サウナセンター稲荷町(旧サウナホテルニュー大泉 稲荷町店)
カプセルホテル - 東京都 台東区
カプセルホテル - 東京都 台東区
平日 晴天 宿泊利用
館内滞在時間 21:35 〜 翌 09:55
入泉時間 夜の部 21:40 〜 21:55
入泉時間 朝の部 08:05 〜 09:45
入泉プログラム
夜の部 S 入浴のみ サウなし
朝の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 大ジョッキ3杯
本日のツマミ いたわさ& メンマ炒め
本日のサ近所メシ かき揚天丼
本日のメインディッシュ 〝色彩〟
「22時にレストランで」と約束を交わしたMon湯氏との待ち合わせのために、銀座線で稲荷町へと急いだ。
少しは通い慣れたおかげで、蒲公英色が目を引く新型車両の何両目に乗れば出口が近いのかも分かっている。前から3両目で駅に到着すれば、ドアの向こうには唯一の改札口が待っている。現代の地下鉄と違い浅層部を走る銀座線だけに、わずかの階段を上がれば地上に到達する。するとそこには下町の楽園であるネオンサインが、鈍い紅緋色で頭上から光を放つ。
まずはフロントで寝床のカプセルを確保すると、萌ゆるような緑色の脱衣ロッカーに身にまとった全てを収めた。直前まで酒を飲んでいたのでサウナには入らず、軽めの入浴だけにとどめたが、すでに幾セットかこなしていたMon湯氏と軽く挨拶を交わし定刻通りにレストランで合流。
いつもと変わらぬツマミで酒を酌み交わしながら、互いの近況報告も交わし合う。話題にあがるのは皆さんの色とりどりなサ活の話と、少しばかりの色っぽい話だ。あっという間に時は過ぎ、感染対策で短縮されたラストオーダーの深夜0時まで大いに盛り上がり解散した。
翌朝はアラームと同時に浴室へと向かい、二つ用意されたスカイブルーと淡黄色のナイロンタオルから後者を選んで身を浄めた。次に待ち受けるのは、三色あるサウナマットの選択だった。早朝の気分に合わせてグリーンを選び最上段の奥に陣取ると、目の前にはサウナストーンの説明が書かれてある。
〝当店では上富良野町十勝岳の石を使用しております〟
この文字すらも赤 黒 緑の三色に色分けられていて、スタッフさんの色彩センスの高さを感じる。それは浴室前に置かれた三色の足つぼマットや、トイレのショッキングイエローの装いにも表れている。
サウナ上がりに足を運んだ浅草では、彩り豊かな具材を衣でまとった名物かき揚げ丼を味わった。あえて色を隠すのも日本の情緒であると感じた、下町の昼下がりだった。
男
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