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2024.01.26

1回目の訪問

堀田湯

[ 東京都 ]

あの懐かしい商店街
駄菓子屋さんと揚げたコロッケのにおいとスっと冷たい風

短い夜に浮かぶネオンサインを目指してはもぐもぐしながら到着してホッとした

綺麗に張り替えられた格子天井
残されたタイル絵の桜と富士山は前にも増してきらびやかに見えた
高価だねこれきっと当時でも

柱頭飾りの柱や梁もそのままにペンキが塗り重ねられていた
たてつけの悪そうだった窓のサッシも新しくなった
鏡には浴場広告があって作られたレトロで可愛いのだ
広い浴槽と熱いお湯
浴場の心臓と血管にあたる配管や設備も新しくなってゴキゲンなお湯だった

露天へ出ると前室にハルビアのストーブが壁にあってほんのりあたたかい

ストーブ前の二段目に座った
木は濃いめの紅茶に漬けたよな良い焦げ具合
ストーンの上には自在鈎と鉄瓶と魚
この木造建築を火事から守ってくれるおまじないがかけられていた
ストーブガードと麦飯石みたいな石に守られていた
すぐにsusの配管から鉄瓶に水が流された
細く長いオートロウリュだ
案の定ストーンからは大量の蒸気が舞い上がり
ギャーーー!アチイ!悪魔の空気が肺に!
下向きのシュノーケルが欲しかったお願いしますフロントで貸し…いいやこぶし2個でストロー作ってなんとかする!

いつしかガラス窓は結露でぼんやりしていた
風景が変わる

水が多くて深い水風呂へ
沢山の水の中は夢の中みたいに走ろうとおもっても上手く走れないから魚になって進んだ
水中照明に照らされた水は青白く透明に光っていてターコイズみたいで綺麗

ここはサウナの格子窓から見えた風景
反対にここからはサウナの中の様子が見える
さっきまでの僕がいた 熱そう

ずっとここに立っている木の下、岩風呂で休憩
今日はリンゴ湯だったみたいでプカプカとリンゴちゃんが流れてきて可愛いかった なんですかーと思った

露天風呂の湯面が冷たい空気に触れて水面からフワって登った 
リンゴの香りがしていい気分

もう一回サウナに入ってグラグラしてそのまま服着て施設を出た
帰り道の商店街は僕の周り半径50センチ位は暖かい空気になった気がしたよ

なるべく素敵な勘違いをしながら生きていきたいナリ

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2024.01.19

1回目の訪問

MONSTER WORK & SAUNA

[ 東京都 ]

👾 MONSTER SAUNA ☠️
     
    🥚🐣🐤🐥▶▶❔❓
     
   PRESS START BUTTON
     OPTION 
  ▶PLAYERSERECT!
     
20XX年サウナ不毛の地、吉祥寺にモンスターサウナがあらわれた!おっとまさか住みたい街上位ランクの座を譲らないつもりなのか!大根の取れる本数東京1位の練馬から勝手にhere comes NewPlayer!
勝つのは俺だ!             

1p へむLv1からのリスタート
サマーソルト逃げ ↓タメ↑A
竜巻旋風逃げ ←タメ→B
わざはこれしかないけど怯まず洞窟に突入


STAGE1 《受付》

QRコードをよみこんだ
MISSION CLEAR!GO!

STAGE2《浴室へ!》

大きな垂幕をくぐるとおびただしい数のロッカー
お洋服全部脱いでポンチョを羽織る
浴室の手前のフックにまたポンチョを掛けていざ突撃

STAGE3《洗体!》
無骨に並んだ立ちシャワー
気分はちょっとだけファイト・クラブ
真後ろにあるプールみたいな水風呂をチラチラ気にしながらトリートメントしたらMISSION CLEAR!

STAGE4&BOSS《サウナへ突入せよ!》

おびただしい数のサウナストーンにストーブは埋もれていた
100人入れるサウナ室 20人以下だと寝サウナオーケーというラブな公式ルールがあるのだ
室内にはなんと僕一人
ランランしながら上へと駆け昇り寝てみ、
アチイ!背中!!なんか敷こうね

この部屋の入口には眷族みたいに2基中型のストーブも設置してある
ライトが灯りナイアガラロウリュ
ラスボスの全体こうげき!アチイ!
でも以外と大丈夫!CLEAR!

STAGE5《水温の謎を探れ!》
サウナ室を出るとすぐにプール大の水風呂がある

背面から冷たい水が注がれていた
とても冷たい!
水中を移動しながら物色
浴槽の中央付近の底部から温水が送り込まれていた
常にオーバーフローしていて綺麗な水
反対側は15℃位の優しい水温

STAGE6《ととのえ!》
ポンチョを着て休憩スペースへ
恐ろしい数のインフィニティチェアが並ぶ
アンビエントなBGMが流れて良い感じ
その奥の洞窟みたいなメディテーションスペース ヤバい!素敵!
深く深く潜りこんだ地下ならではのリラックス
MISSION100%COMPRETE!!!

CONTINUE?

 NO
▶YES!!!!!!

これから楽しい宴!!

