アクアプレイス旭
銭湯 - 東京都 台東区
銭湯 - 東京都 台東区
某絵描きが「アクアプレイス旭」に行きたいと言う。「銭湯サウナの中でも、アトゥアトゥのアトゥ」という情報に身悶えしていたんだと思う。
「鶯谷駅から歩いて行くから」
「俺は入谷駅から向かう」
「入谷駅の前、通るよ」
「入谷駅前の交差点で待」
って返事をしようとしたら、地上に出た瞬間、携帯をいじりながら歩く絵描きがいた。
「腹減ったから麺、食ってこうよ」ということで、入谷の煮干しの名店「晴」にIN。絵描きは味玉をトッピング。たぶん、ノーマルを注文した俺に対するささやかなマウンティングだと思った。
「うまかったよ」と、肩で風を切りながら旭に向かう絵描き。その間も、人気インフルエンサーとしてツイッターのチェックは怠らない。時々、話しかけても、心ここにあらず。
目的地に着くと、いつもの「体」「シャンプー」「リンス」のお風呂セットを取り出し、浴場に向かう絵描き。
サ室に入ると、鼻孔を広げ、室内のケオリをめいっぱいに吸い込む絵描き。「す・げ・え・い・い」と、リップシンク。温度計は115度。今回は背中に絵描きのおっちゃんをはじめ、サ活にいそしむ皆々様のマナーがよいこともあってか、常時4〜5人が回転するサ室で、窮屈感や焦燥感もなく蒸される。
「平気で1日くらい入ってられそうだわ」
と、誇張しつつも旭のサ室を気に入った絵描き。「すげえよかったよ。また来たいな」と、遠い目で浴場を眺める絵描き。「はちみつレモンじゃん!」と、童心にかえって喉の渇きを潤す絵描き。番台の女子がかわいかったからか、「サ室がめっちゃいいにおいだったんですけどヒノキですか?」と問うも、声がカッスカスだったから、いまいち番台女子に伝わらず消化不良に終わった絵描き。でも、とても満足そうだった。
サ活後の一杯をすべく、赤提灯探し。「よさそうじゃん、ここ」と、入口前に置かれたメニューを覗いたら、「板わさ 800円」とか、どんだけ貴族な赤提灯。
優良店にたどり着けず徘徊していると、「やべえ。うんこ漏れそう」と、言い始める絵描き。その語気であれば、まだ大丈夫だろうと高をくくっていたら、「トイレ貸してください!」と、涙目でコンビニに押しかけるほどの便意に襲われていた絵描き。
「半分、実が出てるような気がする」——仕方ないのでチェーン店の餃子屋にすべり込むや否や、トイレに駆け込む絵描き。店内が騒々しくなかったせいか、激しいサウンドが響き渡る。トイレ脇に座っていた女性4人組の会話が停止してしまうほどの。
約10分後、満面の笑みで戻ってくる絵描き。「すげえよかったよ」——アクアプレイス旭に対するリアクションと同じだった。
男
臭いも漏れてなかった心配でならないっす。
熱くほとばしる爆音DUB MIX!ヴァイブス感じちゃうな!
自分の後にトイレ入ろうとしていた女子、警戒した顔だったな。興奮した。
UNKとすげえよかったよ2セットで吹きました。オサレなイタリアンでランチしてたのに(UNCではない)。
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