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サウナセンター鶯谷本店

カプセルホテル - 東京都台東区

のさのら

2019.11.22

3回目の訪問

平日　雨天　宿泊利用
館内滞在時間 21:55 〜翌 10:30
入泉時間夜の部 22:00 〜 23:20
入泉時間朝の部 08:20 〜 09:55
入泉プログラム
夜の部 S (10 × 3) M (1 × 2) G (10 × 2)
朝の部 S (10 × 3) M (1 × 2) G (10 × 1)
本日の生ビール中ジョッキ４杯
本日のツマミ肉野菜炒め

本日のメインディッシュ　〝ＶＩＰ〟

一生のうちに、もう二度と出逢う事のないワインを飲んでしまった。シャトーラトゥールの 1990 である。もちろん私物ではないが、縁あって飲む機会に恵まれたのだ。さすがに30年近くの時を経た名門シャトーのワインだけに、ひと口目から最後の余韻に至るまで、複雑な表情の変化を魅せてくれた。グラス一杯のワインの中だけで〝起承転結〟を感じられたのは半世紀の人生の中でも初めてだった。

そんな VIP な気分のままに、夜サ活の候補を探している時に思い出したのが「サウセン」だった。老舗サウナながらも常に進化を続けるこちらはカプセルルームを設置したばかりなのだが、そんな宿泊施設の中に〝VIP〟と名付けられたカプセルルームが満を辞して解禁となったのだ。キャンペーン期間中から気になっていただけに、今夜の VIP 気分に相応しいと思い鶯谷にやって来た。

通常のカプセルルームの奥にカーテンで仕切られたスペースにある、ワークデスクが置かれた広めの個室となっている。周囲よりも少し静かな隠れ家的な空間なので、仕事を持ち込んでも良し、漫画に読み耽るのも良いのではなかろうか。

浮かれ気分で入った深夜のサウナは静寂に満ちており、王様気分で最上段からの眺めを独り占めして下界を見渡した。安定感抜群の水風呂は絶妙なライティング効果で、今宵も月の光を跳ね返すようにキラキラと美しく輝いている。ととのいイスに腰を下ろして冷んやりとした外気を感じながら恍惚の幸せを得ると、さらなる幸福を求めてレストランへと降りていく。

王様気分を引きずったまま、ハイエンドメニューのキムチ鍋をオーダーしそうになったが、深夜だったので肉野菜炒めにランクダウンした。昨夜もたっぷりとアルコールを添加した身体を VIPルームのベッドに身を沈めた。

非常窓側の部屋だったので翌朝の太陽の光が射し込むのが心配だったが、しっかりと遮光されていて寝過ぎてしまったほどだ。朝ウナを堪能した後は、昼サ飯を求めてタクシーに乗り込んだ雨の鶯谷だった。