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2024.01.16

3回目の訪問

午前3時の川越街道は通り過ぎていく長距離トラックの眩しいライトと排気音のリズムが孤独にさせる

東京の西の方 丘の上にあるヒルトップへシャロンと一緒に

1977年が綺麗なままでそこに建っていた
制服を着た方が愛想よく受付してくれた
こんな時間、きっと僕なら欠伸をしながら居眠りしていることだろう

脱衣場ではジャズが聴こえる
真夜中のメロディは耳に心地良かった

誰もいない空席だらけのサウナ室
額縁みたいな枠の中のテレビからは通販の番組が流れていた
居間のようにゴロゴロしながら見てた

軽くて隙間も吸える掃除機
なんかちょっと欲しくなった
吸引力も強いらしい

天井の近い三段目
ストーブの熱は日だまりのように肩に手を置いた
暖かい孤独と過ごす時間

手摺や背板は白いペンキで塗られていてなんとなくアメリカンカントリーっぽく見えた
多分ちっとも狙っていないんだろうけど
どことなくギルバートグレイプ

いつの間にかテレビには夕暮れの海岸を白馬に乗った王子様が駆け抜ける映像が映された

午前4時の暴れん坊将軍IIIだ

町娘があくどい商人にはめられ殺人の容疑をかけられ岡っ引きから逃げる悲痛な話

面白かったので限界が来たら大きな水風呂に浸かり、続きが気になるのでろくに休憩もせずにサウナへ戻るを繰り返した

なんと黒幕は町役人だった
旦那が殺められた町娘は敵討ちを果たし小料理屋を新規オープンした
レセプションには松平健や佐藤B作らも駆けつけてくれていた
江戸の街にまた一輪、美しい華が咲いた

深夜までずれ込んだ仕事の疲れも悪人も上様とヒルトップが成敗してくれた

エンディングテーマまで頑張って見たのでいつも以上に長居してしまい疾風のように水風呂へ逃げ候

余韻に浸りながらへむへむしていたら突如ジェットが稼働した

時間は午前5時

その水流は肌を通り抜けて五臓まで到達しそうなほどに体温を奪っていく
ちょっといらないくらい冷えてしまった

非常階段で丸い椅子に座って休憩した
白みがかった空は朝の息吹を映しているみたいだった

グッドモーニング板橋

環八のトラックが鳴らす喧騒の中、バグダッドカフェのコーリングユーを聴きながら家に帰った

少し仕事が残っているけど、伝えなきゃいけない事があるけど
もうビールノムトップ!
そしてネルトップ
hallelujah!

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2024.01.16

2回目の訪問

サウナ飯

久松湯

[ 東京都 ]

チェックイン

大番ラーメン 下赤塚

また食べちゃった…ラーメン…

キャベツの千切りが細かくてきれい

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2024.01.10

1回目の訪問

水曜サ活 サウナ飯

ドラゴンサウナは前室があって熱が逃げにくい構造になっている
仄暗いサウナ室だが関節照明による適度な照度があった
スキの無い完璧な造り
上段にへむへむ昇って座るとストーブがライトアップ
燃えよドラゴンのテーマが流れた

ハルビアのタワーが5基並びsus配管から加圧された水がリズム良くロウリュされていく
弾けた蒸気は厚い塊で室内を巡る
水圧もあってかあっという間に上段まで届く

万全の体制で待ち構えた

辰年にドラゴンロウリュ
なんて縁gィアチィィィーー!!!
なんかダメだもうでも満席で降りれない
すでに僕のドラゴンは燃え尽きていた

少し時間をおいてまたやぶさかでないライトの動きと5連ロウリュ
ジュー!×5=5ジュ−来た
2ジュ-で充ブァアター!じゃないアチイ!

スミマセン…スミマセン
ドラゴン舐めててスミマセン…場所空けてもろてスミマセン
色々な方面に謝りながら水風呂へ逃げた

内湯には2つあって片方はシングル
仕方ないから1秒だけ入ってみたアウトー

真向かいの広い16℃位の水風呂でプカプカ
なんだかんだこの位が好みというか身体に合っていそう
サウナはあと露天エリアに2つあってアロマの良い香りのソルトサウナ 泥パックもあって嬉しかった
どちらも前室があって良い温度をキープ
そしてもう一つ、小屋みたいで可愛いメディサウナ

扉を開けた瞬間探していたパズルの欠片を見つけたような気分になった
シナトラみたいなスローなバラードが頭の中で鳴りだすみたいに
恋に良く似たフワフワした感情が熱とともに包んできた
なんて素敵なサウナ!
ジョリパットで仕上げられた壁面は黒く室内は暗い
サウナストーンが積まれた丸いストーブの横に大きめの桶
熱く灼けた石の上にロウリュすると良い香りが広がった
ともに広がる蒸気も熱く心地良かった 
出るとすぐ潜れる深い水風呂もあって
水底に沈むと別世界みたいだったYEAH!!!

なんだか僕は嬉しくなって何度もメディサウナを出たりはいったりした
ベッドに寝転んで意識トんだ
プロデュースしたPPAPの仕事は素晴らしかった
メッツァってなんて素敵な場所!
I wanna be your boyfriend!

ビールと手羽先が止まらなくなってお会計7000円位…お金のかかる子だわ
でも気持ちの良い風とまだ消えない身体の火照りが愛おしかった

すっかり変わってしまった駅前
前に来たのは10年も前か
その頃には生まれてなかった子供たちが広場で楽しそうに遊んでいた

なぜだかまた僕はちょっと嬉しくなって駅へと歩き出した

これね、ダメな組み合わせ!

