【閉店】草津湯
銭湯 - 愛知県 名古屋市
銭湯 - 愛知県 名古屋市
大正12年に創業して、今年で100年を迎えた名古屋市港区の銭湯「草津湯」。本日24日の営業をもって、その歴史に幕を閉じます。
施設の入口前に辿り着くと、「久しぶりだね〜」とかつての常連さんと思しき方々が会話をしている光景が目に入りました。最後に入っておきたい思いがあったのかもしれません。草津湯では最後となる偶然、心にくるものがあります。
さて、施設に入って受付の女将さんに名古屋市の回数券を手渡すと、「今日は200円でいいよ」と言われました。また、100周年記念のタオルまでいただいてしまいました。最終日まで本当にお優しい。逆に申し訳なくなります。
脱衣所に入ると大勢の利用者で賑わっていました。そして、ロッカーが殆ど使用されている状態でした。浴場に入ると、カランも殆ど使用されている状況にびっくり。本当に今日で閉店か?と思うくらいの賑わい様でした。
少し待って、空いたカランでまずは洗体。ふと隣を見ると、常連さん同士がなにやら神妙な面持ちで会話していました。きっと、ここの思い出話でしんみりしているんだろうな、と思いきや、どうやらパチンコで大負けしたという話でした。何じゃそりゃ(笑)でも、こういう会話もこの銭湯では最後になります。
サウナは最終日だけあって流石に混んでいました。木壁は年季がかなり経っておりますが、長年大切にされてきたのが良くわかります。ストーブはしっかり90℃をキープしており、体感温度も同じくらいでした。
水風呂は相変わらずしっかり冷えていて、入ると思わずため息が漏れるほど素晴らしいものです。常連さんも殆どの方々がかけ水をしてから入っていて、改めてマナーの良い利用者が多い銭湯だなと感じました。ご主人といい、女将さんといい、常連さんといい、本当に優しさで溢れる銭湯だな、と改めて感じました。
長い間お疲れ様でした。
男
設備がいくら無事でも後継者がいないのはどうしようもないですね😭残念ですが、時代の流れもあり、もどかしい気持ちです😓最後に訪問できて良かった気持ちもあります🐥
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