昭和温泉
銭湯 - 兵庫県 尼崎市
銭湯 - 兵庫県 尼崎市
だって行きたくなったのさ
肩に食込むザックを本日の宿泊先にしまって身軽になって、風呂道具だけ荷物にしてJR尼崎駅。随分と建物が高い風景が北に歩くと低くなり、目的周りでは平屋になる。時代が穏やかに流れる昭和温泉。サウナのフォントからしてきっと、ナニワのあれ。サウナ代引換に体に巻くタオルを受取り服を脱いでたら、ふと目に入る元善光寺住職謹製の「つもり違いの10ケ条」。少ないようで多いのが、無駄。じっと見る、脱衣後の我が腹。
右中央寄せの湯船群の中に、幅80cm四方に白い坂田電極が一対。でもこれはその名残で、実際に流れるは揉む押す叩く摘む4種刺激のパルスマッサージ(小西製)のメーカー違い。多分坂田電気が故障した時にもう会社廃業済で、メンテ出来ずに小西に交換したパターン。電圧は、叩くのリズムに合わせて体が勝手にドラミングしやがるlv4評価。やるやん。
#おんがく
水風呂や注水口の形が昨日の福水温泉と全く同じなのも、やっぱナニワっぽい。入り口脇にタオルフックが5個付いてて番号振られてるけど、4番がなくて5個目が6番なのが愛しい。水風呂に水温計なんか無いけど、きちんとチラー付。
サ室の広さもきっちり4人分で、奥に小さなストーン式ストーブ。焼けた壁に剥ぎ取られた温度計の後が残る。上段は100度近いジリジリとした温度感。ドアの建て付けが硬めで、力を入れて良いか躊躇うと、肩にタトゥー入れた笑顔がさわやかな兄さんが、エイッと開けてくれた。その優しさ、サ室の熱以上に染みます。
微音だけど歌声はOKな音量で響くUSENは、昭和後期から平成を彩る名曲群に浸れる、お馴染み「A-06 邦楽☆ヒットパレード」。幼き頃の松っちゃん浜ちゃんも、ここで聴いてたりしたのかしら?いや、年齢的にサウナは入ってないか。
ポケベルが鳴らなくて@国武万里に、ポケベル時代って確か高校生ぐらいだったかと、年バレする回想したり、B・BLUE@BOØWYを聴きながら、昨日屋形船で宴会の葛西橋の部長さんは、やっぱヒムロックのコスプレだよねとか妄想しながら、昭和温泉と共に流れただろう時代の名曲群を味わう夕刻の時間を頂く。
堪能して上がると、さっきの兄さんも風呂上り。手拭いで水滴1つ脱衣所に落とさねえとばかりに手早く体を拭い、常連のご友人とお話した後に「お先っ」と去る姿も粋だねぇ。こういう姿に年格好は関係ないねぇと思いながらふと「銭湯すたらば人情すたる」の、田村隆一の詩が頭をよぎる。尼崎にはしっかりと人情残ってるさ。
※今日のセトリ※
ポケベルが鳴らなくて@国武万里
B・BLUE@BOØWY
愛は勝つ@KAN 等
名湯に立ちはだかる文字数の壁
圧倒的に、サウナ付き銭湯ではそれを狙って行ってますから(笑)
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