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2024.01.10

3回目の訪問

水曜サ活

チェックイン

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2024.01.06

3回目の訪問

サウナ飯

なごみって名前はどこも良いとこなんだよ

ここは和風で可愛らしいスパ施設
かといって銭湯でもない
浴室はRCの天井でなんだか雰囲気ある

少しこじんまりしたタワーサウナは
テレビがあってそこそこ賑わってた
遠赤外線あったかい
遠赤外線あったかい!

隣にはヨモギ蒸しもあってじんわりする
水盤の様にお湯が流れていた

源泉かけ流しの浴槽は超アチイ!
寒い冬にはピッタリの温まるお湯

水風呂は120センチくらいで深い
そしてとても冷たい

露天は結構ぬるくってうだうだするには最高の温度
寝湯でテレビ見ながら昼間からゴロゴロするのだ 
もし僕に時間が沢山あれば

入浴料は460円これだけでも十分お得なんだけどお食事セットなるものが券売機で売っている

入浴料金とお食事1品の料金が含まれていて平日は1000円だ
一番高いミックスフライ定食は1080円
ということは……?80円貰えるってこと?
計算できん!が、とてつもなくお得なのはわかる
しかも年中無休で営業している

家がすぐ近くなら毎日通うだろう
なんか常連みたくなって知り合いができたりするだろう
今日は温度が低いだのなんて話したりするのだ

その線の僕は今隣で蒸されている人と仲良くしていたかもしれない
日常もこの場所に溶けたことだろう

簡単なんだ
簡単に幸せになれる場所はこんな場所

土地も余ってるみたいだから
小さな家を買って庭にサウナを作ろうか
薪ストーブと面倒な時用にビルトインの電気ストーブを付けて
自衛隊通りの松の葉を煮出したお茶でロウリュしよう
晴れた朝には芝生で犬と外気浴

そんな妄想を有料のドライヤーで髪と一緒に乾かして服を着た
忘れ物は無いはず
いいとこだ
でも仕方ない、時間だよ 
ここは函館なごみの湯

帰りの新幹線に乗った時になんだか来た時より荷物が多くなった気がした
ガラナ……?

この先運良く続くであろう僕の人生の中だと今が一番若い
行き先は東京駅
天国じゃないけど地獄でもない
いいヤツばかりじゃないけど悪いヤツばかりでもない

色々あったお正月
届かなければ届く日常を抱きしめればいい
いつかハイタッチしたりハイキックすればいい

走ってゆけ
トレイントレインどこまでも

はかたの!

ソフローズン!

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2024.01.05

1回目の訪問

ホテル恵風

[ 北海道 ]

海岸線に沿って弧を描く道
街並みはあっけなく後ろの方へ

太陽は水平線あたりからバターみたいに溶け出していた
海におちる瞬間にロウリュの音がしそう

岬の先端に古い灯台を見つけたらそれが目印

ホテルの前に寄り道したのは水無海浜公園
引き潮の時だけ現れる海の中の温泉がある

岩場から湧いていて源泉付近だと50℃位
アチイ!

いくつか岩で区切られていて海水との混ざり具合で湯温が変わる

飽き足らず奏でる波の音と羊水みたいな海の中でなんかふにゃーてした

冷たい海水で冷やして岩場で休憩
もはや境界線は溶けてしまいました

少し海が満ちてきたので恵風にチェックイン
塩っぽい服を脱ぎすて浴衣に着替えてはんなりした

内湯は2種類の源泉井戸から引いていてそれぞれ泉質は異なる

無色透明のナトリウム泉は塩分とミネラルを含む
海水の他に山からの浸透水の影響もありそうだった
もうひとつの浴槽の吐出口は温泉の成分が結晶化してやぶさかでないルックスと化していた
炭酸水素塩泉でうす濁った色
吹き出しから漂う源泉の香りは若干のゴム臭が混ざる
古い海と火山の記憶が溶け込んでいた

打たせ湯の遺構が残っていた
使わなくしている施設も多い

観葉植物の鉢が置かれ
とりまこれでよし感が漂って好きだった

サウナ室は二段ベンチ

ストーブガードの中には蒸発皿の上にストーンが積まれているのが見えた

壁には「サウナの入り方」とだけ書かれた朽ちた板が貼ってあった
他に何も書いていない
自由ってことかい

バケツと柄杓が置いてあって三杯くらいロウリュした
空気に蒸気が混ざって身体に熱の膜が張る
元より温泉に浸かりまくっていたのですぐ限界が来た

サウナを出てすぐにある水風呂は17℃か18℃位
水の中で僕はゆらゆら寛いでいた
やがて身体中の熱がほどけるように離れていった

露天へ行けばとうに日は暮れていた 
稜線も水面もその境界は水墨のような夜に塗られつつあった
そこら辺に腰をおろして休憩しながらまばらに現れ始めた星を数えたりした
北斗七星はラドルの星座だよな…

探したけど見当たらなかったから
オリオン座をアウフギーサー座に変えてみた
神話に飽きたら
信じたいものだけ信じればいい

ビール片手にそこらへん散歩したらあちこちに砂糖菓子みたいな星が散らばってた

走馬灯のために生きてる訳じゃないけど
多分その時には出てくるんだろう

そんくらい綺麗だった


そしてそんくらい寒かった 
浴衣一枚は非常にマズかった
また風呂入んべ

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2024.01.04

1回目の訪問

サウナ飯

湯元 啄木亭

[ 北海道 ]

