東大寺別院阿弥陀寺 石風呂
その他 - 山口県 防府市
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実に一年以上ぶりの訪問となった阿弥陀寺の石風呂。コロナ禍で中止になっていた接待も復活していたが一番の変化は年齢層だろう。
わしがこの阿弥陀寺石風呂にデビューした10年くらい前はほぼ地元の高齢者しかおらず お弁当なんかを持参しておしゃべりをしながら半日くらいをゆっくり過ごす、と言うスタイルだったが 数年前の温泉ブームでポツポツと若い人が増え始め ここ最近のサウナブームで一気に年齢層が逆転した感じかな。
この3月から入浴利用時間が11時から18時(それまでは19時まで)に変わりました。
早朝から石風呂の中で薪を焚いて、10時頃に薪や炭を掻き出し 水を撒いて石菖(だっけ?)を敷いてその上にゴサを敷いたら準備完了。そういう焚き方なんで当然 利用開始直後が1番熱くて140℃近くまで温度があって夕方くらいになると80℃くらいまで下がっていくんだとか。
ゆえにご老人たちは後半に集中するのかも知れない。
わしがやってきた昼頃は130℃くらいだったかな?それでも湿度が低いから体への負担は少なく普通のサウナに比べれば長居はできるけど 待ちが多いとそうもいかないか…
普通のサウナに比べて温度が高いので肌を守るために長袖のトレーナーやスウェットなど汗で汚れても良い服装で入浴。毛布を頭からかぶるのは汗をよく流すためでもあるけど 熱から肌と髪と服のダメージを防ぐ目的がメイン。周囲の壁に触れると化繊だと穴が開く可能性もあるんで着込む服は綿製品がベスト。
昔は数名のお年寄りが 毛布を被ったままムクロのように20分も30分も微動だにせず横たわっていて わしはその光景を見て「カタコンベってこんな感じなのかな…」と不謹慎な想いを馳せていたんだが…(個人の感想)
今日などは多い時で13名ほどが体育座りでひしめき合っていたんで横になるのは不可能だったな…久しぶりに天井から吊るされた卵を見たけど そういえば前はさつまいもなんかも入れられていたっけ。(変な冒険をするより囲炉裏の中に突っ込んだ方が確実かな?)
鎌倉時代から受け継がれた日本の古式サウナを守り続ける世話人の方にはほんとに頭が下がります。わしが地元民だったら定年後に保存会に参加してそれを生き甲斐に余生を過ごすのも面白そうだと思う…かも。
なんだかんだで約30分を3回。今回は着替えは持ってきたけどトレパンを忘れる失態を犯したんで 入浴後は汗でグダグダになったチノパンを履いたまま 近くの「和の湯」に駆け込みましたとさ。(ちなみにそこでも3セット堪能…)
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