2022.04.08 登録
[ 神奈川県 ]
期間限定のハンモック浴とシングル水風呂に
釣られて有給をとって平日サウナに。
成田空港まで4時間、連れの迎車を行ってから
綱島へ。
旅館さながらの外観に広い駐車場。
入口には大きな花とユリの香りが拡がっている。
入館を終えいざ浴場へ向かうと
すべてのロッカーに鍵がついていない。
混雑しすぎではないかと思いロッカーが
空くのを待つこと10分程度。
係員に「なにかお困り事ですか?」と
声をかけられる。
鎖骨までのワンレンセミロング、
生まれながらの女顔、華奢な身体にフレアパンツと
裸体の物色を疑われても仕方の無い外見で
あったために誰かが係員に伝えてくれたのだろう。
だがありがとう。
おかげでロッカーの仕組みに理解が及んだ。
受付で渡された鍵はバーコードキーではなく
ロッカーキーということ。
鍵のついたロッカーが空いているという
固定概念に囚われていた私の至らない点であった。
迅速に着替えを済ませていざ浴場に。
洗体を終えジャグジーに浸かり長旅の疲れを
癒しつつ下茹でをしていく。
1セット目はドライサウナ94.7℃
初回の整いを意図的に避けるために
8分で出て水風呂へ。
7.4℃という冷たさに20秒浸かる計画は破綻し
15秒で陸へと向かう。
段差に足をかけて行くも足取りが重く両足の先に滲みを感じる。
これが凍死に至る初期症状なのか、
と傷だらけの主人公を心にしながら外気浴へ。
外には数多の整いベッドが並んでおり、
外気浴には困らなそうな印象を受けた。
長旅の疲れもあり整い世界に誘われそうに
なるも踏ん張り現実世界に留まることが出来た。
2セット目もドライサウナへ。
12分→15秒で外気浴へ。
今回は期待を込めたハンモック浴。
選ばれし者のみが使用出来る唯一のハンモック。
「目を閉じれば億千の星」というものの
目を閉じればハンモックが揺れる。
目を開けると微動打にしないハンモック。
心拍と寒暖差によって錯覚を引き起こしていた。
超常現象だ。
整いという超常現象によって
ハンモックの揺れすらも感じることが出来た。
整い世界は空間への関与も可能になるということが
今回明らかになった。
最終3セット目はミスト塩サウナからの水シャワー。
見えない傷に恐れをなし塩もみをせずに
私はただ蒸されるだけの小籠包と化した。
うたた寝湯で背中に温泉を感じながら
ゆっくりと流れる時を堪能し
サ飯へのモチベーションを上げる。
今回はロースカツカレーと共に一日締めくくった。
男
[ 神奈川県 ]
本日はMy Hair is BadのAngelsリリース日ということでAngelsをお供にサウナへと。
始まりはおふろの王様瀬谷名物らしい黒湯×炭酸泉でしっかりと下茹で。
高濃度の炭酸が故に温度はぬるまに設定されているらしく、15分ほどお爺さんたちと黒湯を嗜んだ。
サウナはドライサウナ、92℃。
なんとテレビは笑ってこらえて。
ワイプには今田美桜の姿が。
ここから始まるガマン美桜。
最初は10分。
もっと長く今田美桜を見ていたい感情を抑えつつ
ワイプに今田美桜が映る度に顔を伏せ、
己との戦いを繰り広げる。
18℃近い水風呂は住めそうなほどであったものの50秒で身体を引き締めて外気浴へ。
視界の端に岩盤浴さながらの整い場を捉えつつも1セット目ということで何の変哲もない普通のイスへ。
澄んだ空気を味わう腹式呼吸。
ああ、たばこが吸いたくなるような爽快感だ。
と思いながらも健康活動真っ只中なので
感情を押さえ込み再び炭酸泉へ。
炭酸泉を終えると再び始まるガマン美桜。
2セット目は10分間。
ガマン美桜も慣れてきてむしろもう見たくないの領域に達しはじめていた。
水風呂に50秒間居を移してからの外気浴。
今回はうたた寝湯という少しお湯が流れる寝そべり湯。
脳天から流れ出る温泉の音色はもはやASMR。
夜景とASMR、視覚と聴覚の双方で整いへと着々と誘われていくが必死に堪える。
まだだ、まだだ。
母親の顔を思い出して我慢するとはよく言ったものの、今田美桜の顔を思い浮かべて整いを堪えていく。
最終セットは12分。
ガマン美桜を解禁しガッツリ美桜がはじまる。
無限にここに居たい、住みたい、買い取りたい。
彼女への思いを抑えつつ己との対話を繰り広げガッツリ美桜を挟む。
完ぺきなルーティンだった。
水風呂を終えて最後の外気浴は
すのこベッドのようなゆめみ処。
この段階の私にはもはや夢美桜処であった。
目を閉じるとそこには整い世界へと手を引く今田美桜。
彼女の手を取り成されるままに整い世界へと着陸することができた。
完璧にまで整うことのできた今田美桜の湯を後に、唐揚げカレーとポカビタを吸収して
トランスした身体でAngelsをお供に帰路につく。
今田美桜とAngelsのおかげで本日も無事整いを味わうことができ、素敵なリリース日となった。
改めましてMy Hair is Bad、Angelsのリリースおめでとうございます。
[ 東京都 ]
幸せな時間を過ごせたので初投稿。
良くないお金の動きがありそうなほどのお洒落な外観。
料亭を彷彿とさせる構えに、サイと呼んでいた名前をイロドリであると知って反省しながら頭を垂れるには少し高い暖簾だった。
初の塩サウナ、自身の身体のちいさな傷にも気づくことが出来、己と物理的にも見つめ合うことの出来る空間。
泥パックによって美とも向き合うことができ、目に滴るパックを堪えるか閉じて受け流すか、この択もまた一興なのかと思える瞑想空間だった。
初のオートロウリュ、警告音と赤い光と共に突如背中に襲いかかる熱風。
手足問わずの指先には留まらず、「何」のとは言わないが先っぽまで燃えていく修行の時が流れる。
かいた汗を糧に先を湿らせつかぬ間の休息を与えてはまた燃える。
素人なりにオートロウリュとの付き合い方を見つめる時間ができた。
小旅行に訪れたかのような露天スペースでの外気浴では暖色の照明に照らされる木々と
夜空が視覚的整いを助長し、これを毎日味わえるなら山猿になってもいいとまで真剣に考えさせられた。
その後のサ飯ではチキンカツカレーと共に初のキレトマをいただいた。
トマトとレモンなんぞ分離してしまうのではないか、味が浮くのではないかと疑いつつの注ぎの儀。
トマトジュースを入れすぎてジョッキがいっぱいになってしまう痛恨のプレイング。
トマトジュースを飲んでミスを取り返し、トマトも待ちに待ったキレートレモンの合流。
はじめてカプレーゼを食べた時のような洒落っぽさを口内に感じ、さっぱりとしつつもトマトジュースの食感がのどごしを与え
キレートレモンの酸味と炭酸を「ちょうどいい」としか表現出来ない塩梅に抑えた強走薬がそこにはあった。
ハンターのスタミナが切れない理由はこれだったのだと、強走薬とはキレトマだったのだと思い込んでしまうほどの満足感。
サウナペーペーの私の「はじめて」をたくさん捧げた森乃彩、間違いなく特別な場所になった。
帰路の車でさえも整い続け、赤信号を見る度に
オートロウリュが来るぞ、とハンドルを握りしめる幸せなドライブ。
家に着くまでが遠足とは言うが、家に着くまでサウナが味わえた素敵な夜を過ごせた。