サウナきさらづ つぼや
温浴施設 - 千葉県 木更津市
温浴施設 - 千葉県 木更津市
92点
『スカーレット』
スピッツ第15弾シングル「スカーレット」のような、自分にとっての1つの到達点であり、貴重な存在。
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1997年1末発売のスカーレットは、天才草野正宗をして「1つの到達点」の位置付けとされている。
良歌は人生のイベントと絡み合い、ふとしたときに或いは常に情景とともに心を揺さぶるが、自分にとってスカーレットはそういう存在である。
社会人最初の赴任地は、サ活的にはニューニシノなどが有名な場所だが、地理的にも人的にも縁遠い地であり、誰よりも早く出社し、誰よりも遅くまで働きながら仕事を覚え、少ない収入で生計を立てる、心身を擦り減らす日々だった。しかし、徐々に周囲の人たちに大きな愛を注いでいただき、本当に救われた。その時期にスカーレットは発売された。
赴任を終え東京に旅立つとき、恩人の方々へ感謝を最大限伝えるよう努めたが、もっと心のありのまま全てを伝えられたのではないかという思いが残った。
新生活、住まいは千葉県の寮だった。 その頃色々回ったサウナの1つが、つぼやだった。 当時の印象はおぼろげだが、良いけど遠いなあと感じ、一度行ったきりとなった。
20年余り経ち、今年1月に再訪。
縁は不思議なもので、昨年転居した現在の住まいから徒歩数分のところに在るバス停から直通便が出ている。よし、行ってみよう。
スカーレットが「離さない」と切り出すイントロから全てがサビであるような進行を辿るのと同様、つぼやでの全てが自分の心身を心地よく包んでくれる。
温かいお迎えから始まり、体を清めた後は、115度程度で照明・香りも素敵なサ室で暖まり、広く心地よい水風呂に身を委ね、換気良好で可愛いやしの木の下の整い椅子で無になり、自由にくつろげる休憩室へと至り、精算時には既に靴を出して頂いている心配りと笑顔でクローズ。帰宅後も長い間、身体と心が満たされ続ける。
スカーレットに『崩れ落ちそうな言葉さえ ありのまま全てぶつけても 君は微笑むかな』という歌詞がある。
店主さんに、わざわざ東京からですか、東京にも良い所があるんじゃないですか、とお気遣いいただいたとき、
『ここほど満たされる所はなくて、他では代わりにならないんじゃないかな、そう感じ始めているんです』
と伝えられた。
少しはにかんだ店主の実直な姿を見て、ここに出来るだけ沢山来たい、と思った。
過去と現在が交差し、心象風景として心に刻まれる。
つぼやさんはスカーレットのように、自分にとって少しセンチメンタルで、同時に心温まる、代わりがきかない存在になっている。
男
ジョージさんにストレートに言われて店主の方もきっと嬉しかったと思いますし、きっとそう言ってくれた声を活力にこれからも赤い灯を守り続けていくのでしょうね😌
サウイイ話、素敵ですね。胸がジンワリ蒸されました。
すてき☺️
素敵サ活です💕
復活したので遅くなりましたが
色々な情景が目に浮かびます✨✨
お店とお客がいてこそ心地よい関係が生まれる。お店とはいっても結局は人なんですがね。気持ち良いお話、ありがとうございます。
スピッツ大好き。 素敵なサ活の投稿ですね。
初めまして。私はこの文章の大ファンです!定期的に読んで「ジョージさん人間じゃねぇ…」と戦々恐々としています。 今後も酒の肴に穴が開くほど読みます!ありがとうございます!!
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