金春湯
銭湯 - 東京都 品川区
銭湯 - 東京都 品川区
「早起きは三文の徳」という言葉がございますが、サウナーにとって日曜日の早起きは空いているサウナへ足を運べるという意味で、徳を得ることができます。
休日にもかかわらず朝7時に目覚めてしまい、何をしようかと考えあぐねていたところ、「開店直後の銭湯サウナならば空いているのではないか」と思考を巡らせ、はるばる大崎まで足を向かわせたわけでございます。
相手は品川区内で最もイキタイ数の多い(22年6月現在)金春湯。期待に胸膨らませ10時45分頃入場。どうやら混雑の影響か男性客は90分制になっているようです。この時点でとびきり格別のひとときに出会えそうな予感がいたします。
ボディソープやシャンプーは備え付けで、冷感でないところが非常にポイントが高かったです。冷たけりゃ良いってもんじゃないんです。
そして入るはサウナ。入った瞬間只者ではない空気に身構えます。熱い。3分以上経つともうしんどくなるんです。ただ、人数制限もあって隣の人との間隔が広いので都内のサウナの割にはサウナの熱と対話ができます。
5〜6分もすると早くも限界が訪れ、シャワーで汗を流して水風呂に入ります。水風呂は冷たいんですがなぜか入っていられる不思議な感覚でした。バイブロが無いせいなのでしょうか。というか水がどこから入っているのかもよく分からず水流すら無くてしっかり羽衣が形成されます。そうです。シャンプーだって水風呂だって「冷たけりゃ良い」ってわけじゃないんです。金春湯が評価されてる点ってこういうところなのかなとも思ったり。
そして外気浴へ。サウナの横に設置された長椅子に座ると、快楽の渦に突き落とされるのです。でも突き落とされることが嫌じゃない。突き落とされたままうまく思考が追いつかない私の脳内にふと思い浮かぶ言葉が、「早起きしてよかった」の一言です。
ふと我に返り体を見ると、あまみがしっかり出ておりました。そして隣の人の体にもあまみが。もっとサウナと水風呂の温度差の大きいサウナはたくさんありますが、こんなにはっきりとあまみが出るところも珍しい気がします。
入ってしばらくは少し混んでいたのですが、11時30分ごろになると一転してしんと静まり返っていました。開店の10時ちょうどに入り11時30分まで入っていたお客さんが多かったのでしょう。
流石は品川区で一番「イキタイ」を集めているサウナでした。今日も良いサ活でございました。金春湯さん、ありがとうございました。ただの銭湯ではない「何か」が確かに渦巻いていました。とても人気なので、混雑を避けたい方は日曜の11時30分頃の入場をおすすめいたします。
男
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