが下がってんだろ?と激しく抗議した。間野君は『俺も音感あるからお前の気持ちは分かる。この場合の正解は皆んなと音を合わせることなんよ』と説得されて、仕方なく『この場合の正解』を追い求めることにした。
合唱の皆んなに合わせる時間の方が長くなると『俺の正しい音』は消え去っていた。今、振り返ると三角形の鋭利な部分を面取りしたのだろう。
男
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