レックスイン川崎
カプセルホテル - 神奈川県 川崎市
カプセルホテル - 神奈川県 川崎市
土曜日 小雨 宿泊利用
館内滞在時間 20:50 〜 翌 09:05
入泉時間 夜の部 21:00 〜 22:45
入泉時間 朝の部 07:05 〜 08:30
入泉プログラム
夜の部 S (12 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
朝の部 S (10 × 3) M (2 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 大ジョッキ3杯
本日のツマミ 肉ニラ炒め
本日のメインディッシュ 〝いつも通り〟
シャッターで閉ざされた新宿サブナードをくぐり抜けると、小さな安らぎを求めて川崎駅へと向かった。日常を奪い取られた関東圏の中で、正体の見えぬ敵と闘い続けているサウナがあった。軒並み臨時休業や営業時間短縮を余儀なくされているサウナ業界の中で、いつもと変わらない方針は本当に有難い事だ。
しっかりと事前にHPと電話で確認してから、ネット予約しておいたキャビンルームで薄手の館内着に着替えると、最上階の大浴場を目指して階段を上がった。人少ないカランと内湯を経由してサウナの扉を開けると、誰もいないが床のマットの乱れが、先程までの混雑を物語っているようだ。俗世界の騒ぎから逃れたいと、テレビから一番遠い場所に腰を下ろし i k i ストーブの前で目を閉じる。無数のストーンが生み出す熱気に身体を灼かれながら、サウナストーブの存在意義を考えていた。
こちらのサウナでは、ロウリュやアウフグースのイベントがないにもかかわらず、ストーン型の熱源が設置されている。ロウリュされる事のない i k i ストーブの使い方が何とも贅沢に思いながら、1st ラウンドの12分を終えた。掛け水して入った水風呂は、デジタル水温計の示す18℃よりも冷たく感じる。それは絶えず循環している水流のチカラだろうか、確実に全身の熱を奪っていく。
こちらの特徴でもある外気浴は、露天スペースに置かれたラタンチェアに座って乱れたリズムを落ち着かせる。都内の外気浴でのBGMとしては定番である、電車が刻むビートを遠くに聞きながら我を忘れる。
今の世の中で普段通りの3セットを堪能できた事に幸せを感じ、細心の注意を払って運営されているスタッフ方に感謝が尽きない。さらにレストランまでも通常通りの営業なので、有難く恩恵にあずかり生ビールを味わった。
翌朝の露天風呂からは、花冷えにも程がある大雪の降る街並みを見下ろして再び考えた。ここまで何事もなかったかのように営み続けている施設に感謝し、私自身も日常を失わずに暮らしていこうと思った雪まじりの川崎だった。
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