2019.10.06 登録
[ 東京都 ]
祝日 晴天 通常利用
館内滞在時間 12:25 〜 14:50
入泉時間 昼の部 12:30 〜 14:20
入泉プログラム
昼の部 (12 × 4) M (2 × 4) G (10 × 4)
本日のビール 缶ビール(350ml) 3缶 他
本日のメインディッシュ〝蒸しサんぽ〟
ニュー大泉での朝ウナを楽しんだ後は、近くでコーヒーを飲みながらサ活の投稿をアップした。突然に午後からの用事がなくなってしまい、空いた時間を埋めてくれる場所を求めて歩きはじめた。
乾いたコンクリートジャングルの狭間に佇むオアシスのような銭湯を訪ねるのは、かれこれ5年ぶりくらいになるだろうか。表向きはあの頃と変わらない姿で出迎えてくれたが、空きの少ない下足箱が当時とは違った忙しさを表していた。
受付でタオルとサウナキーを受け取ると、混み合う脱衣所で他人を気にしながら支度を終えた。老舗銭湯には、オーセンティックな BARにも似た心地良い緊張感がある。地元の常連客の邪魔にならないようにレトロなカランで身を浄め、内湯に浸かり浴室を眺める。高い天井に響き渡る風呂桶の音や、微かに聞こえる女湯の賑わいは、古き良き銭湯ならではの効果音だ。
そんなBGMに気持ちを昂らせて向かったサウナは、思いのほか混んでなかった。遠赤外線サウナストーブそばの最上段に座ると、チリチリと唸りを上げる熱源と正面から対峙する。かなりのハイパワーを全身で受け止めると、無数の毛穴から汗がにじみ出てくる。それでも息苦しさを感じないのは湿度設定の妙義であろうか、気が付けば12分計が一周しているほど快適だった。そんな自然体の蒸し行程を終えると、露天にある水風呂への扉を押した。
黄色いケロリンの風呂桶で掛け水をしてから入った水風呂は、冷たさよりも優しさを感じる下町情緒ある肌触りだ。いつまでも入っていられそうな水風呂のあとは、ビルの隙間に四角く切り取られた青空を見上げながらの外気浴。肌を撫でる春風にも温もりがあり、世の中の嫌なニュースを忘れさせてくれる。
大衆銭湯には珍しい塩サウナや露天風呂を満喫すると、番台前の休憩所に座り缶ビールで渇いた喉を潤した。せっかくなので昼めしがてらに浅草まで散歩でもしてみようと入った路地裏で、今回の〝蒸しサんぽ〟にピッタリの飲み物を見つけた。目にした看板のインパクトに引き込まれるように飛び込んだ店で〝むし〟を思わせるサイダーをテイクアウトした。
「めっちゃタガメサイダー」
まるまる一匹のタガメの塩漬けをしゃぶりながら下町散歩を楽しんだ、浅草裏通りの昼下がりでした。
男
[ 東京都 ]
平日 小雨 宿泊利用
館内滞在時間 23:.05 〜 翌 09:40
入泉時間 夜の部 23:10 〜 翌 00:30
入泉時間 朝の部 08:05 〜 09:20
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 大ジョッキ3杯
本日のメインディッシュ 〝流れ〟
タイル張りの無機質な浴室の中でさえも、冬から春への流れを感じられる。雲の流れの如く湯気が立ちこめていた冬の浴室とは打って変わり、清流のように澄んだ世界が広がったいた。
流浪癖が疼きだした夜、久しぶりにカプセル泊まりのチャンスが訪れた。しかし流石に三連休前夜となれば流れは悪く、サウナ選びには暗雲が立ち込める。そんな中でも一流の安定感がある場所といえば、やはりここしか思い浮かばなかった。若者の流行発信地である渋谷を出て、時代の流れに逆らったような町へと流れ着いた。そこで出迎えてくれたのが冒頭の風流な景色だった。
普段は昭和の流行り歌が流れるロッカー前では、珍しく最新 J-POPが流れていた。階段を上がると時代の潮流に反して、脱衣所の棚も願い通りに空いていた。いつ水の流れが終わるか分からない立ちシャワーの洗礼を受け、春の雨に打たれて汚れた身体を、時流を感じさせるカランで洗い流す。新型ウイルス流行のニュースを流し続ける外国人コメンテーターの流暢な日本語と、突然にゴォーッと流れ出す轟音をBGMに湯船でウォーミングアップ。流線型の柱を背に、出来るだけバイブラの激流を避けて穏やかな場所に身を沈める。
十分な予熱を終えた後は、天井からしたたる雫が流れ星のようなスチームサウナで蒸し始め。続いては、温度と湿度の対流が素晴らしい高温サウナで汗を流した。流儀を守って掛け水を怠らずに水風呂に身を預けると、ダムの放流のように水が流れ出した。その後はデッキチェアでの休憩を交えながらの我流ととのいを得た。
この流れを3セット。©︎ ぎんさん
彼女のように品のあるサ活を挙げたくても、精神の乱気流が激しい私には到底無理な話である。サウナ上がりに俗流なサウ仲間と合流できるかとレストランへと向かってみたが、交流のある人は誰もおらず。仕方なくひとり静かに大ジョッキを傾けながら、ぼんやりと時の流れに身を任せた。
こんな寂しい暮らしの中でも〝生生流転〟を信じて、生まれ変わっても酒が飲める人生が待っている事を願ってやまない深夜の稲荷町だった。
男
[ 神奈川県 ]
平日 晴天 通常利用
館内滞在時間 07:00 〜 09:35
入泉時間 昼の部 07:05 〜 08:55
入泉プログラム
昼の部 (12 × 4) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日のビール 缶ビール(350ml) 3缶 他
本日のサ近所メシ マーボーナス
本日のメインディッシュ 〝ネオ昭和〟
帰巣本能を取り戻したかのように自宅に帰る機会が多くなった。それというのも世間の自粛ムードに反して小規模の会食が相次いでおり、飲酒状態でのサウナを避けているからなのだ。そんな事情で仕方なく昨晩も自宅のベッドに入り朝を迎えた。
時刻は午前6時すぎ、起き抜けのコーヒーとスマホ片手に早朝営業の施設を物色していると武蔵小杉のコチラがヒットした。早朝7時からの営業時間や、自宅から乗り換えなしのアクセスも申し分なく初訪問を決意。乗車時間わずか15分で到着した武蔵小杉駅から少し歩くと、公園の脇に大きな看板が見えてきた。
番台でサウナキーとタオルセットを借りて男湯の暖簾をくぐると、そこにはリニューアルされていながらも昭和の匂いを残す脱衣所が待っていた。縁台に置かれたうちわや壁掛式の扇風機、改装前の面影を残す風呂屋錠の下足箱など、新しいのに懐かしさがある心温まる空間が広がる。一番風呂を求める年配客らがノスタルジーを付け加え、よそ者ながらも地元色に染まってしまう。
