カプセルホテル&サウナ ジートピア
カプセルホテル - 千葉県 船橋市
カプセルホテル - 千葉県 船橋市
子供のころ総武線に乗って東京に向かう車内からモンシャトーというお城が見えた。
子供ながらにラブホテルの存在は知っていて、この辺りはイヤらしいものが多くて嫌だなと拒絶心をもっていた。
少し成長するとその拒絶心は方向性が変わり、昭和の独特の古臭さ、ダサさに対する嫌悪感になった。
渋谷で遊んで、代官山で服を見て(高くて買えない)、下北沢で演劇観て、原宿で女の子にクレープ奢って、歌舞伎町で震えて。
その帰りの車窓に現れるモンシャトーは千葉に帰ってきた無念の塊でもあった(当時の歌舞伎町からの帰り道に見るモンシャトーには安堵しました)。
そこからしばらく。
地元に帰ることも少なくなり、気づけばみんな車内ではスマホを見るようになったから外の存在なんか気にならなくなり、そもそもラブホごときに何とも思わなくなり。
数十年の時を経て、ここがサウナだと知る。
初めて間近でみるモンシャトー、名前はジートピアに変わっていた。
石造の趣味の悪さがこんなにも愛おしく感じるのか。
受付の女性がお美しい。
嘘なんじゃないかと思った。こんな美人がいるわけないだろう。
あの石造の、、あの趣味の悪い石造が迎える、、あの悪趣味の城みたいなサウナの、、あの船橋の、、あのイカレタ支配人が経営するサウナの受付にこんな美人がいるのか。
サウナの詳細は省きます。
書かなくてもわかるでしょ。
良いサウナと良い水風呂に出会ったときは言葉なんかいらないよ。
ケツが熱いよ。鍵も熱い。
食堂のコーラは値段上げていいからコカ・コーラにしてほしいよ(これはマジ)。
総武線で東京に帰る。
いつか、タイムマシーンが出来たなら、子供のころの自分に言ってあげたい。
大人になったらあのモンシャトーの中で、すごくキレイな女の人に出会うんだよ。
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