2022.07.09 登録
[ 東京都 ]
2週連続の3連休。遠出せずに、都内のサウナがある銭湯をめぐる。森下駅にて下車。深川温泉 おとずれるのははじめてだ。「露天風呂」「炭酸泉」「外気浴」この3つがそろっているサウナ施設は意外とすくない。貴重だ。
夕刻におとずれると、すでに建屋のまえにうずくまって待つひとが数名。ふりかえれば駐車場の一画にも「常盤湯」と印字されたパイプテントがあり、背もたれありの椅子2つ、長椅子1つ、背もたれなしの椅子2つ。
「けっこう待つのだろうか」
と不安になり、受付で待ち時間の概算をきいてみると「30分くらいですね」と言われる。あ、そのくらいなんだ、とほっとして了承する。フードコートやらの飲食店によくある黒くひらたい呼び出し用ベルを渡される。パイプテントの後列で待つ。
30分して呼び出しベルが鳴る。受付で下駄箱のカギと引き換えにロッカーのカギを渡されるスタイル。建屋にはいると左手が男湯、右手が女湯。
脱衣所がまずきれいだ。ロッカーが48個あって、48人におさまるように受付で人数制限をしているようだ。ドライヤーは有料のスタイル、6席あって余裕がある。
浴場にはいる。入って右手に洗い場。高濃度炭酸泉、ジェットバス、シルキーバスがある。露天スペースに出ると、天然温泉の露天風呂。右はじに電気風呂も。そしてサウナと、その近くに水風呂。かんぺきで理想的な導線である。ステキすぎる。
サウナに臨む。3段。1段あたり上から4・4・3の11人収容といったところか。92度。でも1時間に3度のロウリュでたっぷり湿度があって肌にやさしい。テレビもない寡黙なスタイル。
20分おきのオートロウリュ。上部のライトがともって、「カタン」と音がしてから蛇口の水が噴き出されること3回。熱がまとわりつく。5分以上の時間は過酷にして至福のひとときだ、と思う。からだに熱がこもる。なんとなくみんな「ライトの点灯が消えるまでは!」と耐えている気がする。じぶんも耐える。
出てから水風呂のそばでなんども掛け水をして入る。15℃かつ水風呂にジャグジーのうねりがあるので羽衣も脱がされる。1分もせずに出る。外気浴の椅子もじゅうぶんにある。サウナに近いほうから、2・8・1と合計11個あるのがうれしい。
露天スペースにある外気浴は岩肌に面している。この岩も常盤湯の歴史とともにあるのだろうか、と考える。去年にリニューアルしたらしいが、この岩を残したとすると、風情が大切にされていてよい。テラス屋根に露天風呂の水面に反射した光がたゆたう。
その後、サウナを3セット楽しむ。外気浴でたゆたいながらととのう。常盤湯。すべてにすばらしい。感動体験だった。
男
[ 東京都 ]
サウナとはRPGゲームにある、回復&セーブスポットである。
仕事で外出の帰りにはじめてのサウナに立ち寄る。サウナセンター稲荷町は、なんどか施設の前を通り過ぎたことがあったが、訪問したことがなかった。今回、思いたって行ってみる。
鶯谷本店と同様、利用料を先払い。Paypayで支払う。本店と同じロッカーの中に、同じタオルと館内着。着替えて2階の浴室に向かう。
浴室のドアを開けてみると左手にお湯風呂。右手に水風呂。水風呂の真ん中には柱がある。お湯風呂と水風呂の中間に壁かけテレビ。情報番組が放送されている。
身体を清めて、ジェットバスのぶくぶくいうお湯風呂へ。気持ちよい。そこから最初にスチームサウナを利用してみる。
じつはスチームサウナが好きだ。住んでいる山の手線の北側にあるサウナ施設には、スチームサウナがあまりない。巣鴨のサンフラワーくらいだろうか。それ以外に近いところだと新橋のアスティルだろうか。
スチームサウナに入る。白い湯気で奥が見えない。熱い。サンフラワーやアスティルよりも湿度はやや低め、温度は高めだ。
8分ほど入って汗を流してから水風呂へ。サウナセンター稲荷町の水風呂には、わりと頭からダイブしている人が見受けられる。それを許容するかどうかは、施設によって若干の差異がある。
ととのい椅子は浴室内に4つ。外の通路のカドに2つ。扇風機が置いてあって、首を回している。弱風を浴びながらととのう。
そのあとはドライサウナを2セット。ひろびろとして、座面もゆったりとしたサ室がすばらしい。なんだかよい香りがする。常連のひとたちが和気あいあいとしゃべる。これもまた施設の雰囲気による。
浴室を出て髪を乾かし、3階の食堂へ。生ビールセット。おつまみにいたわさと、肉みそが添えられたパリパリピーマン。その後、疲労回復の効果もあるクエン酸サワーとソーセージエッグを食す。炒めたソーセージ4本、マカロニサラダ、キャベツ、2つの目玉焼きは「よく焼き」な感じで、これも良い。
座敷でテレビでお笑い芸人たちが家電量販店でミニコントするのを眺める。くつろいでくる。また、回復スポットが増えた。サウナブームの時期にサウナを覚えたことは、しあわせなことだと思っている。
男