11階は展望温泉
ロビーから函館山や競馬場
露天風呂からは空港の滑走路
内風呂からはホテル雨宮館が見えた
昔タワー温泉って僕らは呼んでた

サウナ室は横に長い二段ベンチ
正面に窓があって景色が見える
絶景って訳ではないけれど箱庭みたいで可愛かった

メトスによるサウナ室
ストーブにはトレイが載せられ1箱分無いくらいのサウナストーン
少し少なめだった

ベンチは大分古びていた
修繕した痕跡はあるが、恐らくサウナメーカーによるものでは無い様だ
座面はただ板を貼るだけではない
クリアランスと反りづらい素材であることも重要だ
使用人数や時間も関係あるだろうがそろそろ改修の時期だろう
ストーブの出力はそのままでも周辺を少し変えればもっと良くなると思う

サウナを出ると陶器の水風呂
2人位は入れるけど知らない人だとなんかヤダなサイズ
どういう水をどういった経路で使っているのかわからないけどヌルかった
一方カランの冷水シャワーはキンキンに冷たくてギンギラギンに冷えた

露天の椅子で休憩していたら真上を飛行機が飛んでいった
綺麗な空だった

ハマナスの砂浜で砂を掴んだりカニと戯れて遊んでいた頃を思い出したりしちゃって
ぬるめの露天でチャプチャプ過ごしてたらサウナの事をすっかり忘れたので結果渾身の1セットで終了!イエス!

りんさん

ラーさん

スーサンハマチャン!

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2024.01.03

1回目の訪問

水曜サ活 サウナ飯

湯元 花の湯

[ 北海道 ]

この街の西部に見られる和洋折衷の街並みは大火後ウラジオストクを手本に作られた
西洋モダンな外観の割には内装は畳などの純和風だったりする

負けてらんねえべやな外側と
あずましいほうがいいべさな内側

花の湯は純和風の外観がとてもあずましい
したけど中さフィンランドあったっけや

源泉ば掛け流しでがっつりあったかくなった
吐出口からはかなり熱い湯が送られていた
それぞれの浴槽で温度が異なり好きな場所に浸れる

内湯には「癒しのチャーミングサウナ」
と看板が掲げられた部屋があった

………。

チャーミングってなによ

天井低くてベンチ三段もあるべや
トモエのガスストーブの前にバケツさ水置いてある
ジャンボイエローで買ったんだべか
関節照明と温湿のバランスが絶妙でわやだで

したけどチャーミングって何よ?
めんこいだべ横文字で

奥の方にシャケ咥えた木彫りの熊いた
きっとこれだ!
めんこいもん

綺麗で座面も余裕があって居心地の良い最高な遠赤外線サウナだった

緩やかなバイブラが湧く内湯の水風呂
冷たすぎない温度だが、泡が体表を撫で心地よく冷えた

露天に増設されたサウナは2つ
和風庭園の中に「Roryu」と描かれている
前室を抜けた先にはSAWOのタワーストーブ
蒸発皿に水がたっぷり入っていて常に湿度がある
アクアの温度計があった
北欧で見たものと同じだ
ストーブを囲むベンチ
ここでアウフが行われる

もう一つRCで作られたKUBERUサウナは四人掛けの小さめの小屋

ハルビアのストーブの横にバケツとラドルが置いてあった
ロウリュを3回
80℃位の室内に良い音と共に熱気が舞い上がり肌は結露した
呼吸に水蒸気の味が混ざる
本格的なフィンランド式サウナ
ハイカラみが凄くて感動が止まらない

コンクリート製の水風呂は掛け流しでとても冷たく新鮮だ

露天のベッドで休憩した
穏やかな陽射しと心地良い冷気で最高の外気浴!
大雪だったらダイブ出来るのかな 
函館からフィンランドへの直航便

きっとこの感触を僕は夢にさえ見てしまうだろう 
本当に素敵なんだから!

浴槽の前に湧き水があって
横津岳からの伏流水
飲んだらとてつもなく美味しくていっぱい飲みましたプタプ

花の湯には全てがあった
とっても上質なお湯と極上なサウナ
綺麗な水と心地良い風

大切な場所がまた増えてしまった

女性側は今日は洋風の露天庭園側で「セクシー瞑想サウナ」があるみたい!

…………

セクシーってなによ……?誰か教えれ

ラッキーピエロ 戸倉店

あのアレアレ、チキンの

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2024.01.02

2回目の訪問

谷地頭温泉

[ 北海道 ]

初詣は日本一熱い銭湯永寿湯だった
源泉温度は63度
そのまま掛け流されてた
低温と高温の2つの浴槽
翻訳すると低温は高温 高温風呂は熱湯
ナトリウムカルシウム泉の成分も湯量も豊富な自家源泉だ

丸山絵師の本栖湖のペンキ絵を見ながら低温(47℃)に浸かっていた 加水しながらも熱すぎて半泣きで震えた

立ちシャワーの水(極冷水!)を浴びてクールダウン
湯気の中にクラウザー様が浮かびそうなサツ湯には
0.1秒だけ左足さんが浸かったがあまりの熱さにもんどりうった

でもほれぼれする泉質だった
半袖で外に出る程ポカポカ

それから谷地頭温泉へ
脱衣場に入った途端、空間認識のたがが外れる
浴室に入った途端、固定概念が飛ぶ

褐色の熱い湯の大きな浴槽が3つ
注水具合によって温度を変えている
ちょっと加水したくらいが丁度良いんじゃないのって位成分が濃く重い

この付近の地形は自然の火山活動によって作られた
地球の表層で僕はその恵みに感謝をしつつも時折恐れおののいたりもする

露天の手前にあるサウナにはサンバーニングの加湿装置のついたガスストーブがある
90℃くらいだが多湿で発汗は凄まじい
駆体剥き出しのベンチに防湿ボードが貼られただけの簡素な作り 特殊な構造だった

