りょう

真っ昼間の均衡がついに破れた。

14時過ぎでリクライニング満席。
サウナも7割くらい埋まっている。
イベントも何も無いはず。
平日昼なのに、これは一体…という感想。

別に混んでても気にしないので問題はないけれど、昼からドラクエを目にしたく無いし、若者の駄弁りも聞きたくはないというのが本音。

サウナはやはり熱くて、ロウリュ無くとも放心状態が続いた。久しぶりだった。

変わらず通い続けると思うけれど、昼の空気が少しずつ変わってきたのは確か。

埼スタバックアッパーの秋風が身体を十二分に冷やしたので、試合中からゆあみの温泉が恋しくなっていた。

夜のサウナ。

満席になるか、ならないかの一進一退の攻防が最近ずっと続いているような気がする。感覚的に若者は3割程度だった比率が最近は5割。いやそれ以上かと思うほど、ヤングマンを見かける。乱れたサ室や日本猿の風景画のような源泉を想像するに固いが、必ずしもそうではない。静かな夜もある。むしろそちらの方が多い。サウナーを黒船のように怖るる必要はない。

老若均衡が保たれている状態で、これは良い意味で、最高のバランスなのかもしれない。

寧ろゆあみの心地よさが若者にも浸透しつつあることは本当に素晴らしいことだと思います。

最近は土日も家に持ち込んだ仕事をしていたり、トラブルが発生したり、あまり気が休まることがない。今日は低気圧か何かなのか、日頃の疲れがどっと出て、ひどくやる気が出ないし、怠い。そこで午後は休むことにした。

暫くぶりの草加へ行こうと思ったが、雨が激しい。乗り換えとバスが面倒くさくなり、自宅駅を一本乗り過ごして吉川へと向かう。

サウナは6本くらいこなしたか、延々と夢遊病のように繰り返す。雨の外気浴も全然悪くない。

奥の暗い部屋で仮眠。

朝の怠さがものの見事に回復した。

昼のゆあみもまた格別。

湯治場のようにゆったりとした時間が流れている。

独りで休みたい人にとっては、サウナがどうのとか、サウナーライフが順調どうこうのではなく、ただゆっくりと深呼吸が出来るような時間と、場所が欲しいだけだと思う。

けして小説ではないビジネス本を何冊も読み、向学心高めなyoutubeを熱心に鑑賞、ともすれば発信し、ジムに通って身体を作りながら、日本を引っ張るっているつもりの人たち。その界隈で意識高くサウナに入ることが習慣付いてるというネット記事を最近、読んだ。どういうサウナ習慣なのだろうか。

その者たちの仕事は果たして楽しいのか。
きっと靴は埃ひとつなく綺麗で、先は鋭角に尖っていることだろう。

そしてサウナとはかくも敷居が高くなってしまったのか。

輩たちが、今のところは…皆無なゆあみ。気兼ねなく、心を休めさせる唯一の施設となってしまった。

きっとジジイになっても通い続けるんだろうな。