湯乃泉 草加健康センター
温浴施設 - 埼玉県 草加市
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海の向こうでは戦争が始まろうとしている。
私は日本国が極秘に兵器を開発しているとの情報を聞きつけ六本木から日比谷線に飛び乗った。
日比谷線はテロリストと思わしき外国人にあふれている。
眼光するどい背の高い欧米人。
音楽を聴くふりをして本部からの指令を受けているに違いない。
アジア系の女性は老人に席を譲るふりをしておそらく指紋データを採取したのだろう。
なんと恐ろしき諸外国のスパイたち。
御徒町で降りる彼らのアジトを追うのも一つの手ではあったのだが、目の前の小さな悪を撃ったところで世界は変わらない。
ぐっとこらえて草加に向かう。
地下鉄に乗ったはずなのに気が付けば外に出ている。
しまったこれではこちらの動向がトランプに筒抜けではないか。。
身を伏せながら草加駅の西口を出る。
クソっ人通りが多い。人気のない右側に移ろう。
すると私の前に一台のバスが忍び寄る。
お待ちしておりました。老龍さまがお待ちです。
謎の言葉をかけられ乗り込む。
車内はカモフラージュの老人ばかり。
とても兵器開発の施設へ向かうとは思えない。流石の手の込みようだ。
防弾ガラスに守られバスはSKCなる建物へ。
緑と赤の佇まい。旧共産党の流れをくむ組織であることは明白だ。
ここでわたしの記憶は一部途切れる。
気が付くと私は全裸で椅子に座り、すっかり整っていたのだ!!
なんてことだ、、。
うっすらと覚えている記憶。。表示よりだいぶ熱い。。熱をはがすバイブラ。
抜ける空と露天風呂の蒸気。
ヨダレの跡。
その時!そんな私の目をさます聞いたことのない謎の言葉が飛び込んできた!
爆風ロウリュ。
この言葉が響いたとたん人は恐れおののき、震え、頭をかかえ、タオルを巻き、各々の水を飲み、深呼吸をし、口に氷を咥え、密室に吸い込まれるのであった。
密室は多くの捕虜で溢れ、これから行われる残虐な儀式を前に己の無力を知り、ただ全裸で座るしかない人間の最後の姿があった。
執行人は石に水をかけ、恐らく旧ソ連が開発したのであろう兵器で蒸気を一瞬で密室にまき散らす。捕虜たちは歯をかみしめ思い思いのポーズでただ無抵抗に風を、いや熱波を受け止める。
焦げる乳首 焦げる乳首 取れた乳首 落ちた乳首!!
まさか日本政府が旧ソ連と手を組みこんな恐ろしい兵器を開発していたとは。
恐るべし!安倍政権!
しかし私は気が付いた。
一命を取りとめた捕虜たちは皆見事に整い散らかしている。
そう、SKCが開発したものは兵器などではなかったのだ。
ここは草加。埼玉のディープタウン。
世界の幸せは、ここからはじまる。
乳首と引き換えに。
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