掛け流しの水風呂は天然のシングル
目眩がするほどに冷たい

五稜郭の形をした露天風呂の横で
湯気に包まれながら休憩した
綺麗な空で鳥も鳴いてた
無垢で美しい場所だった

ガラス越しに内風呂を見るとリクライニングベッドが並んでいて無垢なお爺さまたちがセクシーポーズで寝ていた

僕はまた視線を山へ戻した

お目当てだった食堂の営業時間が過ぎてしまっていて膝から崩れ落ちる気分になったけど相変わらず素敵でしたウッウっ
メリークリスマス!今年も宜しくお願いします🎅


そして地震速報で目が覚めた
今夜を不安に過ごす人も早くお風呂入ってご飯食べてあたたかいお布団で眠れますようにと明日お願いしにいこうと思う⛩

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2023.12.31

3回目の訪問

極楽湯 和光店

[ 埼玉県 ]

そういえば裁縫セットの柄といえばドラゴンだ

仕事納めのカデンツァ光ヶ丘から脱兎の如く極楽湯
混んでるだろうなと思ってたけど
チンチャ混んでた

今日の黒湯は色が薄くてアースカラーの湯
塩素の香りが強いけどまあ良いさ
だってこんなに素敵なリニューアルをしてくれたんだもの

タワーサウナの2つあるガスストーブ
遠赤外線を身体がキャッチ
最上段だと結構熱い
ロウリュされると蒸気が昇ってきた
テレビからニュースが鳴ってた

水シャワーを浴びて露天へ移動
風呂にあるテレビを囲んで沢山の人
会話にも花が咲いていた

燃炎サウナも満席だった 
赤い照明がじんわり灯る
潮がひいたみたいな静かな空間
湿度が高くて鈍くて重くて長くて静かで

12分計の針を押し戻すのは何だろう

ランプが灯って堰きを切ったようなロウリュが始まった
パンカールーバーから音と共に凶暴な風
(ティロリ♪ティロリ♪)
揚がった

水風呂は水中照明の青が照らしている
17℃を超えた位 人体が昇温した水温だけど僕には丁度良かった

もう一つのバレル風サウナのカラッとした熱が今日はとてもお好きだった
外気浴も素敵だった

環八の横の空 
西の方で誰かが役目を終えた太陽を葬っていた
環状八号線はいつの間にか感情∞号泉に

兎年はこれでサウナ納めピョン🐇

楽しい1年をありがとうございました。
サウナに行った日も行かなかった日も皆様のサ活を読んでいいなあとか思ったり
クスってしたり、おお!これは!とか思ったり
何だか僕はとても楽しかったです
行った事ある場所に共感したり、知らないサウナにワクワクしたりするのも好きだった

しかもブレまくりで落着きの無い稚拙な僕の狼藉みたいな投稿も読んでくれてありがとうございます!心からラブ!

そして辰年もいっぱいサウナに行こうと思っています🐉
だって
特別でしょ
とろけちゃうでしょ

真昼の夢
海月の様な

とっておきでしょ
もうとりこでしょ

忘れないでよこの快感を

ねー

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2023.12.28

1回目の訪問

サウナ飯

東京浴場

[ 東京都 ]

西小山駅ってちょっとゴチャっとしていて何かレトロな感じで落ち着く町と思ってた

キュウソネコカミのギリ昭和を聴きながらノリノリで到着した駅前はなんか綺麗にかわってた
ohマジ令和!

そこからすぐ近くに東京浴場
可愛い壁画があってイモ焼いてる
テネシーローズみたいな色?

受付してサウナセットを貰った
待合室には天井まで大きな本棚ある
ちょいちょい小部屋になってて充電も出来た
しかも本棚の中に入って漫画も読めるという
ちょっと夢だったので嬉しかった

ここは予約して利用する貸し切りサウナ
採寸するの忘れてたけど電話ボックスより少し大きい位
電話ボックスなんてもうあんまないか

室温は90℃位
赤ちゃんみたいに小さなストーブにストーンがのっていてトントゥもいた
貰ったアロマスプレーをセイ!セイ!と吹き付けると一気に体感は上がった 
アチィ!

令和ベイビー侮れなかった

浴室にかけ流しの樽水風呂が2つ
冷たくてとても心地良い!
やっぱ垂れ流しが至高!