浴室に入ると高い天井と壁に描かれた富士山の姿、男湯と女湯のシンメトリーが子供の頃に入った近所の銭湯にタイムスリップさせてくれる。良い銭湯とは街と人が作り出すものだと知った。
カランと内湯で準備を終えるとサウナキーで鍵穴を引っ掛けて、天国への扉を開けた。サウナストーブそばの上段に座ると室温計の表示よりもハードに感じるのは、湿度を抑えたドライな設定が表皮からではなく、身体の内側から発汗させるからだろうか。バイブラ付きの水風呂で効率よくクールダウンすると、しっかりと全身の水滴を拭いてから脱衣所の縁台で心拍数を整える。地味ではあるが非の打ちどころのない4セットを終えて、番台前の休憩所で缶ビールを一気に飲み干した。
リニューアルしても昭和感を残す素晴らしい銭湯サウナを後にして、高層マンションが立ち並ぶ駅前でも昭和の匂いを嗅ぎつけた。創業70年を越える老舗中華料理店「かどや」に寄ったが、ありたんの好きそうな名物の〝トルコライス〟は夜の部だけの提供で残念ながら食べる事は出来なかった昼時のムサコでした。
男
[ 東京都 ]
平日 晴天 通常利用
館内滞在時間 11:30 〜 15:50
入泉時間 昼の部 11:35 〜 13:20
入泉プログラム
昼の部 (10 ×4) M (1 × 4) G (10 × 4)
本日の生ビール メガビール2杯
本日の昼サ飯 十勝豚ロースカツ丼
本日のメインディッシュ 〝世代交代〟
「レディースデーのあとに〝のさのら〟あり」と誰が言ったか知らないが、先月の「ニューウイング」で味をしめたエロ細胞がうずき出して池袋を目指した。
オープン前から話題だった施設だけに、グランドオープン直後に宿泊予約までして訪れた事があったが、フロントのトラブルでチェックインする事が出来ずに断念した過去があるのだ。それ以降は皆さんのサ活を読んでいたが、あまりの混雑ぶりに再訪問の意欲が失せてしまっていた。
そんな消沈した気持ちを奮い立たせるイベントがあったと知り、レディースデー直後を狙っての初訪問を試みた。オープン10分前に現着すると一番乗りはゲットしたが、フロントへのエレベーターは停止していた。先頭にて並んでいる間も、続々と若者客が後列をなす様子が人気の高さを物語る。定刻になりフロント前で検温とアルコール消毒を終えて大浴場へと急ぎ、浴室に入った瞬間に大きく息を吸い込んだ。それは昨夜の残り香を誰よりも早く感じたかったからだ。
女性の色香が残っているような気がするカランで禊ぎを終えると、まずは一人用の蒸し風呂が空いていたので予熱代わりに入ってみた。薬草の蒸気で煙る狭い部屋で邪念を捨てようと努力するが、昨夜の女だらけの賑わいを想像してしまう。私の中の〝二大叶わぬ夢〟である「透明人間」と「時間が止まる」のどちらか叶うならば、昨夜だけは透明人間になってみたかった。
煩悩まみれで予熱を終えると、岩サウナの最上段に座り目を閉じる。天然石の蓄熱と低い天井から降臨する熱気が、身体に負担をかけずに発汗を促す。開店直後のふかふかマットの座り心地や、音のない静寂の世界の居心地の良さに驚いた。この後も二種類の水風呂や多種多彩なデッキチェアでの休憩を挟んで、ゆったりとした4セットを楽しんだ。
サウナ上がりのレストランで特大ビールを呑みながら、この施設のクオリティの高さを感じていた。十分すぎる程に造り手の思いが伝わってくるサウナだが、そのポテンシャルを最大限に引き出すのは、客自身なのかも知れない。本日はマナーの良い客層に恵まれた事もあり不快な思いをする事なく全行程を楽しめたが、明らかにサウナの世代交代の波が押し寄せているのを認めざるを得ないと感じた池袋の昼下がりだった。
男
[ 東京都 ]
平日 曇天 通常利用
館内滞在時間 22:10 〜 23:50
入泉時間 夜の部 22:15 〜 23:30
入泉プログラム
夜の部 (12 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール グラスビール3杯
本日のメインディッシュ 〝憧れ〟
私の住みたい街ランキング第1位は、学生時代から変わる事なく南青山だ。それは単なるミーハーな思いなのだが、遠い記憶にある二つのテレビドラマが今も強く影響している。その一つは、原作こそ有名だが単発の二時間ドラマだったので覚えている人は少ないと思われる「南青山物語」である。このドラマの話は次の機会にするとして今回は、もう一つのドラマの事を思い出して表参道へとやって来た。
私は残念ながらリニューアル前の清水湯を知らない。しかし新しく生まれ変わって間もない頃に訪れた事があった。それ以来の久しぶりの訪問となったが、しばらく来なかった理由は思い出したくもないので今は忘れるとしよう。
久しぶりに表参道交差点そばにある路地の坂を下って、小さな階段を上がり下駄箱に靴を収めた。券売機でサウナ利用の手ぶらセットを発券して、オレンジ色の専用キーを受け取った。かなりタイトなカランで全身を浄め、対流激しいバイブラバスに身を沈めた。混み合っているサウナの窓ガラスの向こうを伺いながら予熱を施し、サ室が空いたタイミングを見計らっての 1stセット。若者客が多いが無駄に大声で話すマナー知らずはおらず、落ち着いた雰囲気の中で集中できた。閉店時間が近づくにつれ、浴室全体の客数も次第に減ってきた。水風呂と休憩を挟んだ最終セットの12分間は、独占状態でラストを迎えた。サウナ上がりに生ビールのチケットを三枚購入し、魂のクールダウンをしながら懐かしさに浸っていた。
生ビールのグラスを傾けながら、学園ドラマにコメディとトレンディの要素を取り入れた「愛し合ってるかい!」を思い出していた。その舞台となった男子校の名前が〝南青山高校〟という、何ともバブリーでベタな学校名だったのだ。ちなみに女子校は表参道女子高校である。
主人公たちがDCブランドを着こなし、毎晩のように酒を飲む姿に憧れたものだ。それを思うと青春時代に、テレビドラマから学んだ事は数多い。ファッションは勿論のこと、テレビ業界が流行を生み出す仕組みや相関図などがそうだ。それに踊らされていた事も知らずに夢中になっていた当時を恥ずかしく思いながらも、今だに南青山に住んでみたいと思っている自分の成長の無さが情けなくなった深夜の表参道交差点だった。
男
[ 神奈川県 ]
