【閉店】馬橋湯 馬橋バスセンター
銭湯 - 千葉県 松戸市
銭湯 - 千葉県 松戸市
コミュニティ・バスセンター
多くの人が「きっと駅前バスロータリーのそばなんだろう」と想像膨らませ、それを裏切って来ただろう馬橋バスセンター。駅前から路地に入った場所に佇み、薪沸かしの証の白い煙が晴天に映える昼下がり。多聞に漏れず「busじゃなくてbathかいっ!」と心の中でツッコミを入れて向う入り口にはあのロゴ。
#コミュニティセントウ
東京の境南浴場(武蔵境)や第三玉の湯(神楽坂)などで見かけるこのロゴ。それは昭和高度成長期のコミュニティ崩壊に頭を悩ませた社会学者畑から東京都に提案された「コミュニティ・セントウ計画」の名残。元々銭湯を中心にしたコミュニティが多く存在してた東京銭湯に新たに集会スペースを併設したりロビーを広めに改築してコミュニティセンターにする計画で、10軒ほどのコミュニティ・セントウが当時誕生したんだとか。でも、ここは馬橋。千葉は松戸市。何故ここにこのロゴが?
#120度
日も高い内から常連さんでカランも賑わう浴室内。「こんちわっ!」の心地よい挨拶が頻繁に響く浴室には、密かにイキタイの好事家から注目を集めた「120度のサ室」。何故そんな高温を書いてしまったのか温度計を見て直ぐ分かった。入口上の温度計が120度台中盤、サ室内の温度計が120度。まぁ、古めの銭湯あるあるの温度計壊れてます問題。温度の正解を知りたければ脱衣所のサウナの設定盤に設定温度が表示されてたりするけど。
入ると常連さん二人が、昼下がりあるあるの内容書きにくい地元トーク。恐縮しかけると「上段がいいですか、下段がいいですか?」とお声がけが。話の腰折ってすまんです。上段をお願いすると、ストーブ脇に積まれたサウナマットを手渡しいただく。これを敷くルール。以降お二人とも静かに入られてた。
ストーブ脇のテレビを見るとお顔を見つめる事になるので、中央床面に12分計の代わりに置かれた普通の丸時計を眺めながら、のんびりと過ごす。体感は100度ちょい切る位か。10分も居れば全身玉汗ビッシリになる心地よいドライ。
#水風呂
蛇口から井戸水が常に注がれてるバイブラなしの水風呂は体感19度。座ってしっかり肩まで浸かれる深さもあるし足伸ばしてラッコちゃんも出来るけど、詰めて二人程度の広さなので、常連さんとタイミング重ならないように気を付けつつ。決して温くなくてトゲトゲしさがなくて、気が付いたら掌がひんやりする位長めに入れる良い水。遠赤ドライからのこの水大好き。
心地よくロビーに出ると、先ほど同室したおっちゃんと大将が談話中。しっかりコミュニティあって良い銭湯だなぁ…あ、何故馬橋に「コミュニティ・セントウ」があるのか、聞くの忘れた。
コミュニティセントウってそんな話だったんすねー🤔
そうなんですよ。で、このロゴはそのコミュニティ・セントウ計画のロゴ。実は他にも都外にコミュニティセントウを名乗る銭湯はあるけど、このロゴを使ってるのは馬橋湯だけだったり。あ、因みに真のサ室温度は90度台後半です。
そこまで行間を読み取って頂けたなら、あと一息!全国に点在するコミュニティセントウの謎と共に是非☺️ …あ、肋の負傷はサウナ入れる程度には回復しました!
回復何よりです!では年末になり過ぎない時期にまた集まろう!
「コミュニティ・セントウ計画」!詳しい経緯が初めて分かりました。ありがとうございます!風呂無しアパート住まい時代に通った今は無き「西田浴泉」さん(荻窪)には「コミカ風呂」と看板にあり、ずっと意味も分からずでしたが同じような理由なのかしらん?現在も時々見かけますよね…
あり㌧です!神奈川に多めのコミカ風呂は「コミュニティ」と「ミニカー」を合体した造語で、こちらは行政主導ではなく設計者が共通です。湯種豊富な楽しい雰囲気を表現したそうで…因みに荻窪だと藤乃湯さんが「ファミカ風呂」という派生型を名乗られてますね!
大変にお詳しいレスありがとうございます😭長年のハテナが解消されて感謝感激です😭藤乃湯さんも最終日にお邪魔して参りました。確かに!「家風呂が普及した現代の銭湯像」を考えて、そんなコンセプトを打ち出し頑張ってたような貼り紙があったのを思い出しました🙇♀️
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