大蔵湯
銭湯 - 東京都 町田市
銭湯 - 東京都 町田市
見上げると黄金色の富士山のタイル絵があった
高い天井にとてもよく似合っていて神々しくってね
ぬるめの檜風呂に浸かりながら
木の感触をへむったりしながら見とれていたんだよ
やがて日が傾きはじめると湯気抜きの窓格子から光の帯が差し込んでは辺りをレンブラントみたいにキラキラと遊んでいた
木が沢山使われたこの空間は時の経過さえも飲み込んでしまうようで、どこか遠くの共同浴場に来たかのように錯覚させる
軟化されたお湯は縁まで満ちていてしばしば溢れては綺麗さを保っていた
導線に敷き詰められた玉砂利の感触がなんだか良いなあと思いながらサウナ室へ
二段ベンチの遠赤外線サウナ
熱源は壁面に隠されていた
90℃程の室内には僕の他に誰も居なかったので贅沢にヒャッハーしたりしちゃって楽しかった
そしてなんとなく自分の身体に合っているような感じもした
少し灼けた色に変わった檜の羽目板は真新しいものよりもずっと魅力的に見えた
サワーロールの上に降りて扉を開けると目の前に水風呂がある
少し小高い所までくみ上げられた地下水を軟化してある
冬の感触がする水の中はなんだかとても心地よくて
溢れた水の行方を追ったりしていた
樹脂によってイオン交換され含有鉱分を取り除かれた水はタイルやモルタルに輪染みが付着しにくくなる
それに加えて日々の清掃もしっかりしてくれているのだろう
桶や椅子さえも、天井や梁も昨日リニューアルしたみたいに綺麗だなあなんて見とれていたら冷たくなったので脱衣場へ
畳の床に置いてある腰掛けで休憩した
常連さん達の何気ない会話のBGMの中
うちわパタパタしながら竣工時に職方から贈られた古時計を見上げていた
それは今も時を刻んでいて、この街で唯一残っている銭湯と共にまだ先へと進んでいるようでなんだかとても誇らしげだった
人なのだろう
丸みを帯びた下足札や何度も開け閉めされたロッカーには新品には無い美しさがあるよ
それは風のように胸のなかへと入りこんできちゃってとっても良い気分だった
少し肌寒い帰り道
駅までまっすぐだから迷う心配はないのだよ
安堵しつつ、いちご牛乳飲みながら境川を渡った
この先に長い坂が待っていようとも大した事じゃあない位上機嫌だった
町田おじさんね✨子供みたいに元気で微笑ましかったよ笑)古淵からくじけずに歩いたのだけどね、途中好きな独楽寿司あって危なかったー✨この辺りは道が広くて坂が多いんだね、なんだかちょっと好きでした
もちろん団地とあわせてへむったりしてみちゃったり✨大トックリ型の存在感ね笑)給水塔はもう作られないからなるべくたくさん見たいですお気に入りはアダムスキー型、下に丸いオブジェ3つ付けてライトダウンしたい!
美味しかったよー✨
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