日曜日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 13:35 〜 翌 13:10
入泉時間 夜の部 18:10 〜 19:50
入泉プログラム
夜の部 S (15 × 3) シャワー & 休憩 (10 × 3)
本日の生ビール 大ジョッキ5杯 他
本日のサ近所ツマミ おやどり
本日のメインディッシュ 〝サ旅おさらい〟
とある宿泊サイトのメンバー特典を利用してアーリーチェックインすると、物産展で買ったビールと長野名物〝おやき〟で小腹を満たした。各デパートが催し物を自粛している中でも、開催を決断した高島屋の思いに応えたくて訪れると、全国サウナ巡りで出会った〝うまいもの〟を懐かしんだ。
空腹が落ち着き昼寝をしてアルコールが抜けるのを待ってから、ホテルの7階にあるサウナに向かった。専用のフロントでルームキーを提示すると、ここでもメンバー特典でサウナ利用は無料だった。休日の午後をジムで体を鍛える人たちを横目に見ながら、脱衣所のある奥の方へと進んだ。
フィットネスジムのサウナらしいシンプルなレイアウトなので浴槽はなく、まずはシャワーを浴びて全身を洗う。3つの立ちシャワーはジム終わりの利用客で埋まっていたが、サウナの扉を開けると誰もいない静寂な世界が待っていた。サウナマットが敷かれていない木製ベンチに直接腰を下ろし、室内にも流れるクラシック音楽で優雅な気持ちになる。ここには12分計ではなく普通の掛時計と、5分の砂時計が設置されている。
室温計が70℃台を示すように直接的な熱さは感じないが、入室後すぐに汗ばんでくる。背面に埋め込まれた熱源が発する遠赤外線が、負担をかけずに体内から身体を温めてくれる。とても効果的な発汗作用の中で、ついつい長居してしまうがサウナを利用する客は誰もいない。ドア越しに見えるシャワーには、ひっきりなしに人が行き交うが、独占状態の3セットを楽しんだ。水風呂代わりのシャワーも冷たく十分にクールダウンでき、タオルを巻いて脱衣所のベンチに座れば休憩にも事欠かない。
そこで耳にしたジムユーザーの話によると、本日をもってフィットネスの営業も休止となるらしい。もちろん巷の騒動の影響だが、皆さんの残念そうな会話の内容に、一日も早い再開を望んだ。見ず知らずの新参者の私にも、誰しもが「お疲れ様でした」と声をかけてくれるアットホームな雰囲気に、この施設が愛されている理由を知った。
サウナ上がりにはホテルを抜け出し、先日の香川サ旅で気に入った讃岐名物〝おやどり〟を求めて、都内には進出してない「一鶴」で生ビールと共に味わった夜の横浜でした。
男
[ 神奈川県 ]
日曜日 晴天 通常利用
館内滞在時間 10:25 〜 12:20
入泉時間 昼の部 10:30 〜 12:05
入泉プログラム
昼の部 (12 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール EXコールド2杯 他
本日のサ近所ツマミ 炉ばたのおやき
本日のメインディッシュ 〝借景を楽しむ〟
見知らぬ国の貨物船、ゆっくりと回り続ける発電所の風車。入り組んだベイエリアに架けられた無数の橋、埋め立てられた空き地と、その横を走る引き込み線の貨物列車。遠くには煙を吐き出す大きな煙突と離着陸を繰り返す飛行機の群れ。
そんな人類の叡智を集めた絵画のような、進化し続ける景色を眺められるサウナは数少ない。次の予定までの時間を埋めてくれる絶好の場所を求めて、スカイビルのエレベーターに乗り込んだ。
幾度となく訪れているので浴室の清掃時間を考慮して、二時間利用でロッカーキーを受け取った。浴室の前には待ちきれない蒸し人たちが、タオル片手に列をなす。定刻通りに自動扉のスイッチが入れられ、まずは一番奥にあるカランで身を浄める。サイドは壁で仕切られて、背後にはカランがない独立したスペースが私のお気に入りの理由なのだ。周囲を気にせずに全身を洗いシャワーで泡を流した後は、本日の予熱の場所には寝湯を選んだ。寝転んで目を閉じ、適度なバイブラの浮遊感で気持ちまで軽やかになった。
十分に身体が温まったところでサウナへと向かい、空いている最上段の窓際に陣取った。昨日の雪が嘘のように、ご機嫌を取り戻してきた空からは少しずつ青空が見え始めている。まだ誰の汗も吸い込んでいないフカフカのマットの座り心地が気持ちよく、窓から射し込む天然光に抱かれる。二基のサウナストーブが作り出す温度と湿度の快適さがこの上なく、ナチュラルなケロの木香が乱れた精神までも整えてくれる。キリッとした水風呂と借景のデッキチェアでの休憩を織り混ぜて、3セットを堪能し終えると制限時間が近づいていた。
慌てて着替えてレストランで冷たい生ビールを一気にあおり、次なるサウナを求めて、ある場所へ向かった。その途中で高島屋の催事場に寄り道して〝全国うまいもの市〟でピールのツマミを品定め。各地方の数ある名産品の中から、先月の長野サ旅で味わえなかった「いろは堂」の野沢菜おやきを選び、横浜ビールも買い込んでチェックインを終えた。
部屋に入ると、ここでも大きな窓の景色を借りてクラフトビールを記念撮影。この後はサウナの予定があったので、その内のピルスナー1本だけをツマミと共に味わった横浜の午後でした。
男
[ 東京都 ]
平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 21:25 〜 翌 10:55
入泉時間 夜の部 21:35 〜 23:10
入泉時間 朝の部 09:05 〜 10:30
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 大ジョッキ3杯
本日のツマミ 目玉焼き & 焼なす
本日のメインディッシュ〝よこしまな男心〟
あの日以来の〝New Wing〟への訪問となったが、館内に漂う気配は〝No Woman〟だった。
あの日とは、先月に行われたニューウイング レディースデーの事で、スケベな気持ちで翌日のリニューアルオープン直後に訪れたのが昨日の事のように思い出される。もちろん当日も女性サウナーの姿こそなかったが、芳醇な色香の残るサウナや、あらぬ妄想を思い浮かべてしまう浴室に、のぼせあがってしまった。しかし本日は、どこにも女性の残り香はなく普段の男だらけの浴室に戻っていた。
