【閉店】カプセルホテル&サウナ 銀河 綾瀬
カプセルホテル - 東京都 足立区
カプセルホテル - 東京都 足立区
唯一無二と言う言葉は銀河で発見されたのかもしれない。来る者を選別するかの様な屋上の看板、入口から至る所にある注意書き。
入口を抜けるとそこも銀河であった。今日のアロマは鉱物油であろうか、リフレッシュ効果があるのかも知れない。館内の雰囲気の割に対応の良い受付を抜けるとそちらでは無いと衛星の軌道を修正される。
階段を上ると宇宙への入口があった、動力機の運転音がBGMとは気の利いた趣向である、そのうち機械の身体を手に入れる事もできるかも知れない。
自動扉の先には文明があったと思われる光景がある、いや今も続いてるのかも知れない。そこにはあるがままと言う事を我々に知らしめてくれるのである。パイロンもブルーシートも唯一無二の存在である。整流子もあるがままである。我々は遺跡の調査に来たのかも知れない。
サウナ室に入るとそこも銀河であった、100℃前後、動力音、テレビの音、鉱物油のアロマ、いや石か木か何かから発されてるのかも知れない。乾燥地帯、いや砂漠なのか。中東の油田の幻が見えてるのかも知れない。口、喉の渇きを犬歯を刺激し唾液分泌で補うが足らない時はタオルを口に当てて湿度を補給する事を覚えた。
後に動力音は無くなったが淋しさすら感じる。
サウナは汗をかくものと言う固定概念も銀河には必要ない、あるがままにそこに存在すれば良い、テレビの横の一人しか座れないスペースが何故か居心地が良い。
水風呂もあるがままである、そこにはチラーと言う存在は必要無いのであろう。
外気浴も銀河には必要ないのである、何故ならば銀河とは外気浴であり外気浴とは銀河なのである。
ロフトもリクライニングも食堂も銀河なのであるがそれはまた次の機会に書く事としよう。
もう一度言おう、唯一無二とは銀河の為にある言葉である。
男
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