Flavor of the Mon湯

2019.12.04

5回目の訪問

渋谷のクラブに足繁く通っていたあの頃、4時前くらいに出て、「始発が動くまで1時間センチュる」というのが定番だった。もともと「センチュリー渋谷」という名称だったここは、おっさんになり、「俺たち、距離を置いたほうがいいと思うんだ……」と、クラブと疎遠になった頃、いつの間にか「カプセルホテル渋谷」に名称が変わっていた。けど、中身はまったくもって変わっていない(もしかしたら宿泊施設のほうがテコ入れされたのかもしれないけど)。

名称変更後も1時間コースでお世話になっているものの、本格的にサ活に力を注ぐようになってからは、どうも1時間は短く感じてしまう。あっという間にご延長の域。だったら、どんな時に1時間を有効利用すべきか。そう、仕事の休憩時間ですよ。メシも食わずにセンチュる。改め、カプセる。

しかも師走。やたらめったら無駄な忘年会に参加せねばならぬこのご時世、夜のサ活に注力することができない。だったら、田中邦衛よろしく「食べる前にサる!」というわけで、カプセルホテル渋谷へ。

1時間1300円って、何気に強気な設定だと思うんですよ。サ室は決してあちあちじゃないし、水風呂が愛川(a.k.a. キンキン)でもなければ、潤沢なととのいスペースがあるわけでもない。けど、妙に愛着が沸いてしまうのは、浴場の無音に尽きる。

サ室はテレビがあるのでにぎやかだけど、浴場は客がひとりもいなければ、悟りを開けるんじゃないかと思うレベルで無音。本当にここは渋谷道玄坂なんだろうかと錯覚する勢いで、無音。そこまで混雑することもないので、浴場のヘリに座ってコンパクトにととのうことができる。

大泉やサウセンの「3時間 1200円」、錦糸町ニューウイングの「2時間 1800円」、水道橋アスカの「90分 1250円」——貧乏魂がそうさせるのか、「その時間、きっちりつこうてやる!」と意気込んでしまう。そして、フルタイムでサ活ろうものなら、岬太郎ばりに「くっ! ガッツがたりない!」となりがち。そう考えると、カプセルホテル渋谷の1時間は、なんだかんだでストイックにととのえられるんですね。

退浴後、すっきりした面持ちで渋谷道玄坂に舞い戻る。そして思う、「やっぱ1時間で1300円は高ぇ……」と。

Flavor of the Mon湯さんのカプセルホテル渋谷のサ活写真

  • サウナ温度 84℃
  • 水風呂温度 18℃
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