正直言って前回は集中しきれずに終えてしまったが、今回は無心になってサウナと向き合う事ができた。実は改装されたサウナの一番客は私だったので、あれ以来の再会を心から楽しんだ。最上段からでもセルフロウリュできるように持ち手が継ぎ足されたラドルや、新たに防水処理されたうちわ等、さらなる進化が見られる。新設されたサウナベンチの木の匂いと、袋吊りのヴィヒタの香りに包まれながら全身にアロマ水の蒸気を浴びる。室内に流れるのは専用のBGMだろうか、自然な耳障りの良さが癒し効果をプラスする。
そんな空間内で自らの手が蒸気を支配すると、メインサウナにも負けず劣らずの世界が広がった。掛け水を怠らず冷水プールに火照った肉体を捧げ、デッキチェアでは魂までも委ねる。頭上から降り注ぐ風の滝は、疲れた心をも優しく撫でてくれるようだ。
二種類のサウナと二つの水風呂の組み合わせを楽しんだ後は、一目散にレストランへの階段を駆け上がった。いつも通りに大ジョッキの生ビールで喉を潤し、何気なく注文したツマミに低劣な男の下心が見え隠れしてしまった。
ようやくレディースデーの呪縛から解かれたと思っていたが、目玉焼きのフォルムが再び女性の姿を思い起こさせる。さらには食べ終えた焼なすのヘタにさえも、良からぬ妄想を思い描いてしまった煩悩まみれの錦糸町だった。
男
[ 東京都 ]
平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:30 〜 翌 05:25
入泉時間 夜の部 22:35 〜 23:55
入泉時間 朝の部 04:30 〜 05:15
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 2) M (2 × 2) G (10 × 2)
本日の生ビール 中ジョッキ4杯
本日のツマミ キムチ & 韓国のり
本日のメインディッシュ 〝願い叶わず〟
交差点を行き交う人の数よりも、空車待ちのタクシーの方が多い六本木通りからテレ朝通りへ左折した。「中国大使館まで」と告げたタクシーを降りると、禁断の果実を求めて階段を上がった。
実は先日の早朝にも同じように階段を心弾ませて駆け上がってきたのだが、水道工事による臨時休業に見舞われてしまったのだ。よって今夜は、直前に営業時間を電話確認してからやって来たのだった。
何故にここまで私を魅了するかと言えば、無秩序と秩序が混在するサウナや、都内屈指の高温スチームサウナが挙げられる。しかしそれ以上に「アダム & イブ」を愛する理由は、レストランにあるのかもしれない。
サウナイキタイに投稿を始めた頃は、この浮世離れした施設の事を書いていいものか正直迷った。ここは私の楽園である前に、人目を気にして忍ばざるを得ない人たちの楽園でもあるからだ。もちろん私も幾度となく著名人と同室した事もあるが、皆さん我々と変わらない、ただのサウナ愛好家でしかないのだ。
そんな誰しもを受け入れてはくれるが、決して敷居が低いわけではないサウナが私は好きだ。1st セットこそ少し混み合っていたが、時計の針が深夜に近づくにつれ静けさを取り戻していった。電気式サウナストーブに近い最上段に座り、オレンジ色の熱源をぼんやりと眺める。まぶたに焼き付いたその色が褪せる間もなく身体が限界を感じはじめ、砂時計が落ちるのを待てずに立ち上がった。
安定感のある水風呂とデッキチェアでの休憩を繰り返した後は厚手のバスローブを羽織り、私の愛すべき場所であるレストランへと急いだ。とりあえず生ビールをオーダーしたが、厨房内にイモちゃんの姿がない。スタッフさんに聞いてみると調理のお姉さんはイレギュラーの休みとの事だった。
今朝から欲していたイモちゃんの作る韓国料理にはありつけなかったが、程よく熟成したキムチと韓国のりをツマミに生ビールを楽しんだ夜更けの西麻布だった。
男
[ 東京都 ]
平日 晴天 通常利用
館内滞在時間 08:35 〜 11:25
入泉時間 昼の部 08:40 〜 10:35
入泉プログラム
昼の部 (12 × 4) M (2 × 4) G (10 × 4)
本日のビール 缶ビール(350ml) 2 缶 他
本日のサ近所ツマミ ニラレバ炒め
本日のメインディッシュ 〝男と女〟
今週に入り三夜連続ノーサウナによって自宅のベッドで目が覚めた。居ても立ってもいられずに、顔も洗わず寝ぐせ頭のままでタクシーに飛び乗った。向かった先は西麻布だったが、こんな日に限って「アダム & イブ」の入口には水道工事で休業の貼り紙が。うなだれて階段を降り、リカバリー先を検索するが近所には早朝から入れるサウナは見つからなかった。仕方なく候補の多い上野エリアに移動してみると、名前を知っていながらも未訪問のコチラの事を思い出して訪ねてみた。
下駄箱とフロントやロッカーが複雑に入り組んだ、独特なレイアウトに戸惑いながら館内着に袖を通した。ここから先の浴室までの道のりも困難で、地下一階まで歩いて降りなければならないのだ。奈落の底への階段を降りて行くと、待っていたのは江戸テイストを散りばめた大衆的な浴室だった。
整然と並んだカランで身を浄めてから〝天照温泉〟と名付けられた内湯に浸かり下準備を終える。非常口かと見間違えるようなサウナへの扉を開けると、決して広くはないが i k i ストーブに支配された世界は、力強さという表現方法で己をアピールしてくる。平日の午前中なので客は少なく静かではあるが、パワフルなサウナで高揚感に包まれた。続いては、隣接された水風呂で冷静を手に入れる。水温計は14℃を示しているが、冷たいながらも居心地の良い水風呂から眺める浴室内の景色も素晴らしく、しばらく見惚れてしまい時を忘れる。
休憩のデッキチェアに腰を下ろせば目の前には鶴をモチーフにした壁画が心を和ませてくれ、白湯の水面に反射する光が、ととのいへと誘ってくれる。普段よりも多いトータル4セットの贅沢な時間を楽しむと、有効時間ギリギリまでをサウナ上がりの缶ビールで喉を潤した。残念ながらこちらの施設には食事処がないので、この後の昼呑み候補の店を探してみる。
もともとは冒頭の西麻布のサウナで食べるつもりだったので胃袋は韓国料理を欲していたが「アダム & イブ」を中国語表記したような名前の店を偶然に見つけてしまった。
その名は「珍満」である。
上野に古くからある有名町中華のカウンターの片隅で、昼間から瓶ビールの本数を重ねた御徒町の昼下がりでした。
男
[ 東京都 ]
平日 晴天 通常利用
館内滞在時間 08:35 〜 10:55
