【閉店】旭川パークホテル
ホテル・旅館 - 北海道 旭川市 宿泊者限定
ホテル・旅館 - 北海道 旭川市 宿泊者限定
激戦区旭川に現れたまだ無名の穴場新名所となるべき静寂が包み込むサウナ棟
昨年夏に新たに宿泊者限定で大浴場とは別にサウナ専用別棟が作られた丘の上にある宿泊施設で、旭川の街並みを見下ろせる品のある、そして少し老舗感もあるホテル
時間帯で男女入れ替えとなっておりそれぞれ別のサウナを楽しめる
まず前半の通称MACHIサウナはシャワー棟を抜けると野外にバレルサウナが置かれており、セルフロウリュが可能なおそらく丸々ハルビアが提供したであろうプライベート感あるサウナ室
片方は故障中とのことで樽は一つのみだったが、利用者が少なくほぼ貸切状態で、制限はあるものの日替わりアロマのシナモンリーフのロウリュを独り占め
形状のおかげかゆっくり熱気が降りてきて良い意味で甘ったるいフレグランスが堪能しつつ、メイン窓から景色を楽しめる
水シャワーで冷却後は野外のフルフラットもできるチェアで車通りもなくただ鳥の囀りと木々のざわめきのみが聞こえる真静の夕空を仰ぎながらライト目なスッキリしたととのい
そして真価が発揮されたのは後半、YAMAサウナで、薪ストーブが設置されたコンテナサウナとバレルサウナが配置されており、日も沈み粛々とした露天空間に簡素な照明がある雰囲気最高なシチュエーション
薪サウナの中は非常に暗く、最小限の座面の灯りで、外の旭川の燦然たる夜景を眺めながら蒸される
薪ストーブらしいフラットかつキツくない高温でその炎のゆらめきと焚き火の音で最高の癒し空間が演出される
こちらも自然音とロウリュの弾けた音のみが聞こえるサイレンスメディテーションの適した環境で都市部に現れたgeekのような感覚
同様に水シャワーにてしっかり冷却した後は夜空の下で美味い空気を吸いながら悠然とトランス状態に陥る
サウナ室自体はいずれも出来合いであろうものを設置した施設だが、その外気浴やロケーションのポテンシャルを十二分に活かしたこのサウナはとても市街地からほんの少し移動しただけとは思えない浮世感と特別感でもっと有名になるべきだと個人的には思う
しかし動線が悪かったり、サウナ室の質的にも水風呂のほうがベターな気がするなど、惜しい点もあるので今後の発展次第では道北を代表する名サウナになるかも
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