滝本洋平

2024.08.08

1回目の訪問

扉を開けてデッキに出て、木々の間を抜けるように下っていくと、芝生の上に置かれた2脚のLafumaリクライニングチェアが、太陽の光を浴びていた。
見たらわかる、絶対に気持ちいいやつ!

そして、めちゃくちゃ好みのビジュアルをしたコンクリート造りの建物が、木々に包まれるように佇んでいた。
古い倉庫を改修したものとのことだが、実に美しい佇まいで、ラピュタの世界観を彷彿とさせる。なんてフォトジェニックなんだろう。

サウナ室は、地元の檜がふんだんに使われていて、木の香りが広がっていた。
壁はログハウスのような設えで、天井の細工も細かく、暗めの照明も相まって抜群の雰囲気。
薪ストーブはエストニアHUUMの薪ストーブ。球形のサウナストーンが周りを包み、上部から新鮮な空気を取り込み、強い炎をつくり出す構造となっているので、揺らぐ炎がすごく美しい。

4人で入るとちょうどいいサイズで、左側が二段、右側が一段の仕様。雰囲気も質感も素晴らしく、「サウナのことをよく知っている人が作ったに違いない」というのをビンビン感じるサウナ室。
後からスタッフの方に聞いたところ、「設計した建築家の方がフィンランドに足繁く通うほどサウナが好きで……」と。
帰宅してから調べてみたところ、瀬戸内のラグジュアリー客船guntû(ガンツウ)を手がける堀部安嗣さんだった。なんと!

水風呂はすぐ横を流れる川の水を注いだ贅沢なもので、水温は20℃だったのだがぬるくて嫌なんてことは全くなく、頭まで浸けて目を瞑っていると、ぶっ飛びそうなくらい気持ちよかった。

休憩は目の前のインフィニティチェアか、少し下ったところにあるフィールドに置かれたチェアの二択。
どちらも、川のせせらぎを聞き、森を眺めながら……という最高の環境。
自然と一体になってととのうとは、まさにこういうこと。

木と水と空気に、全身で浸って、五感で味わうサウナ「風木水 FUKISUI」。
本当の贅沢とは、なんなのか?
そんなことを考えさせてくれる、素晴らしい体験だった。
絶対にまた行きたいと思わせてくれる、大好きな場所になりました!

滝本洋平さんのSatologueのサ活写真
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