周りに椅子がいくつも置いてあって休憩
水色のペンキが塗られた天井
すっごく素敵なタイル絵と熱いお湯
何だか可愛い浴場広告と何気ない会話

好きな風景だった
そこに溶け込んでいるような感覚が僕はとても好きだった
つーかサウナ予約しなくても満足出来そうないえ何でもないです

サウナではデバイスを繋げて音楽も聴ける
狭すぎて無音だと不安になる

時々誰か覗いてくるし笑)その度手を振った

スピーカー劣化してるんだかわかんないけど音割れしてたけど鳴ってた
大事なもんは割れてない

キングブラザーズとDMBQのリストを再生したらキャパを超えていたらしくいたたまれない音

なので即席リストを作成して
再生したらマーシャルの音が
カーラジオから流れるAMラジオみたいに聞こえてきた

ブルーハーツ「ここから一歩も通さない
くるり「温泉
ゆらゆら帝国「ドックンドール
マカロニえんぴつ「トントゥ
マハラージャン「地獄Part2
N'夙川BOYS「プラネットマジック
DISH//「サウナソング
カツ「愛はKAN
Temporary「革命前夜
民謡クルセイダーズ「ソーラン節
T字路s「これさえあれば
Birthday「木枯し6号
小沢健二「さよなら
クロマニヨンズ「いいことばかりはありゃしない

ハイロウズ「14」
楽しかった
重力から逃げ出して
土星の輪っかで外気浴
何してるかって?ちょっと休憩してるだけ!
明日から本気出す

これさえあれば

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2023.12.28

2回目の訪問

今年の仕事納めは30日
納めて納めて納めまくってやる!
丸子温泉帰りにちょっと湯治♨
次も行っちゃうぞー

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2023.12.24

2回目の訪問

サウナ飯

かるまる来たまる

岩サウナの最上段で六連オートロウリュを僕は待っていた
熱せられたストーンにロウリュされるとスーという音と共に熱い蒸気が昇ってくる

少し間を置いてまたロウリュ
段々熱くなってくる
僕は1段ずつ下がって行く

サンダートルネードに逃げ込むと凍ったまま流された

ロサ会館のノスタルジックな佇まい
眺めながら外気浴
結構思い出深い建物

時間が来て薪サウナに案内される
時間制だった そしてこの回は僕一人だった

貸し切りなのでお好きにお過ごし下さいとスタッフに言われた うわあ……

ランプが灯る室内は仄暗く薪の香りが漂う

クリスマスのオーナメントが飾られてて可愛い ここどこ?何袋?
ヨーロッパのサウナ小屋ってこんなんなのかも
フィンランドではクリスマスにサウナに入る事は欠かせない特別な行事という
まあここ豊島区なんですけどね

薪が追加され炎とトントゥがちらちらと踊っていた
パチパチはぜる音にロウリュの音が混ざる

柔らかな熱を発するのはサンタ財団のパートナー企業IKI社のストーブ

止まったような素敵な時間だった
アクリルアヴァントに沈んで
ベッドに寝転んだ
白樺とオーナメントの飾られたツリー
夜になるともっと綺麗
ホワイトクリスマスじゃないけど
雪も虹も太陽も心にでっち上げた

今日中に終わらす予定の仕事がまだ残っていて只今現実逃避中まる
クリスマスイブだしもういいかなとも思い初めてきたまる

僕はかるまるのテーマソングをゴールデンボンバーのYEAHめっちゃストレスと勝手に決めている 理由は自分でも分からないけど

7階でMVを繰り返し観ていたら色んな事がどうでも良くなった

久しぶりのかるまるが素敵過ぎて脳も処理が追いつかないから念の為もう一回サウナ入ってみたりした

きっと今夜は昨夜より笑顔が増える気がするよ

メリークリスマスイブ🎄素敵な夜を!

ビルまる

あー飲んじゃったもうダメだ

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2023.12.18

1回目の訪問

ほんとにあるのか不安だったんだ
でも坂道を登った先に青い看板を見つけた
初めて前橋店に行った時の感動が蘇った

青いのれんの裏に知った人の名前を見つけてクスッてした

暗い室内には薪ストーブ
重厚な金属と沢山のストーン
大きく取られたガラス窓の中で炎がゆらぐ
引き込まれる
誰かがラドルでロウリュすると良い音をならしながら降りていく
蒸気は厚い層で三段目のベンチに座る僕に迫って来た
超アチィ!

木で編まれた大きな水風呂が2つ
天井から掛け流されていた

冷凍機メーカーのチラーにより冷却されている
バルブからの吐出量で水温を変えるタイプ
絞れば5℃まで
しかしこの機器は浴槽水温の調整が難しい
上水の温度は季節により変わる
ましてや熱を蓄えた人間も入る

低い方の水風呂はシングルを保っていた
さすがだったナイス!
ワーイワーイと浸かり そして凍ったカチン

ブルブルしながらもう一つの水風呂へ
あたたかい…いや盛大な錯覚だった

外気浴のベッドで休憩 なにココ素敵…

アタランドさんのチルタイムアウフグースを受けた
香の煙が嗅覚から入り込む
蒸発しながら石を流れ落ちる水の音
布地だけが飛んでいるような不思議な感覚
空気に靄がかかっているみたい

扉は開け放たれ果物のお茶のサービスドリンクが配られた 
飴ちゃんみたいにリラックス

少し間を置いてごぼう茶のロウリュ
良い香りだった
ごぼう苦手なんだけど好き嫌い無くなる予感がした
そして鞭のように空を切り裂く音で当てられた熱波は一瞬で僕をキンピラにした

白樺林の中のベッドに寝転んだ
鳥の声に被る様にチリ…
この先はもうアレだアレ
とと…いやそんなんじゃなくてもっとなんか宇宙でストーン
………?