入泉時間 朝の部 08:40 〜 10:20
入泉プログラム
朝の部 (15 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール カップグラス3杯 他
本日の昼サ飯 仔牛のエスカロップ
本日のメインディッシュ 〝誘惑〟
ノーサウナな夜を過ごした翌朝は、目覚めとともに身体がサウナを欲していた。早朝から入れる銭湯を探していると、なにやら気になるコチラを見つけた。すぐに身支度をして山手線に乗り込み、五反田経由で人生初となる東急池上線 久が原駅に降り立った。改札を抜けると目の前という駅近銭湯は、オシャレなアプローチと青空で迎えてくれた。
券売機で入浴券とレンタルのバスタオル券を購入し、おとこ湯の暖簾をくぐった。とても清潔感のある脱衣所で裸になり、初対面にドキドキしながら浴室に入った。銭湯なのにシャンプー類が置かれてあってありがたいカランで身を清め、この地域ならではの黒湯の内風呂で予熱を完了。サウナマットを手に取り、いざサウナへ。
かなりタイトな室内だが、運良く混み合っておらず上段に腰を下ろした。テレビやBGMのないコンパクトなサウナは、背面に設置されたサウナストーブの熱気が後頭部から襲いかかる。天井の低さとドライな設定が相まって、好みのストロングスタイルが味わえた。
これほど整った素晴らしい環境なのに、集中力を欠いてしまう理由があった。それは目の前に貼られた〝生ビール300円〟のポスターの存在だ。その文字を見ないように、10分計の砂時計が1ターンハーフするまで我慢して急いだ水風呂にも試練が待っていた。
その水風呂の名は「冷たい生源泉つぼ風呂」である。〝冷たい生〟の文字に生ビールへの欲求が高まるばかりでなく、勝手に略した〝生つぼ風呂〟に良からぬ興奮をしてしまった。さらには「加温・加水を一切してない新鮮な源泉100%をドバドバかけ流した全国でも珍しい黒湯温泉をお楽しみいただけるお風呂です」と書かれた説明は〝ドバドバ珍黒〟に脳内変換されてしまった。壁の向こうに感じる女湯の気配や、子供用のイスに描かれたスヌーピーが登場する漫画「ピーナッツ」の文字すら、やらしく映る。
こうなると帰り道の五反田をやり過ごすのは困難で、休憩所の生ビールで勢いを借りた後は欲望の街 五反田へと急いだ。路地に佇む老舗レストラン「グリルエフ」で、エロティックなネーミングに惹かれて〝エスカロップ〟に舌鼓を打った五反田の昼下がりだった。
その後、下鼓を打ったかどうかは秘密にしておこう。
男
[ 東京都 ]
平日 小雨 通常利用
館内滞在時間 11:30 〜 14:10
入泉時間 昼の部 11:35 〜 13:20
入泉プログラム
昼の部 (12 × 4 ) M (2 × 3) G (12 × 3)
本日のビール 缶ビール(350ml) 3缶
本日の昼サ飯 カツカリー (辛口)
本日のメインディッシュ 〝特別な日〟
旭川から帰京して久しぶりに自宅のベッドで眠りに就いた。目が覚めると窓の外は雨模様。どこにも出かけない選択肢もあったが、2週間前に訪れた時の印象がとても良かったので、そぼ降る雨の中を歩いてやって来た。
その印象の良さとは、なんと言っても落ち着いてサウナに集中できるという事だ。特に午後1時半から行われる浴室清掃の時間前は、フルセットを独蒸し状態すら可能である。そんな時間帯を狙って三時間のお昼寝コースのチケットを購入した。気持ち的には二階の脱衣ロッカーから全裸で三階までの階段を駆け上がりたいところだが、大人のマナーを守って館内着に袖を通す。すぐさま浴室前の脱衣所で館内着を脱ぎ去り、ランチタイムで賑わう道玄坂上交差点とは対照的な静けさの浴室へと入った。
誰もいないカランで禊ぎを終えると、ひとまず内湯で体温を上げる。バイブラなどの派手な風呂はないが、瀬戸内海のように凪いだ白湯が好きな私にはありがたい。十分に身体が温まったところで、いざサウナへ。
オレンジ色のマットが敷き詰められた三角形のサ室は、広さはないが効率的にベンチが設けてある。お気に入りの最上段に座ると、この世界の中だけは〝唯我独尊〟を思える瞬間である。かなりハードな設定がすぐさま発汗を促し、12分計の針が一周する頃には滝のような汗が流れ落ちていた。しっかりと掛け水を忘れずに入った水風呂は、大げさな冷たさではなく堅実に全身を冷やしてくれる。
風呂イスや浴槽の縁に座っての休憩を含めた静寂の4セットを堪能した後は、4階の休憩所前で缶ビールで喉を潤しながら眼下の交差点を眺める。雨の中を忙しなく行き交う人たちへの背徳感を背負っての昼酒が沁み渡る。
降り止まぬ雨を避けて隣の老舗カリー屋に飛び込んだ。名物のカツカリーのカツと漬物をツマミに再びビールをあおる。こんな怠惰な生活を送っていても、先日の健康診断での数値結果は、すこぶる良好。こんな身体に生んでくれた母親の命日なので、温かい雨は彼女の涙なのかもしれない。母が逝った歳まで、いつしか残り十年足らず。今日だけは少し酒を控えて、幼い頃の母との想い出を懐かしむのも恥ずかしくないかなと思った午後の渋谷だった。
男
[ 北海道 ]
日曜日 曇天 通常利用
館内滞在時間 19:45 〜 21:15
入泉時間 夜の部 19:50 〜 21:00
入泉プログラム
夜の部 (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日のビール 缶ビール(350ml) 3缶 他
本日のサ近所メシ ジンギスカン
本日のメインディッシュ 〝喜び〟
ドラマ「サ道」の登場施設完全制覇を目指して遥々やって来た旭川だったが、宿泊先の「omo 7」のサウナは営業中止。そのアナウンスを知らずにチェックインした為に、とてつもない喪失感に苛まれた。こうなれば鬱憤を晴らすしかないと、夜のネオン街に向かう前に近所の公衆銭湯を訪ねてみた。
ホテルから歩いて3分ほどで、味わいのある「ゆ」と書かれた一文字の看板が見えてきた。番台のお父さんにサウナと貸しタオルの料金を支払い一階右手の浴室へ。脱衣所のカゴに厚着をしてきた服を全て脱ぎ去り、懐かしいタイプのカランで身を浄めた。内湯に浸かり浴室の全景を見渡すと、昭和っぽさが残っているのではなく、これぞまさしく昭和である。使い古された言葉だが、ここだけは昭和で時が止まっていた。
