御船山楽園ホテル らかんの湯
ホテル・旅館 - 佐賀県 武雄市 事前予約制
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サ旅4日目の朝
いよいよ楽園ともお別れの時が迫ってきた。
昨夜の夕食直後に2人して夢の中に吸い込まれてしまったあたし達の睡眠の質は極上!パチッと目が覚め、サウナハット片手に6時には大浴場へ。
外はまだ薄暗く、気温も低い。
ゆったり露天風呂で体をあたためて、少しずつ明るくなっていく空と飛んでいく鳥たちを眺める。
さて、蒸されましょう。まずは、ほうじ茶サ室から。
薄暗いサ室に、香ばしいほうじ茶の香りが漂てる。昨日は熱波師ごっこに興じてみたが、今日はゆっくりサ室を楽しんでみる。
だって、最終日の朝なんだもん。身体にサ室の空気感をしっかり記憶させるんだ。
円形の水風呂でシャキッと引き締め、露天風呂近くにある大きな丸いととのい椅子で微睡む。きっと呆けた顔してるんだろうな。
けど、なんの問題もないのよ。なぜなら、ここは楽園なんだもん。
お次は、薬草スチームサウナへ。
先客なし。ひとりっきりの時間。薄暗いサ室にスチームがゆらゆら雲海のよう。
地下の水風呂からのフルフラのクッション椅子は、森の向こうに広がる空を眺められる。雲が流れる空は透き通る青いさ。
少し体が冷えてきたので休憩所に行って、お預け状態だった『かんころ餅』を暖炉で焼いてみる。
お初にお目にかかります。
「どーなったら食べれるの?」
「ふくらまないね。焦げちゃうよ!」
とかなんとか言いながら、頃合いを見てパクついてみる。
「うん?甘いね。お芋みたいじゃない!?」
「お餅なのに、サツマイモの味がすんね」
はい、そうです。主原料はサツマイモ。お芋の味がするに決まってます。素朴で美味しい。優しい甘さが口に広がっていきます。
乾燥みかんと塩プリンも平らげ、番茶で〆る。朝食前だけどね、いいのです。なぜなら今日は楽園ラストデーだから。
お気に入りの薪サウナへの小道を進む。
薪が燃える色とパチパチという音が耳に心地いい。
職人級に腕をあげたあたしの投げ込みロウリュウを皮切りに、あっち側でもバンバン地下水を投げ込んでくる。お陰で体感温度は急上昇。玉汗が滝のように流れて落ちます。
水風呂で浮かんで、ととのい椅子で休憩。
帰りたくない。
3セット終了したところで、サ友と時間を確認。
えっ?もう8時???楽しい時間はあっという間なのよ。
けど、まだいける!!
最後に再び、小走りでラスボス薪サウナへ。
これで最後かと思うと、切なくなる。
考えるな!右脳優位で、あたしの身体にこの空気感を染み込ませるんだ!
サウナシュラン3年連続受賞も納得がいく。拘り抜かれたこちらは、まさに楽園。ここを超えるサウナに出会えるかな?
サ友と再訪を誓う。
さよなら、楽園。
絶対また来る!
※写真はHP
女
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