[ 長野県 ]
帰り道サウナイキタイで調べていたら水と温泉が良さそうだった為向かうことに。
着いた途端から違和感。なんだこの看板。
ゾクゾク、ワクワク。
中に入る前から刺激される猿注意の看板と摩訶不思議なオブジェや仮面の数々。
この感覚は初めて来た夜の小道を散策する時の気持ちと一緒。
中に入るといい意味で裏切られる。
気さくな女将さんが迎えてくれた。
雑魚寝もできる見晴らしの良い食堂でじいとばあが寛いでいる。入浴/ビール/おつまみがついて1000円のセットに惹かれる。
250円の 元湯 箱山温泉 ロゴ入りフェイスタオルを購入。これがまた発達しまくっている。
箱山タオルを握りしめて脱衣所に向かう。
入口から廊下を渡る途中、東館山高山植物園のポスター『天空のお花畑にようこそ』のワンフレーズに胸が熱くなる。謎のダイエット器具やノスタルジックな座椅子も置かれている。
気になるものがありすぎてなかなか風呂場に行きつかない。
暖簾をくぐり、いざ風呂場へ。
良い。隅々まで良い。湯治場のような内湯の横におそらく昭和50年代くらいに作られたであろう小さなサウナ室がある。入るとサウナマットが吊るされている。常連さんに習い、一つ取って自ら座面に引く。
オレンジ色の薄暗い雰囲気の中。中山産業時代の温度計と天板にマジックで書かれた注意書きにそそられる。
そしてサウナ室の木がしっかり育っているからなのか温度と湿度がとてもバランス良い。外で常連さんが時折口笛を鳴らし浴室全体に心地よく反響しているのがサウナ室からも感じられる。
水風呂は山の地下水。とても優しい。絶えず蛇口から水が流れている。5分は入っていられる。冬場は相当冷たくなりそう。
露天スペースの岩に腰掛けて目を閉じる。このまま泊まりたい。『宿泊もしていますよ』、という女将さんの言葉を思い出す。
硫黄を少し含む白濁り湯に浸かっての湯通しも気持ち良い。
長居すると本当に帰れなくなりそうなので意識のあるうちに身支度を整え、女将さんが見送ってくれた。
こんなに面白く、中身は正統派なノスタルジックサウナとの出会いに感謝し帰路を直走った。
[ 長野県 ]
アベニューの朝飯に胃袋掴まれる。また行きたい。
椎茸の佃煮、
地卵かけご飯、
そして黒姫高原ヨーグルト。
これは三種の神器。
サウナ室の窪みスペースは特等席。左の窓からは山と街並みが見える。
グランクラスと名付けます。
長野の夜の街をまた散策したい。
[ 東京都 ]
この日は仕事でハプニングもありながら無事に1週間の仕事を終え、向かった先は練馬区桜台。
この地域は家からも遠くて行きにくいがいい銭湯が多いと聞く。当日同行していたサウナ好きの新人さんからの提案ですぐに久松湯へ向かうことを快諾した。
会って間もないなかからこそ裸の付き合いをすることは互いのことを知れるいい時間だ。
浴室は白を基調とした綺麗な空間。ただ綺麗なだけでなく静かで清掃も行き届いている。
中庭もある。日本庭園でガラス張りだ。なんとなくレストランメヒコのフラミンゴゾーンを思い出す。
吹き抜けの露天で外気浴もできる。しかも露天風呂は黒湯の温泉だ。
サウナ室は湿度も高く心地よい。フレッシュエアの行き来もしっかり考えられた構造で客の出入りに左右されないコンディションを感じれた。
水風呂も深くて気持ちよい。チラーもありがたい。注ぎ込む水量も多いため新鮮な水を肌で感じる。やはり水はフレッシュであればあるほど体が喜ぶ。
外気浴中、一日中緊張していたであろう新人さんのととのいフェイスを拝んで、お疲れ様と心の中で呟いた。
彼のこれからの活躍を陰ながら応援していきたい。
[ 熊本県 ]
サウナ室のベンチの傾き、天井の傾斜、湿度と熱。そして演歌と70年代歌謡。シンプルで変哲も無いサウナ室の中にしっかりと計算された良さがある。
水も軟らかい。熊本の水に初めて触れる。
館内着が浴衣なのもいい。
おばちゃんの訛りとあたたかい接客にも風情を感じる。
サウナ飯は熊本場外卸売市場へ。やはり市場は良い。観光食を感じない食堂の暖簾をくぐって現地の方達のコミュニティに少しだけお邪魔する。
[ 熊本県 ]
露天にサウナと水風呂があるのがにくい。
市街でも十分に水が良い。
サウナだけではなくこの街の夜の楽しさと言ったらなんの。
キャサリンズバーと熊本グルメを満喫。家の近くに無くて良かった。こりゃ危ない街だ。
[ 栃木県 ]
9:00PM、雷雨のなかサウナに入る
10:00PM、満点の星空で外気浴
1:00AM、レコードを聴きながらサウナ談義
5:00AM、水通し後、サウナに入る
6:00AM、日光浴で夢の中
[ 福島県 ]
こちらの施設に対して何を求めるかは人それぞれ。
腹なのか、この古風な見た目なのか、はたまだそこに集う人なのか。照明もいい。
サウナ室のテレビ音が外からも聞こえるのが良くて、まるでラジオのような感覚で聞いていられる。
欲を満たしてから道中、桃を買って関東に帰る。