利用料金が100円なのでコンパクトな造りのサウナだが、なかなかハードな設定が好みである。室内には館内と同じ演歌が流れ、砂時計に頼らなくても三曲も聴けば10分くらいは経っている。タイル張りの小さな水風呂もしっかりと冷たく、強気な構成で3セットを蒸し終えた。脱衣所で着替えていると何処からともなく迷い込んだ、てんとう虫が春の予感を思わせた。プラトーの休業のおかげで、またひとつ素敵なサウナに出会えた事に感謝した。
サウナ上がりは番台前の休憩所で缶ビールを呑みながら、今宵の地元メシを考える。東京よりも自粛要請が強い北海道は休業している飲食店も多く、なかなか候補の店が見つからない中で、一軒のジンギスカン屋を見つけた。まだ午後9時過ぎというのに誰ひとり歩いていない繁華街には、寂しさを超えた怖さすら感じた。普段は人気店であるジンギスカン屋も閑散としていたが、生ラムの美味さにビールが進んでしまった。その後は北海道ならではの〝子ギツネ〟ではなく〝子うさぎ〟を求めて入ったバニー姿のガールズバーで、春を告げた〝てんとう虫〟ならぬ〝天童よしみ〟みたいな娘と大盛り上がりしてしまった。
経済の影を落とす旭川の中で、もしかしたら一番消費に貢献したのではないかと思えるくらいにシャンパンを大放出した。これでも少しは誰かにプレジャーを与えられたと思ったが、ブラジャーを外すまでには至らなかった旭川プラトーの深夜だった。
男
[ 北海道 ]
日曜日 曇天 通常利用
館内滞在時間 10:55 〜 13:45
入泉時間 昼の部 11:00 〜 13:05
入泉プログラム
昼の部 (15 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日のビール 缶ビール(500ml)3缶
本日のツマミ 豚さがり弁当
本日のメインディッシュ 〝アップダウン〟
三か月前の肌を刺すような冷たさを感じない人影まばらな旭川空港へ降り立った。各航空会社の北海道への減便が相次いでいる中、運良く私の予約したフライトは対象とはならずに到着できた。空港から上富良野駅に向かうバスからの景色は、三月でもあたり一面の銀世界だった。それでも積雪の厚みや木々の芽吹きが色づき始めた様子を見ると、春はもうそこまで来ている事を感じながら北の聖地を目指した。
駅前でタクシーに乗り換えて目的地まで向かったが、白樺が自生する山道を進み、標高が高くなるにつれて前回の記憶が蘇ってきた。雪が厚みを増してくると、見覚えのある三角屋根の建物が目に入ってきた。屋根からはツララが伸びていたが、言い換えればその長さが冬の終わりを告げているようにも思えた。
まだ雪の残る季節に再び来られた喜びを胸に大浴場に足を踏み入れると、前回と同様にヒバの香りが出迎えてくれた。まずは身を浄めてから大きな窓ガラス越しに自然光が注ぐ岩風呂で冷えた身体を温めた後は、あの日以来一日たりとも忘れる事のなかったサウナの扉を開けた。
サウナストーブ前の窓際に腰を下ろして外の景色に目をやると、にびいろの空と雪肌から湯けむり舞う内風呂へのグラデーションに引き込まれてしまう。まばゆさとサイレントが織りなす世界の中で目を閉じると、自分の肉体が自然界の一部分である事を実感できる。ゆっくりと時間が流れているのに時が経つのは早いという不可解な矛盾で遊んだ後は、凛と澄んだ水風呂で火照った身体を冷ました。雪解け間近の季節は雪の表面が硬く、新雪の時期の雪ダイブとは違っていた。それでも外気浴の心地良さは唯一無二で、他では得られない悦びで満たさせた。
上富良野駅前の有名精肉店で名物弁当を持ち込んでおいたので、休憩所のテーブルと電子レンジを借りて、前回のカップラーメンとは違ったご当地グルメを味わった。
つまりは、サウナ上がりに豚さがりを食べて気分が上がった昼下がりとなった。
この後、サ道に出ていた「四條食堂」へ行ってみたが休み。宿泊先の「 omo7 サウナプラトー」にチェックインしたが、お客様の安全第一の為にサウナ施設は営業を中止していた。最後はテンション下がって終わった旭川だった。
男
[ 千葉県 ]
平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 21:25 〜 翌 10:55
入泉時間 夜の部 21:35 〜 23:10
入泉時間 朝の部 09:05 〜 10:30
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ5杯
本日のツマミ 湯豆腐
本日のサ近所メシ まぐろ山かけ&もやしソバ
本日のメインディッシュ 〝お気に入り〟
寒空の色が冬へと後退りしているような船橋駅南口を出て、幾多の誘惑に負けずに無事たどり着けた。ここは私にとっては船橋の楽園であり、サ活投稿以前からの長い付き合いのあるサウナなのだ。
新橋からの横須賀線の車中で予約しておいたカプセルには、生ビールの無料券が付いている。そのチケットをフロントで受け取ると、同フロアの脱衣ロッカーで裸になり浴室へと向かう。誰もいないわけではないが視界を遮る入浴客はおらず、自分のペースのままに上々のスタートを切った。
シャワーの勢いも申し分ないカランで禊ぎを終え、まずは冷えた身体を内湯で温める。〝手作り風おにぎり〟や〝手打ち風そば〟にも似た〝準天然水トゴール温泉〟に身を委ねると、湯けむりの向こうでは富士山が見守っていてくれる。しっかりと予熱を施してからサウナの扉を開けると、入った瞬間に乾いた熱気が押し寄せてきた。最上段の隅に座り目を閉じると、テレビの音さえ耳に届かないくらいにコンセントレーションが高まる。昨今のサウナブーム以前には、当たり前だった無心になれる空間が、今でもここには残っている。いや、サウナ好きの地元客に残されていると言った方が正しいだろう。
特別に冷たい水風呂があるでもなく、外気浴スペースが設けられているでもないのに、何一つ不満などない。ありきたりな温冷交互浴と休憩だけでも得られる〝シンプルととのい〟が私のお気に入りの理由だ。ここの食事処のメニューや雰囲気も好きで、深夜を過ぎるまで生ビールを楽しんでからベッドに身を沈めた。
翌朝も他愛のない朝ウナを満喫した後は船橋に来た時の、もう一つの楽しみでもある老舗蕎麦屋「二葉」を訪れた。もはや蕎麦屋というよりは居酒屋並みのツマミ類の豊富さに、昼間から酒が進んでしまう。
ひと昔前は競馬で訪れる事しかなかった街だが、サウナと昼呑みの為に来る機会が増えそうな船橋の昼下がりでした。
男
[ 東京都 ]
