Smart Stay SHIZUKU 上野駅前
カプセルホテル - 東京都 台東区
カプセルホテル - 東京都 台東区
携帯の充電が虫の息だったので、電源を提供してくれる喫茶店を探す。こういうときに限ってド安定のルノアールが近場にない。すると目の前に純喫茶。オープン・ザ・ドアーと共に「すみません、電源を貸してもらうことって可能ですか?」と聞いたら、おばちゃん店員から「いま、そこの水槽で使ってるから貸せないねえ」と言われる。
目を向けたら、濁った水槽の中でそんなに悲しくもなさそうな非Winkな熱帯魚が泳いでいる。でも、タコ足には2つの空き。まあ、電源供給系喫茶店じゃないのは一目瞭然だし、「失礼ぶっこきました」と一礼し帰ろうとしたら、「何に使うの?」と。
「携帯の充電が死にそうなので、充電させてもらえたらなー、なんて淡い夢を抱きました」と伝えたら、「あら、使いなさいよ」と手招く。アイスコーヒーを頼んだら、「タコ足を持ってかれると思ったのよ。コンセントに差すって言ってくれたらいいのに」。
「確かにタコ足、欲しそうな顔してますもんね、俺!」とかノリノリで応えたのに「砂糖とミルクは?」と素っ気なくスルーされた。まあいい。電源確保できたしね!
店内では聴いたことがあるようなないような昭和歌謡が流れている。そして気づく、ずっと同じ女性ボーカルっぽい。「オリビアを聴きながら」が流れた瞬間、「杏里じゃね?」と、独りごちる。
「あなたの風でふくらんだ わたしの帆もたたみましょうか」——どことなく卑猥に聞こえる歌詞も杏里? と思い検索したら、「白いヨット」という曲だった。
久しぶりに耳にした「ヨット」。生まれてこの方、乗ったことないなと思いつつ、間もなく充電が完了しそうな携帯でヨットを検索したら、「ヨット(Yacht)とは西洋型の小帆船。軽量の競走艇と重量の巡航艇とがある」との説明。
ヨットのスペルを初めて知る。どう見ても初見では「ヨット」と読めない。どちらかと言えば「やっちゃった!」にしか見えない。
「真白いYachtが 彼方にキラめく/真白い三角帆を 黄昏色に染めて」——杏里の「白いヨット」が、輪をかけて卑猥に聞こえてくる。そんな黄昏色に染まった真っ白な雫を流すべく、ずっとイクイク詐欺になっていた上野駅前「Smart Stay SHIZUKU」にて、卑猥な思いをかけ流し!
サ室に残る新木のケオリ。こぢんまりとしたサ室ながら、不定期に繰り返されるオートロウリュは粋でいなせ。杏里は悲しみが止まらなかったけど、SHIZUKUのロウリュはしっかり止まった。
浴場から出て、洗面台の前でシャチョーよろしくスキンケア。アメニティもしゃれおつ。火照った顔に乳液を2プッシュ。よく見たら「ヘアミルク」って書いてある。Yacht!
男
高橋真理子はがゆい唇やUA悲しみジョニーの「破れた…を…して」も比喩的で美しいですね。ただ岡本夏生の「するNO?しないNO?」が酷すぎて「留守番電話…にすれば」という歌詞😑是非スーパーJOCKYで井出らっきょ氏がバックダンサーを務める映像でご確認くださいませ。
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