ドシー五反田
カプセルホテル - 東京都 品川区
カプセルホテル - 東京都 品川区
平日 晴天 通常利用
館内滞在時間 19:25 〜 20:25
入泉時間 夜の部 19:30 〜 20:20
入泉プログラム
夜の部 S(10 × 3) M シャワーG (5 × 3)
本日のビール コエドビール2缶 他
本日のメインディッシュ 〝笑い〟
早朝の熱海で信じたくないニュースが飛び込んできた。世代を超えて愛された稀代のコメディアン 志村けんさんの訃報だった。
もちろん面識はないが、志村さんを麻布十番の会員制中華居酒屋「梁山泊」で、よくお見かけしていた。会員制といっても高級店ではなく大衆的な店に、仕事仲間や芸人さんたちと頻繁に来られていた。私も知人を通じて来店するようになったが、入会審査や年会費を払ったわけではない。未だになぜ会員制の看板があったのか謎であるが、今思えばその看板を掲げることで、志村さんのような有名人も安心して寛げたのだろう。現在は惜しまれつつ閉店してしまったが、その当時〝志村けん〟が本当に世の中に存在している事に驚いたのを覚えている。
そんな事を思い出して随時更新されるネットニュースを涙ながらに読んで品川駅まで帰ってきたが、自宅に戻る前に麻布十番に立ち寄ってみた。もちろん志村さんの影はなく、ただならぬ規制で街行く人すら少ない。志村さんの死を含めた現実を理解できない自分がいて、全てを流したい思いでタクシーに飛び乗り五反田までやって来た。
不慣れなシステムに戸惑いながら地下への階段を降り、靴の脱ぎ場所すら分からない脱衣所に困惑する。周囲の人を真似て、ようやくサウナにたどり着けたが、サウナに入っても思い出すのは志村さんの事ばかりだ。本当に笑いを愛していた、あの笑顔しか思い浮かばない。〝笑われる〟のと〝笑わせる〟ことの違いを教えてくれたのも志村さんだった。彼の演じた多くのキャラクターを思い出しているだけで、あっという間に砂時計は落ちていた。
水風呂代わりの打たせ水でクールダウンを終え薄暗い階段を上がって行くと、物置のような場所にベンチが置かれてある。そこで静かに外気浴をしていても、繁華街沿いの壁の向こうからは志村さんも好きだったガールズバーのキャッチの声が聞こえてくる。不謹慎とは思いつつも私なりの弔いと信じ、目の前のガールズバーを訪れてみた。
志村さんが招いた偶然かも知れないが、カウンター越しに現れた女の子は〝天才!志村どうぶつ園〟でおなじみの「バン君」みたいな顔をしていた。実際に小学生時代のあだ名もパン君だったらしいが、嫌な思い出すらも笑いに変える彼女にも志村魂を感じた五反田の夜だった。
男
のみすぎトントゥ😎
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