平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 22:10 〜 翌 10:05
入泉時間 夜の部 22:20 〜 翌 00:10
入泉時間 朝の部 08:05 〜 09:40
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ5杯
本日のツマミ 冷やしトマト
本日のサ近所メシ ペスカトーレ
本日のメインディッシュ 〝日中米問題〟
今宵のツマミに〝冷やしトマト〟を選んだ瞬間から、歌舞伎町に居ながらも江東区〝亀戸〟の事を思い出してしまった。
どれだけ外国に依存していたのだろうかと考えさせられてしまう日本経済は、ここ歌舞伎町にも顕著に現れている。もちろん観光業への深刻な打撃もあるが、表面化していない深刻な問題は建設業関連へのダメージだと思う。
東京2020へ向けて建設ラッシュが続いている中、建築資材は勿論のことネジ一本にまで中国産に頼っている大手ゼネコンも、ここ1ヶ月が部品調達の正念場であるらしい。もしこのまま輸入による部品供給がストップすれば、施工が滞るだけでなく、銀行への支払いが止まってしまう事になる。そうなれば建設会社ばかりでなく大手銀行すら破綻の危機に直面する事になる。
現時点では全くニュースなどで報道されていないが、政府は間違いなく危機感を持っているだろう。そんな中で国民への自粛要請は明らかな弱い者いじめでしかなく、全ては銀行の破綻だけは回避したい表れとしか思えない。ならば高齢者や子供を除いた我々国民は、基本的な消費を続けながら自身の健康を守っていくのが日本経済を止めない最善策だと思っている。
そこで昨晩も普段と変わらず微力ながらも経済貢献のために新宿のサウナを訪れたが、閑散とした大浴場が世の中の異変を物語っていた。全てのセットが貸切という、かつてない程に静まりかえったサウナを経験した。サウナ上がりも世間の風評に臆する事なくレストランでは生ビールを大量消費して、冒頭に書いた〝亀戸〟の事を考えていた。
全く〝トマト〟と〝亀戸〟に関連がないと思うだろうが、アメリカ英語で発音すると同じである。
「タメイトォ」と「かめいどぉ」
翌日も引きずってしまい昼メシにタメイトゥ味のペスカトーレをオーダーして、一日も早い消費の安定を心から願った新宿伊勢丹の昼下がりだった。
男
[ 東京都 ]
平日 小雨 宿泊利用
館内滞在時間 21:25 〜 翌 10:00
入泉時間 夜の部 21:35 〜 22:35
入泉時間 朝の部 08:35 〜 09:45
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 2) M (2 × 2) G (15 × 2)
朝の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ5杯
本日のツマミ 肉野菜炒め
本日のサ近所メシ たぬきそば
本日のメイン〝One more タヌキ One more K-chan〟
これ以上何を失えば サウナは許されるの
どれ程の熱さならば もう一度君に会える
One more タヌキ 水風呂でうつろわないで
One more タヌキ 蒸されあった時間よ
くいちがう時はいつも 君が先に折れたね
わがままな性格が なおさら愛しくさせた
One more K-chan タイルに足を滑らせて
One more K-chan 次のサウナを選べない
いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
上野のホーム サ室の窓
こんなとこにいるはずもないのに
願いがもしも叶うなら 今すぐ君のもとへ
蒸せない事は もうも何もない
水をかけて冷やしてみせるよ
こんなとこにいるはずがないのを分かっていながらも、彼の影を探して北欧へとやって来た。そんな彼とは、かつて北欧を愛してやまなかった北王こと〝ありたん〟だ。北欧だけのサ活回数で優に200回を越える彼が、もう2週間以上も北欧に姿を現してないのだ。
そんな異変を危惧して確かめに来たものの、ゴールデンタイムの混み具合は尋常ではなく、彼の足が遠のいてしまった理由が分からなくもなかった。すでにフロントではサウナの混雑を示唆する貼り紙が施され、浴室前の脱衣棚は全て埋め尽くされていた。床にタオルや館内着を直に置いている客がいるくらいに混んでおり、下界の感染騒動とは無縁の世界が広がっている。
自分のペースで蒸されたい中年層は影を潜め、客層の若返りも著しく感じた。夜のサウナは早々に諦めて、早朝の静まりかえったサウナで本来の北欧の良さを満喫した。
ありたんの身体に染み付いた北欧の熱が冷めて失せるとは思えず、必ず戻って来てくれると願い信じている。今朝は上野で昭和風情を残す老舗蕎麦屋と純喫茶に立ち寄り、後世に残すべき〝ありたん〟にも似た「たぬきそば」と、ありたん同様に表記にクセのある〝特性ココア〟を味わった東上野の昼下がりだった。
男
[ 東京都 ]
平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 21:25 〜 翌 14:55
入泉時間 夜の部 21:35 〜 22:20
入泉時間 朝の部 08:05 〜 09:55
入泉プログラム
夜の部 S (8 × 3) M (1 × 3) G (5 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール クラフトビール7杯
本日のツマミ 自家製炙りチャーシュー
本日の昼サメシ 特製麻婆豆腐定食
本日のメインディッシュ 〝風俗と犯罪〟
沈丁花の香りが春を告げる路地を抜けると見慣れた看板が、いつもと変わらない様子で待っていてくれる。ただひとつ普段のロスコと違っているのは、愛すべきサウ仲間たちが待っていてくれる事だ。当日の夜になって急に決まったサ会の知らせに、所用もそこそこに切り上げて駒込へと急いだ。
Mon湯氏とサウナで軽く挨拶を交わして、軽めの3セットをこなすと食事処で合流。カウンターのコーナー席の真ん中はヒロイン登場の為に空けておいて、野郎だけの二人で宴をはじめた。クラフトビールのラインナップに新たに加わったレッドエールを1杯目にチョイスし乾杯のあと一気に飲み干して、2杯目を選んでいるところにサウナ上がりのらぶりんがセンターに加わった。
