午前中はワイドナショーで宇宙飛行士野口聡一氏のタレント顔負けのトーク力に驚嘆しながら自宅でまったり過ごす。
アポロ11号が月面着陸してから半世紀以上が経つのに、まだこんな飛び抜けた能力のある人しか宇宙に行けない。人類の力なんて大した事ないな。なんて、出来の悪い自分を正当化したりする日曜の昼下がり。

今日は都会の喧騒を離れて大船界隈とした。駅西口から歩いてサウナ。約2.5㎞。ほぼ平坦な道のりをてくてく進む。高い建造物と言えば、建設途中の高速道路くらいで、住宅街と田畑、そこに幹線道路が走る長閑な風景。
幹線道路にはそこそこの車が行き交うが、歩道では殆ど誰ともすれ違わないから、人目を気にすることもなくお気に入りの邦楽を結構な大きさで口ずさみながら歩く。こんな時、マスク越しを便利に感じる。

前回の訪問から早一年。光陰矢の如し。浴室内にTVが3台もあるのに、まさかの甲子園決勝(智辯対決)を見逃す羽目となった前回の記憶は鮮明。あれから一年も経っているのか。こんな調子だと人生なんてあっという間に終わるな。

現地に到着して今日が月に2回のロウリュ開催日と知る。しかも熱波師はあの「熱波師の仕事の流儀」でも紹介されていたレジェンド「大森熱狼」師。これまで師とはご縁が無かった。一年ぶりにぶらり訪れたこちらで、レジェンドの風を受けられるとは。ありがたや。

ここのロウリュは低温サウナ室で行われる。しかも、ここのサ室の構造は特殊で、低温サウナ室の奥に高温サウナ室がある。よって、低温サ室は、低温サ室利用者以外に高温サ室利用者も出入りする。要はそれだけ扉の開閉が多い。ただでさえ低温なのに、そこに来て更に扉が頻繁に開く。これは熱波師には中々酷な環境ではないのだろうか。
しかし、そんな環境を気にすることもなく、師は一振り一振り風をしっかり掴んで送ってくれる。振り下ろす前の「バフォッ」と言う音が力強い。単に熱さだけではない、何やら気持ちが伝わって来る風。一振り一振りがプロ魂を感じてならない。本物はどんな環境でも結果を出す。感嘆。
16時の回では、熱波師検定を受講したと言う研修生を同伴。研修生も一生懸命にタオルを振り下ろしていたが、誰がどう見てもレジェンドのそれとは違う。熱波師の技術とは一朝一夕で身につく程簡単な物では無いことを実感。研修生にはこのレジェンドと同じ側に立てたことを誇りに、これから先の大いなる飛躍を期待したい。

漆黒の炭酸温泉、天照石の寝湯、洞窟スチームサウナとハードの強みも抜群。
人生あっという間なのに、ここの滞在も輪を掛けてあっという間であった。
何かに夢中になれるのなら、あっという間の人生もそれはそれでまた良し。

歩いた距離 2.5km

焼け石にアロマ水さんの野天湯元 湯快爽快 たやのサ活写真
焼け石にアロマ水さんの野天湯元 湯快爽快 たやのサ活写真

  • サウナ温度 80℃,96℃
  • 水風呂温度 17.4℃
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