湯~ゆランドあずま
銭湯 - 東京都 豊島区
銭湯 - 東京都 豊島区
「こんばんは~、サウナお願いします!」
おかみさんから差し出されたのはタオルセットでもサウナキーでもなく、1200円。まだお金払ってすらないよ?というか、番台の周りは自分一人。
ついにサウナ入って金が取れるようになったか。サ活書き始めて苦節3ヶ月。これで名実ともにプロサウナー。いや、んなもんになりたかないけど。
「ごめんねー、間違えちゃった」
お金を受け取りに来たのは…女湯から出て来たお婆ちゃん。えっと、どうやったら自分と間違えるの。ちなみに自分はジェンダーな人でも、お婆ちゃんと同じ世代でもない。何処にでもいそうな、只のおっちゃん。まぁ、お婆ちゃんが入浴券二組買ったお釣りとは理解した。
ここに来た目的の一つは、おうち感を味わう事。女湯との仕切り壁側は、イタリアンタイルがふんだんに使われたパステルな洋風スタイル。岩盤泉や水風呂がある側は「和」。壁には浴槽に流れ込むように描かれた渓流の絵。和洋折衷を目指してデザインされた筈の浴室は…ごめん。おされしたつもりがちょっと外れたインテリアの友人宅に訪問したような空気感。40度ちょいに統一された優しいお湯と相まって、何か和む。
カランのお湯も個人的なチャームポイント。初訪問の人は何の先入感もなくケロリンにお湯を貯めて、ひと思いに頭からかぶってほしい。きっといい声が出るから!
#水風呂
針すらなく、直す気も無い温度計。体感は19度ってとこか。温冷交互浴用としてもサウナ用としても、きちんと体を冷やしてくれる優等生な水風呂。呆けた顔をしてると、脱衣場側がガラス張りなので丸見え。水風呂前に、水飲めますアピール。
#サウナ
80度くらいの、湿度高目のコンフォートサウナ。じっくりセットを繰り返す人には最適。今日は80度後半まではいかなかったので、気の向いたお風呂で軽くブーストしてから入ると良い発汗。あと、テレビの音が妙にでかい。こういうご時世じゃなきゃ、テレビ見ながら雑談とかもありな割と広々したサ室。一人か二人な部屋に、団欒してる人影たちを思い浮かべつつ。
#休憩スペース
まぁ、カランか脱衣所。脱衣所の藤椅子にバスタオル巻いて座って、扇風機の風に当たりながらテレビをぼんやりと見る、自宅の風呂上りのようなのんびり時間が寛げて好き。
遅い時間でサ室は人影まばらだけど、浴室は割と働き盛りの人達が多く、自宅に風呂もシャワーも無いように見える風貌の方は居なくて。きっと彼らにとって、わざわざここに来る時間が一日のご褒美で、今晩ぐっすり寝て明日頑張るための寛ぎの時間。そんな日常のための湯で、日常のサウナ。でもごめんね。実はひと足早く明日から連休なの。
男
情報ありがとうございます!機会を伺い潜入捜査してきます。鹿児島に良い施設が作れるように頑張ります!(99%趣味!)
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