これでようやく3ピースバンドとなったが両サイドにはサウイキ犯罪者の編成は、ドリカムの元キーボードと、ヒスブルの元ギタリストのような怪しい布陣となった。そんなメンバーの中でもボーカルである、らぶりんの輝きは失せる事はない。ちなみに我々の犯罪歴だが、M氏はモニカ・ルインスキーによる性犯罪で、私は石川さゆりに関する殺人罪が適用されたと思われる。そんな犯罪者とも分け隔てなく接してくれる彼女の優しさに感謝しながら時間は過ぎて行き、やむを得ず性犯罪者は終電で帰っていった。
それまでは穏やかな会話が繰り広げられていたが、彼が去った途端にシリアスな空気が流れはじめた。私までもが性犯罪に染まる前に、釘を刺すように〝○うぞく〟に関する彼女の思いを語ってくれた。てっきり私の最近の乱痴気騒ぎを叱られると思っていたが、実は彼女の方が、○うぞく経験の重い十字架を背負っているとの告白だったのだ。
何かを守る為に踏み入れた世界とは言え、そんな悩みに苦しんでいる彼女に対するアドバイスなど持ち合わせていなかった。このまま魂までも切り売りして守っていくしか方法はないのかも知れないが〝相続〟するものがない私の方が幸せなのかもと思った、夜更けの駒込だった。
男
[ 東京都 ]
平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 18:20 〜 翌 10:00
入泉時間 夜の部 18:25 〜 20:05
入泉時間 朝の部 08:05 〜 09:45
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 大ジョッキ3杯 他
本日のツマミ マグロ山掛け
本日のサ近所メシ うな重
本日のメインディッシュ 〝茶系〟
サ活投稿をはじめてからは初訪問となるが、かれこれ5年ぶりくらいになるだろうか。寝床のDXキャビンを確保してから向かった浴室は、独特の高低差があるレイアウトとなっている。神聖なる禊ぎを終えて内湯の二股温泉で下茹でを施し、いざ半地下のメインサウナへ。扉を開けると余白の多い解放的な室内が目の前に広がる。トルクの高そうなサウナストーブの前にはヒノキ製の風呂椅子が並んでおり、名物の〝直火焼き〟に初トライしてみた。
まずはストーブに背中を向けて座ってみると、ドライな設定に拍車をかけるように唸るストーブの熱気が後ろから襲いかかる。ダイレクトに放射熱を感じられ、直火焼きの鰻の蒲焼きにでもなった気分だ。ムラのないように裏返って前面も炙るが、さぞかし滑稽なスタイルだったろう。ひな壇の最上段など様々な状態で蒸し工程を終えてから向かった水風呂は、佐世保の「サウナサン」の循環方式を取り入れてあり、過去の九州遠征を懐かしく思った。
3セットを終えてデッキチェアで休憩していると、天空に伸びる螺旋階段を見つけた。頭上には白雲うごめくガラス張りの部屋があり、仕上げとして階段を上がって行った。扉を開けると〝一寸先は雲〟となっており、室内の様子が全く見えないくらいの濃霧だ。少しすると視界に慣れて、タイル張りのベンチが目に入ってきた。人の姿はなく手さぐりでベンチに座り再び目を閉じると、薬草の香りを含んだ蒸気が全身を包み込む。「しきじ」や「アダム&イブ」などと有名な薬草サウナを知っているが、ここの香りも素晴らしい。桂皮(シナモン)の香りが際立ったスチームサウナに入っていると薄茶色のベンチと相まって、チャイティーラテの中にでもいるような感覚だった。大満足でレストランで生ビールを楽しみ、別フロアの静かなカプセルで眠りに就いた。
翌朝は自然と身体が鰻の蒲焼きとチャイティーラテを欲してしまい、老舗のうなぎ屋「神田 久保田」と近くのスタバで胃袋を満たした御徒町の昼下がりだった。
男
[ 宮城県 ]
日曜日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 16:30 〜 翌 10:25
入泉時間 夜の部 16:35 〜 18:10
入泉時間 朝の部 08:35 〜 10:15
入泉プログラム
夜の部 S (15 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (12 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ5杯
本日のツマミ 豚の天ぷら
本日のサ近所メシ 寿司&牛タン定食
本日のメインディッシュ 〝魔物の街〟
「はんじゅんまくのゆ」で食べたユッケジャンチゲの効力で、欲望を抑えきれずに夜のネオン街に飛び出した。その街の名は国分町、それまでの流れはこうだ。
意気揚々とタクシーで乗り込んできた東北一の繁華街である国分町も、昼間は大人しく息を潜めている。まだ生命を吹き込まれてないネオン看板を横目に、今晩の宿である「キュア国分町」にチェックインした。東京ではかなり珍しい身分証の提出を促されルールに従い登録を済ませると、夜の社交場のマナーに則って最上階の大浴場へと向かった。
お浄めと内湯で下準備をしていると、15名限定のロウリュサービスの館内放送が流れた。どちらかと言えばサウナではイベント騒ぎが苦手なタイプなので、開始時間の17時を避けようと思い、早めにドライサウナの最上段で蒸させていた。だがしかし、本日3軒目のサウナなので汗が出ないままに時間ばかりが過ぎていく。それまではガラガラに空いていたサウナだったが定刻寸前になると一気に人が押し寄せてきて、気が付けば退出できずに定員上限となりロウリュ開始となった。
軽快なトークで場を盛り上げるスタッフさんのロウリュは、過度な演出がなく心地良い。すでに12分を経過していたが、ようやく発汗が始まったおかげで上々のスタートが切れた。おかわりロウリュは辞退して、水風呂が混み合う前にサウナを出た。タイミングを外したので露天風呂に唯一あるリクライニング式のデッキチェアで横になり、仙台の空を見上げながら夜の帳が下りるのを待った。
館内の「湯食処 八波亭」で軽めのツマミと生ビールで勢いをつけると、せっかくなので仙台の寿司屋で腹ごしらえ。三陸産の地魚を味わった後は、地元ギャルを求めて夜の街へ繰り出した。
飛び込みで入ったキャバクラで〝チャンドンゴン〟のように容姿の整った女の子と盛り上がってしまい〝はんじゅんまく〟ならぬ〝ウン十万〟を支払った国分町の夜だった。
男
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。