素敵な施設を作ってくれて
自然に笑顔になれるような素敵な運営をしてくれてありがとうございます

スシロー併設のサウナ
どんな事があったってこの場所があれば元通りになれそうなそんな気がする
フワフワしながら歩いた湯殿川沿いの道もたまらなく愛おしかった
どこまでも行ける気がするよ
毎日サウナへ戻れといつまでも鳴りやまない心臓を練馬までつれて帰るのが難儀だった

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へむ

2023.12.17

1回目の訪問

サウナ飯

いつの間にか知らん街に変わっていた
武蔵小山駅ナニコレ

清水湯には2つの源泉が湧いている
黒湯と黄金の湯
究極の選択だ
松崎しげるとマツケンサンバ
いえどちらも入れます 究極の贅沢!

内湯の色調は落ち着いていて好きだった
黒湯にバイブラと強めのジェットでオーバーフロー
肌当たりはとても良くってなんだか美人になれそう

温泉はDPD方式の残留塩素濃度の測定がしづらかったりする
それにより過度に薬剤を投入してしまい
湯本来の魅力を損ねてしまうこともある
清水湯の黒湯は循環しつつ掛け流しも併用し
新鮮で心地よくて最高

露天に出ると塩分とヨウ素を含んだ黄金の湯
源泉かけ流しで供給されていた
都内の銭湯では最高峰の泉質
成分はとても濃く 懐かしい匂いがした
スケールが溢れ出し辺りは茶色い磯みたくなってた

笑ってしまう程に湯あたりしたのでプラスチックの椅子で休んだ

頭の上で星が巡った
平気だと思っていたんだ

忙しい日々が擦り減らす 時は液体のよう
循環すらせず掌から溢れおちていく
小さな気泡が心に溜まってた
ボディソープじゃ流せない そんなものもあるんでしょう

白い羽根とともに目の前に降りてきた天使のようなチャンスだった 
忙しいのは僕のせいだ 今だからそう思う

もう一つ黒湯の露天岩風呂があって
なんだかとても楽しくて性懲りもなく行ったり来たりした 満足でラブ

ファッ!?サ活してないやん

内湯に戻り扉を開けると遠赤外線ヒーターの上にストーンが置かれていた
室温計は90℃位
三段ベンチで上に座るとアチィ
古い海水がある施設特有の匂い

ロキシーサウナというらしい
なんだか格好良い
じわじわくる汗で気がついたら虜

隣にある水風呂?いいえ汲み上げた黒湯をそのまま溜めた冷鉱泉の浴槽 すごく素敵!

露天の椅子で休憩 開けられた空は青いキャンバスみたい
手を伸ばしたら雲の一つでも掴めそうな

タワーマンションがツララのようにぶら下がっていた
エレベーターで昇っておいで
トップオブザ・ワールドはこっち
誰もがここで恋をして呼吸する

帰りがけフロントで頂いたビールと温泉卵50円)を瞬く間に吸い込んでしまった
世界が弾ける

箱から出したての石鹸みたいなピカピカな気分

幸せになるってのは簡単な事なんだ
頭じゃよくわからないけど
心臓のリズムとビート
心の旋律はそう言った
ジャンプしたら地球が靴の底にひっついてきた
そんな盛大な勘違いをしながらまだ歩いていこう 今ならそう思える
オーレーオーレー

幸せになるって簡単な事よね

温泉玉子50ゴールドやで🐣

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へむ

2023.12.07

2回目の訪問

えごた湯

[ 東京都 ]

木曜日新宿線乾いた空気各駅のどこかに心の置きどころを探した
環状線に区切られた江古田の四辺は
車のヘッドランプで夜が匂い立ってら
街の光映す冴えた煙突
藍の美しいヒラヒラが下だと話す

あるロックスターが死んで飲めないウイスキーでお腹いっぱい
頭痛とアセドアルデヒドは爪痕
birthday聴いていたら水分不足になったのでコンビニでいろはす買った 
カキ氷はもう無い
限りなく夏は続くと思ってた

冷たい空 履き潰したスニーカー 対極な良い香りに包まれながら下足函の鍵を捻った
それにしてもいい匂い 好きだった

浴室の壁は切り立った崖な斜め
圧迫感な空間構成
しかし意匠はアースカラーに纏められここが土の下と云う
迫る壁のストレスは小さな冒険のようなワクワク感に変換
水面を境に色彩はブルーに切り替えられる
メインカラーは蒼だと記憶に引っ掻く程その演出は鮮やかだ

サウナは120℃に近い
室内は暗いが隙間から差し込む黄昏みたいな間接照明のあまい光はとても好きだった

水の入ったバケツと強いガスストーブの熱
それは喉がヒリつく一歩手前の絶妙な空気

小人のちゃぶ台みたいな椅子がある
これをこう!
二段目のベンチに置いて幻の三段目に座った
天井はもうすぐそこ アウトな程に熱かった
だけど今日は なんか今日は楽しかった
優しく尖った銭湯 ロックだな
汗が沢山流れた
涙がこぼれそう でもバレないか

地底湖のように青い水中照明が深さを示す
チラーを噛ませた循環水流はとても冷たい

脱衣場は風が吹いてた 
椅子に座って止まった様な曲がった時間と過ごした 
オルゴールみたいに何度か回して止めた

温浴槽は小杉湯のミルク風呂
牛乳のスープみたいで旨そうだった
皮膚から飲んでもう満腹だ

鏡も天井のバスリブも綺麗だった
まるで昨日リニューアルオープンしたみたいに
たまにアスファルトからロンドンパンクが鳴るらしいここは
ソニックスランデブーバンドとRadioBirdmanとSAINTSも次のセトリに加えてくれたら嬉しいナー🐨

