地図からサウナが探せる！

栄湯

銭湯 - 東京都新宿区

まきぞう

2021.09.20

1回目の訪問

とても気になる

えごた湯から少しだけ走ると、西落合はゆげじいが支配する新宿区。練馬、中野、新宿が交差するこのエリアは本当にバラエティ豊富で面白い。

#でも突っ込みたい
とても気になる二つの事。
一つは建物名の「ニューヨークマンション」。お風呂→入浴→…だとすれば、ヤンキー二人組の各地で喧嘩を実在する銭湯巡りを織り交ぜて描いた漫画「入浴ヤンキース」と同等。二つ目はサ室の天井のお釈迦様のでべそ。狙ってやってるのか、突っ込みたいけど言っちゃいけない気持ちになるけど、気持ち良い栄湯。

白一色のタイルに包まれた浴室は、サウナ回りとか浴槽回りとか、所々で使われてるタイルが違って面白い。でもこのタイルと鮮やかなネオンが無ければ、一見してクラシカルな後付けサウナっぽく感じる昭和期銭湯の作り。この作りもトータルで狙ったものなのか、誰かコッソリと聞いて欲しい。

#でべそ
遠赤外線ストーブが入り口脇に置かれ、室温計が90度少々を示すサ室。お釈迦様は12分計はお好きではないのか、壁に据え付けの5分計砂時計が一つのみ。若干焼けてきた壁からは、そろそろ歴史を感じるにほひが。
で、天井に金色のボディにちょろっと髭を生やしたイケメンお釈迦様。割れた腹筋の下に、隠し切れないスプリンクラーと思しき出っ張り。見上げる度に「やっぱここにするしか無かったんだよな」と思ってしまう。でも少し上で乳〇にしても、もう少し下でも、お釈迦様が世俗の塊に。イケメンが見せる隙に妄想しながら過ごすと、座面が低めで体感も穏やかなサウナでの時間はあっという間。きっと哲学して欲しいサ室なんだろうけど、真面目に入れない自分。

#水風呂
体感22度ぐらい、3人で満杯ぐらいの広さ。バイブラ越しでも伝わる軟水独得の絡みついてくる感じ。足を伸ばすと反対側につくので、体を浮かべながらじっくり2分強。

#休憩スペース
足裏をガツガツ刺激されて向かう勝手口段差か、カラン。脱衣所にも椅子はあるけど濡らしたくない椅子なので、そっちで休むならバスタオルを巻いて。

#メインディッシュ
個人的には栄湯さんのメインディッシュは哲学でもネオンでもなく、アツ湯だと強く主張したい。加工軟水なのに体中に熱がブスブスぶっ刺さる高温で、絶対に44-45度はある。「やめときな？半身浴でもいいんだぜ？」と誘うような淵の腰かけに踵を返し、肩まできっちり体を沈める江戸っ子湯。サウナで仕上げてから、眉に我慢してる風情を漂わせて数分浸かってからの温冷交互浴。やめられん。

帰路は約9kmチャリ漕いで夜風に身を任せて。やっぱチャリサ活楽しい。