南青山 清水湯
銭湯 - 東京都 港区
銭湯 - 東京都 港区
高校時代、隣のクラスに「表(おもて)」という、人生で初めて出会う名字の女の子がいた。高身長で、常にポニーテール姿の彼女は、周囲の女子たちから「おもてっち」や「おもりん」とか、確かそんな呼ばれ方をしていた。
にしても。女子はなぜ「○○っち」というあだ名を命名したがるのか問題。小中高、思い返すだけでも、その手のあだ名が命名された女子を集めれば、平気で一国を築けるくらいの人数が集まりそうじゃない。
それはさておき。結局、高校生活で表さんとの絡みは一度もなかったけど、隣のクラスってのも相まって、学校集会なんかでは近距離になることが多々あった。
ある日、新しい生徒会を発足するにあたり、「各クラスから生徒会立候補者を選出しれ」的な全校集会のとき、表さんの前に並んでいる女子が言った。
「表さん、どう?」
というわけで行ってきました、表参道「清水湯」。いや、正確には「南青山」になるのかな。そんな土地柄ゆえ、手ぶらで行こうものなら高額請求されてしまう価格だったので、ちょっとばっかしおっかなびっくり。おすじから「銭湯に手ぶらで来るとか片腹痛し」とかまた怒られそう。
浴場の近代的なつくりは、さすが南青山。明るすぎず暗すぎず、適度な照明加減も落ち着く系。内湯に数分浸かっているだけで、脱衣所からは若僧もおっさんも老人も、湯水のごとく湧き出てくる。このままだとサ室がピンチ!
と、思ったけど、すんなり入れる。90度超えのサ室でじっくり蒸す。すると2段目中央に鎮座したおじいちゃんが、放送中のテレビ番組に苦言を呈する。「ここ最近のテレビはホントつまんねえなあ」——ケイちゃんの未来の姿を見ているようで、胸が締めつけられた。
そんな不安に駆られながらサ室を出て、水風呂へ。むしろ、水風呂が大混雑。なぜこんなに混雑四天王! と思ったんだけど、たぶんあれだ。水風呂が愛川じゃなく、八代亜紀ばりのぬるめの感(燗)だから、銭湯全体の避難所になっているのかもしれない。
数セット後、炭酸泉でシュワる。そういえば、菅義偉が自民党の新総裁になった報道で「菅新総裁」が連呼されまくってたけど、「菅新総裁」は「墾田永年私財法」ばりに語呂が良い。そういった意味で「高濃度炭酸泉」も同じ部類。
着替えて脱衣所に出て、休憩所で数十年ぶりにセブンティーンアイスを購入。って、すんげえ価格が高騰してる! おそるべし、表参道価格。
と思ったけど、しばらく食わない間に地味に値上がってた模様。そりゃそうだ。
男
㊗️🎉清水湯♨️初サ活なのに今月last5㌧㌧🐼だよー(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ しまだ隠れた愛され店だよね✨
課金するんで、表さんの続き読ませてよ!
(財)高身長ポニーテール女子振興会からも協賛。
Monさんが何味のアイスをチョイスしたか気になる木!自分も高校時代はぐっち、でしたよ😉
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