帰り際に聴いたシャロンは乾いた疾走感で格好良かった
そこには血も涙もない

そろそろアベフトシと久々に会って
グレッチで大暴れした挙げ句呆れた番人に天国を追い出される頃だ
ビールとタバコふかしながら
僕は世界の終わりのほど近く ウーロン茶飲みながら
誰かが泣いてたら抱きしめようそれだけでいい
誰かが笑ってたら肩を組もう それだけでいい
なんて鼻歌歌いながら
やって来る時を待ち焦がれている

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へむ

2023.12.01

1回目の訪問

サウナ飯

石和温泉は比較的新しい温泉街だ
とはいえ始まりは昭和30年代

おとぎ話みたいに葡萄畑から温泉が湧いた
甲斐犬がここを掘るワンと言ったらしい(嘘)
その頃は高度経済成長真っ只中
この国もおとぎ話のように札束に浮かれていた

石和温泉公衆浴場 この街の唯一の銭湯
創業は戦後
狭い路地を通って見付けたのはラーメンの暖簾…
へむはこんらんした!
裏手にまわると気の抜けた♨マークがあった
しかし「出口」とかいてあった
わかりやすいモノばかりが答えじゃないね

430円を払った 
洗濯機とか色々置いてあってアットホームという言葉が限界突破している脱衣場で服を脱いだ

浴場には河口湖かな逆さ富士が描かれたペンキ絵 すっごく格好良かった
カランは低い位置にあった
当時は椅子なんて使わずにタイルの上に座って身体を洗っていた 
僕もそれに習ってケロリンの桶で身体を洗っていたがなんかちょっと泡まみれなので椅子取りに行った

内風呂は3つ
あつゆと恐ろしい電気風呂心地よい温泉の水風呂

スチームサウナは休止中だったギャウーン!‼
でもお湯は本当に心地良かった
敷地内から湧いた自家源泉が誇る素晴らしい泉質だ

併設された食堂というか居酒屋
出された料理は全て美味しかった!
親父さんと板前さんがいて銭湯の受付は手が空いた方が担当する魔訶不思議
親父さんとお話をしながら濃いめのウーロンハイを飲んだ
昔ここの屋上にバッティングセンターを作ったらしい
その頃ソフトボールブームなるものがあって
京都のメーカーまで行ってマシーンの上投げを下投げに改造して設置したら朝から晩まで行列ができる程に繁盛したと

語る親父さんはとても楽しそうに丁寧に教えてくれた
何となくカーネルサンダースの発想に似ていた

ここには石和で二番目に美味いラーメンというがある
エイビスをデジケイトしているのか
いや違うここの親父さんは絶対に真似などしない
オリジナルだ
楽しい事を知っている人だ
そして石和で二番目に美味いラーメンを
僕は次にとっておいた
また来なければいけないな

この国はおとぎ話からはとっくに冷めた
でも熱い湯は土の中からあいも変わらず湧いている

このあと手羽先と馬モツとコロッケと…あとなんだ

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へむ

2023.11.29

1回目の訪問

水曜サ活 サウナ飯

真昼の中央線は都心で踵を返す
オレンジ色の線を引きながら僕を山梨まで運んだ

ご機嫌よう山よワインよほうとうよ
健康ランドよ

とっても素敵なんだ内風呂はシルキー、ラジウム寝湯、バイブラジェット、漢方、打たせ湯にイルカのタイル絵が可愛いプール

露天は炭酸泉にジェット水流が強い塩風呂
沼のように出られない寝湯
沢山ある壺湯 王様気分な石の風呂

炭酸泉には水中照明が仕込んであって
青から緑、赤へと変わる
赤になるとドリフのちょっとだけよんが流れます(嘘)

Babyこれじゃあんまりだ
サウナに行く前にのぼせてしまう

色々変わっているところも多い
露天は全面改修されホテル棟は新館も作られた

熱風サウナは以前は定時に風が出る装置があった
オートアウフグースを初めて見たのはここだった
コロナと同じ頃に廃止されその遺構はまだ室内に残っている
吹出口は今はもう塞がれていた
しかしその頃より室温は高く100℃を超える
2機のストーブの熱は足先をチリチリさせる程に
空気を熱くカラカラにする

1メートル位の深い水風呂には新たにチラーが設置されて年中冷たくなった
井戸水でとても心地よいのだ

他にもサウナは3つある
低温サウナはプールサイドの採暖室などでよく見られるセラミックやグラスヒートを使用していてぼんやりと熱い
寝転がってテレビを見る
水戸黄門が映されていた
隣のおじいさんが寝返りをうって
いや、何でもないや

その横にはヨモギスチームサウナ
ストーンをすり抜けて吹き出す熱い蒸気に満たされている 好きな香り!

露天には塩サウナ
足元に送風口があり足だけ冷えてる問題を解決してくれる優等生
水晶が置いてあってなんだか綺麗しかもアチィ!

露天にはリクライニングベッドが置いてある
そこから見た風景はとても美しかった
青い空に浮かんだ白い雲が馬の群れのように流れていった
その影は山の木々の色をまだらに分けていく
地球が自転しているような錯覚を覚えた
そしてそういえば自転してたと思い出した

数年前にたまたま寄ったらとても素敵だったんだ
エモくもないしチルくも無いよでも最高に感動したんだ
そんな心臓の内側を撫でられるような瞬間を
未だ僕は探している

スゥプゥァぁドゥラぁぁぃ

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