SPA銭湯ゆっこ盛岡
温浴施設 - 岩手県 盛岡市
温浴施設 - 岩手県 盛岡市
日曜日 雨天 通常利用
館内滞在時間 09:05 〜 12:55
入泉時間 昼の部 09:10 〜 10:55
入泉プログラム
昼の部 (10 × 3) M (1 × 3) G (10 × 3)
本日の生ビール 中ジョッキ3杯
本日の昼サ飯 蛤と春キャベツの塩ラーメン
本日のメインディッシュ 〝名残惜しい〟
東京駅 6:32発 東北新幹線 はやぶさ1号にて、一路東北を目指した。突然に思いついたサウナ日本一周めぐりの続きの為に、小雨がそぼ降る盛岡駅に到着した。無計画ゆえのスプリングコートでは少し肌寒いが、襟を立てて寒さを凌ぎタクシーに飛び乗った。
岩手県イキタイランキング第1位のサウナ施設は、盛岡駅から程近い高架線路沿いにあった。フロントで尋ねると通常入浴まで一時間あまりあったので、ひとまずは朝風呂料金を支払って大浴場へ向かった。
ガラス扉を開けると、浴室の中央に設置された二つの半円形の湯船が目に飛び込んできた。そのシンメトリーな造形美に目を奪われて、心までも弾む思いである。その高揚を抑える意味も含めて、まずはカランで身を浄めた。禊ぎを終えて全ての事柄をリセットした後は、半円形のシルク湯で予熱を施してから人生初の岩手サウナに足を踏み入れた。
二重扉の先には広々としたサウナベンチが設けられ、床一面には魚のウロコのようにマットが敷き詰められている。季節外れの鯉のぼりの上にでもいるような雄大な気持ちで最上段を陣取ると、地元客の岩手なまりに耳を傾けながらの 1stセット。サウナブームとは無縁のサ室は年配者が多く、話している内容が聞き取れない。テレビから流れるローカルCMも旅気分を上げてくれ、トータル3セットを満喫した。
クールダウンの水風呂は外見こそ穏やかに見えるが、凪いだ水面の下では大きく水流がうごめいていた。その効果で水温よりも冷たい印象を受け、絶えず押し寄せる水の動きに急速冷却された。その後は露天スペースに置かれたデッキチェアに座り、小雨の降る空を見上げながらの〝春雨ととのい〟を手に入れた。
その他にも多種多彩な風呂を楽しんでから館内の食事処「えびすけ」へと向かい、季節を感じさせる春限定ラーメンと生ビールで空腹を満たした。
とてもリラックスできる施設に後ろ髪を引かれながら、次なる目的地への出発時刻が迫ってきた。食事前に通常利用の料金を支払っておいたので、二階のプレミアムラウンジで少しばかりの休憩を取ってから盛岡駅へ向かうバスに乗車した。機会があれば泊まりで訪れてみたいと思える施設に、大きな未練を残した小雨の盛岡だった。
男
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